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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2001/03/01
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま文庫
  • サイズ:15cm/221p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-480-03628-8

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文庫

紙の本

遠い朝の本たち (ちくま文庫)

著者 須賀 敦子 (著)

遠い朝の本たち (ちくま文庫)

税込 682 6pt

遠い朝の本たち

税込 550 5pt

遠い朝の本たち

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評価内訳

紙の本

『本たち』の物語

2009/01/05 21:26

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サムシングブルー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『遠い朝の本たち』は、須賀敦子さんの記憶の中のひとと本をめぐる16の物語です。
 この本はクリスマスに友達がプレゼントしてくれました。大切に読みました。『遠い朝の本たち』が語りかけてきます。遠い昔『小公子』のセドリック、『三銃士』のアトスに胸をときめかせていた頃を思い出しました。
 最初の物語『しげちゃんの昇天』『父ゆずり』最後の物語『赤い表紙の小さな本』がいいです。
 須賀敦子さんは昭和4年兵庫県武庫郡に三人兄弟の長女として生まれます。彼女は父ゆずりの本好き。女が本を読んでると、女はろくなことにならない、と言われた時代です。しかし、彼女は父から母から、叔母から本を贈られて育ちます。戦前戦後と青春を本とともに過ごしたなかで、彼女は同級生のしげちゃんにだれよりも影響を受けます。しげちゃんは女子大を卒業して修道女に、彼女はフランスに留学します。そして35年後に再会します。その再会場面が胸を打ちます。
 『赤い表紙の小さな本』ってどんな本だと思いますか。それは誕生日帳です。そこではしげちゃんは「しいべ」と呼ばれています。「しいべ」の誕生日3月4日に「個性を失ふといふ事は、何を失ふのにも増して淋しいもの。今のままのあなたで!」と書き綴っています。

 あなたにとって『本』とはなんですか。

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紙の本

アルバムの頁をめくるように、忘れ得ぬ本の思い出が綴られていく

2004/07/09 22:09

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る

人生のまだ「遠い朝」だった頃に出会った本たち。雪のひとひら、ひとひらが舞い落ちてきて、いつしか降り積もるように、須賀さんの心の引き出しにしまい込まれていった本たち。子供だった頃から無類の読書好きで、あれこれと本を読んでいった須賀さんが、スクリーンに投影するようにして、自分の心の糧となった本について語っていったエッセイ集です。

初めてその本に触れた時には、「なんなんだろう、これは?」と、首をかしげてしまった言葉への疑問。それがある日、「ああ、あの言葉はこういうことだったのね。いま、分かったわ」と、天啓のように脳裏にひらめくその瞬間。
初めてその本を読んだ時、ハッとさせられ、記憶の中にとどめられた本の中の文章。それら文章たちが、オルゴールの蓋を開くと音楽が鳴り出すように、再び心によみがえるその瞬間。
そうした忘れ得ぬ瞬間を、本と自分とを結ぶ思い出の数々を紡いでいった須賀さんの文章の、なんて素敵なこと。わくわくしながら、引き込まれるように、この一冊を読んでいきました。

クーリッジの『ケティー物語』の世界に夢中にさせられ、その本が取り持つ縁を語った「まがり角の本」。
アン・モロウ・リンドバーグのエッセイに心を奪われた思い出を綴った「葦の中の声」。
アントワーヌ・ド・サンテグジュペリの作品との邂逅、その文章に心を強く揺さぶられた記憶を書きとめた「星と地球のあいだで」。
ワーズワース、イェイツの詩が描き出すイメージに、「こんな美しいことがあるか」と見とれ、魅せられた「ダフォディルがきんいろにはためいて……」。
16のエッセイはどれもそれぞれ素敵ですが、格別、この四つのエッセイに惹かれるものがありました。

本をめぐるエッセイ集では、これまでは長田弘さんの『風のある生活』(講談社 1984年刊行)がとっときの一冊でしたが、本書はそれに優るとも劣らないとっときの二冊目になりました。

須賀さんの文章の見事なこと、そこに込められた思い出の生き生きと輝いていること。本を友とし、本の旅人と自他ともに認める方に、ぜひどうぞとお薦めしたい一冊です。

おしまいに、須賀さんが自分の肖像画をささっと描いたスケッチのような、そんな文章を引かせていただきます。「まがり角の本」と題されたエッセイの冒頭の文章です。

>(p.85 から)

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紙の本

魂の静寂を思わせる文章の礎となったものたち

2004/03/31 18:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ろこのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「何冊かの本が、ひとりの女の子の、すこし大げさに言えば人生の選択を左右することがある。その子は、しかし、そんなことには気づかないで、ただ、吸い込まれるように本を読んでいる。(省略)その子のなかには、本の世界が夏空の雲のように幾層にも重なって湧きあがり、その子自身がほとんど本になってしまう」

