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細雪(中公文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 73件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.6
  • 出版社: 中央公論新社
  • レーベル: 中公文庫
  • サイズ:16cm/936p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-12-200991-X
文庫

紙の本

細雪 (中公文庫)

著者 谷崎 潤一郎 (著)

【毎日出版文化賞(第1回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー73件

みんなの評価4.5

評価内訳

紙の本

ゆるりと流れる日常に女性特有の毒

2011/02/17 18:28

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きゃべつちょうちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

会話はほぼ関西弁で綴られるが、それ自体はめずらしくはない。
東京出身の谷崎がここまではんなりとしっとりと
関西弁をあやつっていることに、まず驚いた。
この作品は当局から出版妨害を受けており、そのときに
谷崎が関西へ場所を映し、ひそかに書き続けられたとも伝えられる。
四姉妹のモデルは谷崎の妻であった松子とその姉妹であるらしい。

蒔岡家の栄華は父の時代にもう枯れているのに
その残像を忘れられない四姉妹たち。
花見。蛍狩り。観劇や舞い。風流な遊びの情景。
姉妹の、色々なことに対するリアクション。
描写は細やかなのに、呼吸には無理がなく、分厚さを感じさせない。
いってみれば、お嬢さんがたの人生という長い時間の暇つぶし。
それにつき合わせられるだけなのだが、なぜか読むのをやめられない。

おもな語り手は次女の幸子である。
幸子は妹の雪子を溺愛している。(もっとも母親に似ているからだ)
一日もはやく三女の雪子の結婚が決まるように願っている。
雪子だけでなく、四女の妙子の世話も焼き、いい姉であることに努める。
見栄っ張りな幸子の本音が吐露されるのは、
四女妙子の恋人が入院するシーンと、
時がながれてその後に妙子自身が入院するシーンである。
彼女は両方とも見舞いに行くのだが
見舞ったときに幸子が感じた言葉には寒くなる。
自身は誇り高き蒔岡家から出たお嬢さまだと信じているが
心の中にはとてもつめたいものが流れている。
それが谷崎のおそろしい描写力によって暴かれるのだ。
鶴子も雪子もおっとりと描かれているが、
そのつめたいものは共通しているようにも感じられる。
それは彼女たちのふっとした会話の端々とか、
人やモノを見た感想から受け取れる。
いちばんの問題児とされる妙子は、自由奔放で忙しいが
人としての情というか温かさを
姉妹のうちで最も多く持ち合わせているふうに感じられる。
しかし彼女も女性特有の残酷さを持ち合わせている。
「細雪」という英訳できないほどのうつくしいタイトルは
彼女たちが持つつめたさを揶揄しているのだろうか。

物語の大きな柱となるのが、
雪子の婚活のゆくえと妙子の恋のゆくえ。
雪子がまるで人形のように受け身であるのに対し、
妙子は思ったらすぐ行動せずにはいられない。
静と動の鮮やかなコントラストに読者は翻弄させられる。

そして格別魅力的なキャラクターとして映るのが、
幸子の夫である定之助。冷静沈着で判断力にすぐれ、情もある。
これくらいのキレ者で愛情深い夫でなければ、
とても幸子たちには付き合っていられないのだろう。
しかし、幸子のモデルが松子夫人(と伝えられる)だとすると
定之助ってまさか谷崎本人のことなのだろうか。
それともまったく本人とは別のキャラクターを生み出したのか?
このあたりは、松子夫人の書かれた回想録を繙くのもいいかもしれない。
どちらにしろ、この本の中ではいちばんまともな人物であった。

本編を読み終えてもなお、つづきが気になるこの余韻。
これだけ読ませておきながら肩すかし的なラストシーンからは、
作者の意地悪そうな(いやらしそうな!)にやにや笑いが浮かんでくる。

