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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 7件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.1
  • 出版社: 徳間書店
  • レーベル: 徳間デュアル文庫
  • サイズ:16cm/315p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-19-905031-2
文庫

紙の本

メルサスの少年 「螺旋の街」の物語 (徳間デュアル文庫)

著者 菅 浩江 (著)

【星雲賞日本長編部門(第23回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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メルサスの少年 「螺旋の街」の物語 (徳間デュアル文庫)

税込 713 6pt

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

よくあるボーイミーツガールかと思ったら

2018/07/07 19:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

厄介者の少年が謎めいた少女に会って...というありふれた物語と思ったが、大変美しい成長の物語だった。ただし、あまり登場人物に個性がない。特にメインの少女。このあたりはもっと考えて欲しかった。

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紙の本

良質、だけど…

2002/07/30 00:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:boogie - この投稿者のレビュー一覧を見る

良質のファンタジー、という言葉に尽きる。雑に見れば宮崎アニメのような雰囲気のボーイミーツガール/ビルドゥングスロマンだが、それだけにとどまっていないのは作者の少女的な言語感覚(ある意味で長野まゆみ的と言ってもいい)による部分が多いだろう。特異な舞台設定は作品の主題と明確に直結していてわかりやすい。ただ個人的に少し不満だったのが「キャラの個性が弱い」ということ。いや、弱いというか成長を急ぎすぎているというか……なにかひとつ足りない気がするのだ。類型的過ぎる、ということかもしれない。一冊にまとめずにもっと長く書いてもよかったと思うんだけどな。でもそれではダレてしまいそうだし。。
とにかく良質だという点に間違いはない。とても幸福な読書体験だった。

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紙の本

美しき菅浩江の世界

2001/10/23 21:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆずさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 各段にレベルの高い一冊だった。
 星雲賞を受賞し、菅浩江の名前を一気に知らしめた著作。
 SFファンタジー。とにかく美しいの一語に尽きる。
 舞台はメルルキサスと呼ばれる螺旋の街だ。そこは体を不可思議な生物に変化させ、子どもを生まなくなり、過去を捨てた娼婦たちが支配している。
 主人公はこの街でたった一人の少年イェノムだ。
 大人に憧れ、背伸びする少年が、一人の少女と出会うことで、真に守るべきものは何かを知っていく…という、いかにもありがちなパターンであるにもかかわらず、その精緻な文章、逞しい想像力で、飽きることのない世界が現出されている

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紙の本

是非とも読んでおきたい良質のファンタジー

2001/10/12 06:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひで - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ファンタジーというと、剣や勇者や魔法や龍といったお定まりの小道具や登場人物を並べて、さもオリジナルの世界観を形成したかのように出版される作品が後を絶たない。もちろんこういった小道具や設定はファンタジー世界を形成する上で重要なポイントであり、このジャンルの流れの一つであることは事実である。しかしながら、こういった作品の多くは、小道具を並べただけで満足した、どれも似たり寄ったりの作品であることもまた事実である。

 この背景には、このジャンルの出版媒体自体が、ライトノベルを中心とするものやゲームのノベライズを中心としたものであることが大きいのだろうし、ファンタジーはいい大人の読むものではないといった風潮もまたあるのだろう。ただ、最近では、「ハリーポッター」シリーズが、その古くさいといっても良い設定とは逆に世界中で爆発的に売れている状況があるように、良質のファンタジーであれば、受け入れられる素地がまだあることは事実であろう。

 そんな中にあって本作は、良質のファンタジーであり、SFであるといって良い作品である。螺旋状に形成された荒野の町、メルルキサス。そこは、異形の遊女が鉱石の採掘人を相手にする歓楽街。子供のできないはずのメルサスの女から生まれた少年は、唯一の街の子供として育てられていた。ある日、この街に予言者の娘、カレンシアが、トリネキシア商会の手から逃げてくる。彼女をかくまう少年だったが、この街にもトリネシアの手は伸びてきていた。

 本作の魅力の一つは、少年の成長譚であることだ。しかし、本作では少年に過酷なまでの現実を突きつけ、簡単にはハッピーエンドには持っていかない。これは、舞台となる街が厳しい環境にあって、異形の姿へと変貌し体を売ることで生計を立てることを余儀なくされた歓楽街だからなのである。その中で暮らし、戦うことになる少年は、大人の嫌な面を徹底的に見せつけられる。その中での成長物語であるが故に、読者は心動かされることになる。この設定こそ、本作の強みであり、物語に深みを与える魅力である。

 そしてもう一つが、SF出身であるからこその世界の作り方である。SFとは現実世界を作中世界に取り込み、違和感なくそこに溶け込ませることで、現実への皮肉や批判をも折り込むことの出来るジャンルである。一見すると、現実とは全くかけ離れているように見えるため、どんな厳しいことが書かれても、それを読者はすんなり受け取ってしまう。しかし、その背景には現実世界のアイロニーが秘められている。本作にもそれがある。そしてそれは、純真な少年の視点を通すことでより一層際だってくる。だからこそ、本作は、巷にあふれる意味のない小道具を並べたようなファンタジーではなく、設定そのものにも深い意味を与えられた名作となっている。

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紙の本

小さな街の大きな事件

2001/02/02 08:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちゃぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 《螺旋の街》メルルキサスは、様々な姿の女達が住む歓楽の街だった。《蝶のマダム》が統べるこの街では、毛皮を生やした者や鱗を持つ者など、人にあらざる姿を持ち、また人であった頃の記憶を持たない女達が、外の世界から訪れる客に娯楽を提供していた。そんなメルルキサスに住む孤児の少年イェノムはある日、外の世界からやって来た少女カレンシアに出会う。同じ頃、メルルキサスには私欲を追い求める商人達の手が伸びようとしていた。
 2000年に早川書房から新作の『永遠の森〜博物館惑星』を出版し、徳間書店から『〈柊の僧兵〉記』を再刊した実力派の作家、菅浩江の作品である。本作品は星雲賞日本長編部門の受賞作で、新潮文庫から出版されていた作品だったが、徳間デュアル文庫から再刊されることになった。
 同じ著者の手になる『氷結の魂』(上下)や『ゆらぎの森のシエラ』などもそうだが、菅浩江の書くファンタジー世界はとても独特だ。一般的に流布する『いわゆる剣と魔法のファンタジー』からは一線を画し、神話と土着の伝説を強く意識したような重厚で独自の世界を練り上げている。それは著者のこだわりであり、また一流の筆力に支えられた成果でもある。同氏を一流のSF作家だと思っている人、あなたは間違っている。彼女は一流のファンタジー作家でもある。
 ところで徳間書店さん、菅浩江氏に惚れ込んでいるなら、ぜひぜひ処女短編集の『雨の檻』を再刊してください。私は買います。もちろん bk1 で。

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2004/11/06 19:51

投稿元:ブクログ

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2013/05/23 17:35

投稿元:ブクログ

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