と言う書き出しではじまる「まがり角の本」の章。
幼い須賀さん自身がほとんど本になってしまうほど吸い込まれた本「ケティー物語」。北米の庭の広い家に暮らすケティーとその弟妹たちの物語。ケティーが須賀さんと同じ長女で総領だったことに親近感を覚えたという他に、庭についての想い出が重なって惹き付けてやまなかったこの本を12歳の須賀さんは愛読して終わりだったわけではない。

繰り返し読んだこの本の中に理解できない言葉「サテンの帯」(アメリカ人のいう「帯」ってなんだろう?)「車つきベッド」(一体何だろう?)、それらが須賀さんを「大きくなったら外国に行きたい」と思わしめ、「外国へ行ったらきっといろいろなことがわかるだろう」と誘(いざな)った。

つまり、冒頭の「何冊かの本が、ひとりの女の子の、すこし大げさに言えば人世の選択を左右することがある。」に至るのだった。

須賀さんが60歳に手が届くとき、長い間、実体のわからない言葉だったこの「車つきベッド」の存在をアメリカ旅行中に偶然にみつけ、ようやくその意味を知ることとなった。

50年間、この謎の言葉が「いくら窓を開けても出ていかない、しつこい煙みたいにくすぼり続けていたのを知って、私は大声をあげそうになった」と言わしめる。

1冊の本が人生の選択を左右し、深く内在しつづけ息づいていることは須賀さんにとって読書がもはや肉体の一部になっていることの証左なのであろう。

また「葦の中の声」の章では、アン・リンドバーグが指し示す「まやかしのない言葉たち、ものごとの本質をきっちりと捉えて、それ以上でもそれ以下にも書かないないという信念と、重かったり大きすぎたりする言葉を使わない」というアンの思考自体が須賀さんにとって均質なものだと吐露するに及んで、この思考はまぎれもなく須賀さん自身のものでもあることを読者は作品に伺い知ることが出来る。

人生が多くの翳りと、それと同じくらい豊かな光に満ちていることを知らなかった「遠い朝」、須賀さんが読んだ様々な本たちは、友達、弟妹、父母、叔父たちとの愛おしい思い出と紡ぎあって須賀さんという人物の陰影を深く濃いものにして私達の前にみせてくれた一冊。須賀さんが病床から推敲を加えた最晩年の作。

須賀さんの物事の本質をきっちりと捉え、それ以上でもそれ以下にも書かないない。重かったり大きすぎたりする言葉を使わない。といった自らを厳しく律した魂の静寂を思わせる文章の礎となった「遠い朝の本たち」。
本書は読者の心にいつまでも忘れ得ぬ「須賀敦子」を刻んでいく。

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紙の本

読書

2019/01/26 12:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:メイチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

ただただ読書が好きな少女が、自分と社会を結びつけるのに悩む姿に共感。それでも道を切り拓いてきたんだから須賀敦子はすごい。

須賀さんがともだちについて語るときの雰囲気が好き。ちょっとしたことがすごく印象に残ったりするんですよね。とりあえず柿をむきたくなりました。

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紙の本

不思議な「幅」の魅力

2001/10/01 19:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山田登世子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 須賀敦子の世界に入って行くには、いろいろな扉がある。ここに収められた思い出の本の数々は、それだけの数の扉だ。懐かしい本、意外な本、ああ、やっぱりと思わせる本。どれから読んでも須賀さん独特のあのひたひたと心にしみる世界に届いてゆく。だから通読するより、おもむくままに好きな本から読み始めるのがいい。
 わたしはまず《シエナの坂道》を読んだ。「神に呼ばれて」すべてを捨て、まっすぐにただ一つの坂道をのぼりつめるように生きた聖女にひかれた大学時代の須賀さんの、ただならぬ「潔さ」にやっぱりと深くうなづく。そして、パラパラ頁をめくって、次に読んだのは、《「サフランの歌」のころ》。一転、中原淳一の夢見る乙女や「少女の友」の甘いドリーム・ワールドが少女時代の愛読書だと知って、拍子抜けするような意外な気持ちになる。とともに、あまり言われてない須賀敦子の世界の「感覚性」にはっとさせられる。やすらぎや哀しみという「癒し系」の感性で愛される彼女の作品の底に、うずくように官能的でイタリア的な肉体性を感じて、どきりとさせられるのだ。少女は、夜の部屋にたちこめるミモザの匂いを「皮膚で受けとめ」、そのあと、「春」という「言葉を探りあてて」、その夜のことを深く魂のひだにたたみこむ──さりげなく書かれていながら、まぎれもなくこれは作家の啓示体験である。
 ミーハーな「少女の友」からはるかな神秘の道へ──近づきやすさとはるけさ。この不思議な「幅」こそ須賀敦子の魅力なのだと思う。(山田登世子/フランス文学者 2001.4.10)

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2012/08/17 10:36

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2012/10/18 19:33

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