イギリスナショナル・トラストを旅する

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　イギリスを旅する人をとりこにする美しい自然の風景。その素晴らしい自然を守ることに大きく貢献しているのが「ナショナル・トラスト」の存在です。この本は、ナショナル・トラストのプロパティ（保護資産・施設）の中でも、特に自然豊かな場所を訪れた紀行文。
　湖水地方やコッツウォルズなど、おなじみの場所だけでなく、ナショナル・トラスト最初のプロパティ（保護資産・施設）であるディナス・オライをはじめ、ワイト島、コーンウォールやセブンシスターズなど、あまり旅行者が訪れない場所も取り上げられています。英国料理やクリーム・ティーなどの記述も楽しく、イギリスの旅の魅力を存分に味わえます。

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掲載されているプロパティの写真がとにかく美しいです。大判で眺めたい！と思わせます。扱われているプロパティがはそれほど多くありませんが、プロパティの特徴やナショナル・トラストの歴史などが、英国を代表する詩人の作品と絡ませながら、オシャレにまとまめられています。

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ウェールズや湖水地方などの写真から、自然の風景と歴史を経た建築物との調和のようすが伝わってきます。添えられた詩は風のような立体感を与えてくれます。
憧憬を抱きました。

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ナショナルトラストの成り立ちを紹介しつつ、ナショナルトラストも一部教えてくれてる。できれば、宿の名前は知りたいけど、あえて書いてないんだろうなぁ。

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イギリスの美しい自然、それもナショナルトラストがあったがゆえに守られ続けている自然の景観を楽しめれば、と思って読んだのだけど。
数か所の景勝地が章ごとに紹介されているのだけど、なぜかすべてが詩人に結び付けられている。
確かにその時代、詩人の創作した詩作は運動のバックボーンとなったのかもしれないけど、特に詩作に興味がないので無用。
全体的に詩作と結びつけるのか、運動の骨組みを伝えるのか、観光の案内書となるのか、そのバランスが悪くてどれでもない。
作者がよく旅行しているがゆえに、散文的に魅力が伝えられるだけで一貫性もないし、旅行の資料にもならない。
文章にもあまり魅力が感じられなかった。
パラパラ美しい景色を見るだけならいいかもしれない。