紙の本
原作の第一部から第二部まで
2020/07/19 17:05
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投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻には、原作の第一部ファンティーヌから第二部コゼットまでが収められている。縮約版だが、ジャン・ヴァルジャンの不幸な生い立ちとミリエル司教との出逢い、コゼットとの邂逅から人間的な情愛を得るまで、充分に網羅されている。
原書から抜粋された挿絵も美しい。当時の社会風俗を知る助けになる。また、読み進むうちに様々な考察を促される。パンや林檎を盗んだだけで徒刑を課される刑罰の苛酷さ。市民といさかいを起こすとファンティーヌのように貧しい弱者のほうが咎めを受ける身分格差の理不尽。かつては敵対心を抱いていたフォーシュルヴァンが、ジャン・ヴァルジャンの生涯の恩人となる不思議な巡り合わせ。
大人の読書にも合う名作である。
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≪評価≫
インパクト─A
本の厚さ─B
登場人物の濃さ─B
共感度─B
読後の成長性─A
話のスケール─C
笑い─D
暖かさ─A
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困窮と絶望の果てに罪を犯した男ジャンバルジャンが人の魂に触れ、その後他人に与えるものへと変貌する。
ナポレオン後のフランスの混乱を描いた時代背景も秀逸。
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ミュージカルの方を知っていたこともあってか読む勢いが止まらず、歩きながらも読んでました。特別勧めもしませんが、読んでみるのもわるくはなさそう。
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ジャンバルジャンのお話。
内容もとても面白くて一気によんじゃいます。名作です!
心洗われるコト間違いなしっ。
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本で読んだのは初めて。ミュージカルって、やっぱり色々飛ばしてるのですね。全然エポニーヌが出てこなかったわ…。下巻に期待。
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子供の頃、アニメで見てハマったのがきっかけ。
中学生?高校生?の時に小説を読みました。
最後まで読んだかなー?でも最後の方の記憶はあるので、読んだのかな?
機会があればもう一度ちゃんと読みたいです。
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言わずと知れたジャンバルジャンの話。
伊坂幸太郎のホワイトラビットを読んで、また読みたくなって読みました。
今読み返すと色んな発見がありますね。
有名なのは銀の燭台の所ですが、(小学校の道徳にもある)その後のジャンバルジャンの人生をみて「善と悪」について考えさせられるですよねー。
罪を犯した彼は許されるべきなのか、ジャベールの正義は善と言えるのか。私たちも現代において、間違いを犯した人を永遠に責め続けるのか、許すべきなのか。それはいいことなのか、悪いことなのか…価値観はそれぞれですが、私は信じて許せる人になりたいなあーと思いました。
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図書館で。
今度芝居を見にいこうかと思ったので一度おさらいしておこうかと借りてみました。とは言え、超長編を読む気にならずジュニア版でお茶を濁してみた。それでも結構な長さだった。
ジャン・ヴァルジャンが銀の燭台をもらう辺りぐらいまでは何度か読んだんですがこんな長い話だったとは。とは言え、燭台の辺りでもう彼は40代なんですねぇ。…波乱万丈な人生だ…。そして昔は人の移動が少ない分、流れ者とかよそ者を受け入れる土壌が育ってなかったんだなぁなんて思いました。
それにしてもコゼットの母親も不幸だなぁ。まさに「ああ、無情」。物凄くわかりやすく良い人と悪い人がわかれているからその辺りは素直に応援したり、憎むことが出来るのである意味わかりやすいお話しなのかもしれない。でもこの悪党めが!!というような輩ばかりがのさばるので正直、長編を真面目に読む気には(今の所)ならないかなぁ…
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おもしろい〜!!!
かわいそうな話もりだくさんのレミゼ
実は(もう実はってレベルじゃないけど)初読みです
劇団四季?とかがやってるイメージ
パンぬすんだらつかまった
ってところしか知りませんでした><
やむにやまれず(お腹をすかせたこどもたちのために)パンを盗んだジャン・バルジャン
つかまって脱獄4回くらい企てて
19年も牢屋にいたので
すっかりすさんで悪い奴になる
親切な牧師さんにさとされる
改心する
市長さんにまでなってみんなに尊敬されるけど
別人がつかまってしまったのでそのひとの潔白のために名乗りでる
ジャン・バルジャンの話と
母親がはたらくのに預けられた家で虐待されてこき使われる
かわいそうな女の子コゼットの話
ふたりは出会っていろいろあって
今は修道院に身を寄せて
しあわせなかんじ
下巻はどうなっちゃのかな!
おもしろいな~
それにしても、当時のパリの罪人や刑を終えて出てきたひとに対する扱いがひどすぎて泣ける・・
コゼットに対しても血も涙もなくて泣ける・・
なんなんだこの情けがないかんじ!
ああだから「ああ無情」なのか
なるほど~
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ひときれのパンを盗んだために、19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャンの波瀾に満ちた生涯を描く。19世紀前半の激動の時代に生きる人びとの群像を描く大パノラマ『レ・ミゼラブル』の少年少女版。
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恥ずかしながら『レ・ミゼラブル』って、読んだことがなかったのですよね…
かと言って、うっかり手を出すには長過ぎる…
…ということで、前に『モンテ ・クリスト伯』を読んだ、岩波少年文庫で。まずは上巻を読了。
そのときにも書きましたが、この、岩波少年文庫、「子ども向け」とあなどれません。『レ・ミゼラブル』については、本筋と関係ない歴史解説部分をカットし、ジャン・ヴルジャンの物語に絞った訳で、とても読みやすく、ストーリーに集中できます。大人が読んでも幼稚な感じがしないのが◯。岩波少年文庫全般に言えますが。
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出所後やっと泊めてもらった教会で銀器盗んで逃げ出したけど即捕まって教会に突き出されてやばいと思ったら司教さまに「良かった帰ってきてーんもー燭台もあげたのに忘れてうっかりさん☆」(意訳)って言われ改心するとこまでしか知りませんでした。そうね、↑の話でミュージカルや映画一本はもたないよね…。声に出して読みたい人名、ジャンバルジャン。
どうでもいいけど乱丁本でびっくりしました(128Pの次から145〜160Pが2回繰り返してる)ファンティーヌいきなりデレたwww
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ひと切れのパンを盗んだために、19年間ものカンゴク生活を送ることになったジャン,&-バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。
人は脆いもので、でも、強いものなんだ。
簡単に道を踏み外すし、でも、優しい人の気持ちに触れて立ち直る事も出来るということに気付かされた。
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ミュージカル観劇の予習ということで。
児童文学なのでとても読みやすかったです。
たまに、そのために結構削られている部分もあるのかなぁと思ったりもしましたが。この作品をざっと知るには十分だと思います。
貧困のためにたった一切れのパンを盗んだことから、ジャンバルジャンの人生は堕落の一方を辿ります。
牢獄は、貧困は、人をこうも変えてしまうのだなと思いました。
司教に出会えたこと、ファンティーヌ、そしてコゼットに出会えたことが彼の救いであり転機であったのだと思います。
時代背景をもっとよく知っていたら、よりおもしろいんじゃないかなと思いました。