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紙の本
ぶたぶたさんと友達になりたい。
2015/12/19 23:23
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山崎ぶたぶた氏。バレーボールくらいのピンクのブタのぬいぐるみ。
ぷにぷにした感触、ビーズの点目、片耳が折れてる。
思わず抱きしめたくなるような可愛い見た目。
だが、心はれっきとした人。しかも中年男性…!?
いつも穏やかで、こんな友達が欲しい。
紙の本
かわいいだけじゃありません!!胸がじんわりする感動も…
2001/09/15 12:32
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投稿者:あき - この投稿者のレビュー一覧を見る
意志をもって動く、可愛いピンクのぶたのぬいぐるみ。名前は「山崎ぶたぶた」。ある時は一流料理店のシェフだったり、またある時はベビーシッターだったり、タクシーの運転手だったり…。神出鬼没のぶたぶたは、現れる場所に幸福をふりまきます。
「星新一 ショートショート大将」を受賞!! かわいいだけじゃない、暖かさと感動をもったショートショートです。
私、最初はとにかくコメディなのかと思っていました。でも…確かにコメディはコメディなんですが、しっかり、感動とホロ苦い部分を押さえているんで驚きました。動くぶたのぬいぐるみなのに、なぜホロ苦いのかって疑問に思う方もいるでしょうが、とにかく、人間臭いんですよ。
とはいえ、ぶたぶたはあくまでも善良。この人(?)は天使?? って思うぐらいの善良っぷり。人間臭いのは、それに関わってくる人たち。
思いっきり普通の、本当にどこにでもいるような等身大の人間たちが、ごくごく普通の悩みを抱えてぶたぶたに関わるんです。そして、接しているうちに、いつの間にか癒されて…という展開。
特に私が気に入ったのは、ぶたぶたが「殺られ屋」になる話。「誰かに殺意を抱いたときに依頼してください」というもので、本当にその人が誰かを殺そうとした瞬間、ぶたぶたが飛び出して身代わりになるんですね。でも、ぬいぐるみだから死にはしない…。それでも、ぶたぶたの善良さを知っている依頼人は、例え死ななくてもひどく後悔するんです。そして、二度と殺意などという感情は抱かないようにと願うんです。結構シビアな内容じゃないですか??
こんな感じで、ひとつひとつの話が割としっかりとした意味を持っていて面白かったです。
紙の本
ぶたぶたにそばに居て欲しい
2003/06/03 14:29
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投稿者:sekt - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の登場人物に嫉妬してしまいそう。
いいなあ、出会った人たちって、若くて美人の奥様なんて羨望の的だ。
だって、毎日一緒だなんてずるいじゃないですか。
少しわけてもらいたいです、ぶたぶたさんと一緒に居る時間を。
読了後、ほんわかとあったかい気持ちになるのはぶたぶたの愛らしさでしょうか?
各編とも必ずしもあったかい場面を描いているわけでなく、どちらかというと、ちょっと隙間風の吹く縁だとか状況なんですが。
最終話にいたっては、直接的には登場してないのに、なんでここまでできるの!!
という終り方です。
紙の本
癒し系
2001/06/01 23:45
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投稿者:ヤスフミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今流行りの「癒し系」とでも言えばいいのだろうか。小説で癒しなどできるのかと思われるかもしれないが、『ぶたぶた』を読めば心が安らぐことは間違いない。
ピンクのぶたのぬいぐるみが動くとか、ぬいぐるみが喋るとか、ぬいぐるみが食べるとか、飲むとか、本書では不思議なことがいろいろあるが、そんなことはひとまず置いておけばいい。読んでみれば面白さが分かるはず。短編集なので、本屋で一編だけ立ち読みしてから買うかどうか決めるのもいいかもしれない。だが、その一編を読んだ時点で、あなたはもう『ぶたぶた』の虜なのだ。もう逃れられない。
紙の本
もしかするとどこかで
2001/05/18 17:08
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投稿者:かずめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私たちも「ぶたぶた」に会うのかもしれない。臨時代理のベビー・シッターの彼に。タクシーの運転手の彼に。パソコンを操って営業している彼に。あるいは美味しいフランス料理を堪能した後、ふと開いた厨房のドアの向こうでフライパンを操っている彼に。または人気のない季節はずれの遊園地のプールで、ちょっとくたびれて座っている彼に。
こんなことあるわけないじゃん、と片づけるのは簡単だが。あるのかもと思うとなんとなく楽しくなる。
ところで私も彼に遭った。昨年の12月、原宿のファンシーショップでのことだ。なんだかしぼんで疲れた様子で座っていた。呼びかけたものの返答はなく、放っておけなくなって、所定の手続きの上で自宅に連れて帰った。
もしかしたら内偵中だったのかもしれないが、未だに彼が動く様子はない。眠っているのかも知れない。まあそれはそれでもいいのだけど。
彼はぶたぶた。ぬいぐるみだけど生きている、精神は多分、中年の男性。それでいいのだ。
紙の本
紫のひよこ的感覚
2001/08/27 08:13
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投稿者:にむまむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
縁日等で昔カラースプレーで着色して紫だの 赤だのいろいろなひよこがうられていたが、非日常の不思議感覚はまさに絶対にありえないからこその面白みなのでしょうか?? 日常の生活にスパイスとしての豚の存在は非常に大きいと思う。物語の展開も意気込むこともなく、うまく世界に入り込め、和み系の一冊なのではないかと思います。豚や亀等はなかなか題材として難しいものなのでしょうが、続きの楽しみな一冊でした。