上、中、下巻が一冊になり、田辺聖子の解説がつき、
装丁にはなんともいえない雰囲気があり・・・・・・。
中公文庫の「細雪」はお得である。


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紙の本

かわいいわがまま女

2007/03/08 08:11

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 あの『細雪』が一冊の文庫本になっているのを目にし、購入した。そして再読をしたが、やはりいい。
 巻末の解説で田辺聖子氏が、本作における谷崎の“大阪のおんな文化”やその根底にある“王朝文化”に対するあこがれというものを指摘されているのを読んだとき、東京人である自分がこの作品に抱いている感情をうまく言い当てられたようで、はっとさせられた。そして、そんな大阪おんなの典型として位置づけられているのが、本作の事実上の主人公雪子であり、その本質は一言でいうならば“わがままさ”である。しかし、これはただのわがままさではない。無口でおしとやかなうわべに、かぼそさ、とらえどころのなさを漂わせてている、どこか高貴なわがままさなのだ。
 このわがままさという観点から改めて作品を読み返してみると、雪子が時には明らかな性格上の欠陥を見せながらも、なんともかわいらしくユーモラスに描かれていることに気づかされる。うさぎの折れた耳を足で直してやったのを姪の悦子に作文に書かれ、それを直させる場面。お見合いの前夜、眠れない姉幸子と妹妙子のあいだで熟睡し、2人に心臓が強いとか猫のいびきのようだと評される場面。...きわめつけは最終的に彼女自身の縁談が決まったときの描写である。自分の中でははっきりと固まっているはずの結婚の承諾を、一生の問題なのにと、即答を拒む。
 「・・・翌朝、ぐずぐずに納得してはしまったものの、貞之助兄さんが一晩で決心せえと云やはるよってに、と、またしても恨めしそうに云い、微塵も嬉しそうな顔などはせず、ましてこれまでに運んでくれた人の親切を感謝するような言葉などは、間違っても洩らすことではなかった。」
 このような気位の高さはかわいいどころか、誤解されることのほうが多いのは当然だ。雪子をめぐる男たちの描写も、このわがまま女に対する寛容や理解の度合いをさまざまに映し出しており、興味深い。実家の義兄辰雄や見合い相手の多くは、彼女の性格のむずかしさに辟易するタイプである。見合い相手の一人で、人格的には温厚な好人物の橋寺も、彼女の常軌を逸した内向性には愛想をつかす。しかし、最終的にめぐりあった御牧は、40過ぎてもブラブラしている華族の子息だが、実にのんびりしたおおらかな人柄で、雪子の性格に対して深い理解を示す。雪子は数十回の破談にめげる様子もなく、ただマイペースを貫き、30をとうに過ぎてこの男との結婚をものにする。あたかもそれは、そんなむずかしい自分を受け入れてくれる男性が現れるのを気長に待っていたかのようである。
 もう一人、そんな彼女を最もよく理解し、かわいがっていたのは幸子の夫貞之助である。破談の決まった橋寺に送った2通の手紙には、彼の雪子のための弁明が意地らしいまでの切実な思いとなってあふれている。そこには、彼女への秘められた想いがかいま見れないこともないが、私はむしろ、大阪のおんな文化を賞賛する作者谷崎の代弁者としての役割を果たしているのだと考えたい。それは彼が幸子に語った次の言葉によく表れていよう。
 「・・・ああいう風な引っ込み思案の、電話も満足にようかけんような女性にもまたおのずからなるよさがある。それを一概に時代後れ、因循姑息という風に見んと、そういう人柄の中にある女らしさ、奥床しさというもんを認めてくれる男性もあるやろうと思う。それが分るような男でなければ、雪子ちゃんの夫になる資格はないねんな。」
 このように、新たなおもしろさを発見しての『細雪』再体験であったが、加えて中公文庫のこの全一巻本は、田村孝之助による挿絵も昭和初期の情緒を伝えており、なかなか趣きのある一冊であることも添えておきたい。

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紙の本

逝きし世の面影

2018/05/15 23:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦前の関西で、落魄しつつある蒔岡という旧家に生まれた4人の姉妹を中心に、その生活を描いた大長編。4人の中でも独身の3女である雪子がその中心で、その縁談が中核になっている。この雪子というのが無愛想で助けてもらっても礼も言わない内気で強情な性格で、ツンデレな女性である。対照的に奔放で騒ぎを起こす妙子。彼女たちの関西言葉を聞きながら優雅に噺が進むので、読んでいて退屈しない。それにしても、このつかみどころのない雪子という女性はとても魅力を感じる。

