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紙の本
好きな映画のことをあれこれと語るおふたりの、生き生きとして愉しそうなことったら!
2004/07/16 23:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る
脚本家の三谷幸喜さんとイラストレーターの和田誠さんが、大好きな映画のことを、「あそこは良かったよね」「そうそう。あそこで、あの俳優がああいうことするなんてねー、ひっくり返りそうになりました」てな具合に、なんだかんだと、ざっくばらんに語り明かす対談集。その映画の隅から隅まで、舐めるような感じで語っていくおふたりの会話の生き生きとして、愉しそうなこと! 聞いていると、「ああ、そういえばそんなシーンがありましたねー。わたしもあそこは、よく覚えています」なんて、話に飛び入り参加したくなる、そんな愉しさがあふれています。
本書で取り上げられている12本の映画の顔触れ、これがまた実にいいんですよ。
シドニー・ルメット監督の「十二人の怒れる男」
ビリー・ワイルダー監督の「アパートの鍵貸します」
ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の「舞踏会の手帖」
ジェームズ・ホエール監督の「フランケンシュタイン」
ジョン・マクティアナン監督の「ダイ・ハード」
シドニー・ギリアット監督の「絶壁の彼方に」
ヴィンセント・ミネリ監督の「バンド・ワゴン」
フランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」
ジョン・ラセッター監督の「トイ・ストーリー」
アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の「恐怖の報酬」
リドリー・スコット監督の「エイリアン」
アルフレッド・ヒッチコック監督の「裏窓」
「フランケンシュタイン」「絶壁の彼方に」「バンド・ワゴン」「トイ・ストーリー」の四本は見ていないので、「へえっ」「ほうっ」「面白そうだなあ」と耳を傾けるばかりでしたが、ほかの八本の映画は何度か見て楽しんだので、「あっ! そういうシーン、ありましたありました」などと記憶に蘇らせつつ、三谷さんと和田さん、おふたりの会話に親しむことができました。対談の様子を覗くように、ちょびっと引用してみようかと思ってやってみたんですが、ちょびっとどころじゃない長さの引用になってしまったので、残念だけど断念しました(笑)
その映画を見た人は、久しぶりにまた見てみようかという気持ちにさせられる、見たことのない人は、どれどれ、面白そうだから、機会があったらぜひ見てみようという気にさせられる、そういう愉しい雰囲気があふれている対談集です。
また、映画の見方や味わい方についても教えてもらったような、そんな気持ちになることができた対談集です。
これほど愉しそうに、あれこれと語ってもらえた12本の映画たちの満足そうな顔が見えるよう。語られる映画も、語るおふたりも、やり取りを聞いている映画好きの読者も、皆が皆、幸せな気分になる対談集として、ここでおすすめしてみたくなりました。
紙の本
興味が広がりました
2002/01/24 17:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の絵は和田さんが描いたものと三谷さんが描いたものがあります。判りますか?
何度映画を見ていても「こんな切り口が有ったのか」と思わせる三谷さんならではの見方。枝葉がどんどん伸びていって、映画の楽しみ方がわかってきました。ますます映画(と三谷さん)が好きになります。