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紙の本

時は流れ、美しさは……

2011/10/05 19:23

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シヴァド・セリム - この投稿者のレビュー一覧を見る

大阪船場の旧家のお嬢さん3姉妹の物語で、
上の幸子は人の心配ばかりして、
真ん中の雪子は、美人だが、寡黙で人見知りして、
下の妙子は、自由奔放で、勝気な性格。
読んでるうちに、本の分厚さなど忘れて、
ホームドラマを見ている気分になる作品。

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紙の本

王道

2015/11/22 19:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:romi - この投稿者のレビュー一覧を見る

谷崎の最高傑作だ。ちょいとアブノーマルで変態チックな世界観が好きなので、本作は読んでいなかった。しかし、なんか気が向いたから読み始めたら、とにかく面白い。そして、キャラが魅力的。若い人も、そうでない人も、日本が生んだ天才作家の集大成を是非とも読んで頂きたい。ひとつ気になったのは、鮨屋で鯛に味の素をかけて食べるシーンだ。友達の親類がやってる鮨屋の大将が言ってたらしいが、本当にあるらしいです。

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紙の本

子育てにも通じるヒントが。

2015/11/05 10:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:crest - この投稿者のレビュー一覧を見る

谷崎潤一郎という人は人並み外れた観察眼と記憶力の持ち主だったのでしょうか、それともやはり想像力で事実の隅間を埋めているのでしょうか。姉妹の日々の行状がまるで今見てきたかのようにリアルに鮮やかに描かれているところはさすが文豪と言われる所以なのだと思いました。子沢山で東京に移り住み日々の生活で精一杯の長女夫婦に変わり余裕のある貞之助幸子夫婦が妹二人の面倒を見ているという設定でいかにも対照的な雪子と妙子、雪子は過保護気味に面倒見て来た為依存心が強く万事人任せ、妙子は周囲の迷惑など顧みず奔放に振る舞う、この辺りは案外子育てにも通じる普遍的なものがあるように思いました。大阪生まれの大阪育ちですが祖母が使っていた訛りが出てきて懐かしいような。。東京生まれの谷崎にこんなことが可能とはやはり凄いですね。

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紙の本

美しい関西弁

2015/05/04 03:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

近年の関西弁というと、大手お笑い事務所の影響もあるのだろうが、騒がしいイメージが広がってしまった。本来の上方から江戸へ下っていく上品な言葉を本書には教えられた。大阪船場の旧家の四姉妹が主人公だ。美人だが縁に恵まれない三女と自由奔放な四女に振り回される長女鶴子のセリフが印象的だ。この本を書いた谷崎潤一郎が東京出身というのも、皮肉な話だ。

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紙の本

「佳き人のよき衣つけて寄りつどふ都の嵯峨の花ざかりかな」

2002/07/31 17:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: 青 - この投稿者のレビュー一覧を見る

英語訳では『Makioka Sisters』と題されている様に、蒔岡家の姉妹たちがメイン・キャスト。
ストーリーは日常生活そのまんま。三女雪子のお見合結婚と四女妙子の恋愛結婚が対称的。「お見合い結婚」が常識だった戦後と、「恋愛結婚」が多くなった現在と比較しながら読むこともできてとても面白い。

ホントにただの日常生活なんだけど、スラスラと読めてしまう。いわゆる「昔の名作」的なものを避けていた私でも、あっという間に読めてしまった。
大阪弁の言いまわしも綺麗だし、情景の描写も美しいので、そういうところは文学・教養として勉強になるかも。
終わり方はかなり素っ気なく、「あれ、これで終わり?」という感じ。でも雪子と妙子の結婚という終止符があるにはあるから、ちゃんと計算した終わり方なのかも。「もう少し続きを読みたいなぁ」と思わせるところで切るのが、良い終わり方というものなのかも知れない。

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2004/09/24 00:57

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2004/10/25 22:59

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2005/02/18 02:52

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2005/03/14 20:49

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2005/04/04 13:48

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2010/09/17 08:16

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2006/10/16 22:42

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