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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.4
  • 出版社: 東海大学出版会
  • サイズ:22cm/660p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-486-01543-6
  • 国内送料無料

紙の本

ベルツ日本文化論集

著者 エルヴィン・ベルツ (著),若林 操子 (編訳),山口 静一 (ほか訳)

ベルツ博士ゆかりの草津と生誕の地ドイツで発見された遺稿文献が、「知の巨人」ベルツ博士の全体像を照射する。膨大な資料とそのフィールドワークの成果をまとめた講演草稿・学術論文...

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ベルツ日本文化論集

税込 7,700 70pt

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商品説明

ベルツ博士ゆかりの草津と生誕の地ドイツで発見された遺稿文献が、「知の巨人」ベルツ博士の全体像を照射する。膨大な資料とそのフィールドワークの成果をまとめた講演草稿・学術論文から37編を所収。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

エルヴィン・ベルツ

略歴
〈ベルツ〉1849〜1913年。南ドイツ、ビーティヒハイムに生まれる。大学で内科学を学び来日。東京医学校の教師を務めた後、帝国大学医科大学名誉教師。

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紙の本

2つの文化をまたぐ人間学者ベルツの百年先への贈物

2001/06/15 22:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:海野弘 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ベルツは明治に日本にやってきて西洋医学を伝えるとともに、日本文化を西洋に伝えた。そして日本に対して貴重な忠告をしたのだが、日本政府は、それをなんと百年も無視してきた。これはまさに政府と大学の陰謀である。私はこの本を読んで、はじめて知った。

 ベルツといえば、岩波文庫に入っている『ベルツの日記』は私の愛読書だ。明治の日本をいきいきと語ってくれる。特に、日本の女性のことがよくわかる。たとえば、彼女たちがどんなふうに生花を立てていたか、といったことをこれほどくわしく伝えてくれる記録は他に見たことがない。
 彼は医者であるだけでなく、人類学・民族学の研究者であった。江戸時代に来たシーボルトもそうであったが、昔の医者は、身体を癒すだけでなく、人間への広い洞察を持っていたようだ。この本はベルツの人類学・民族学の論文を集めたものである。東アジアの諸民族の歴史、日本文化と社会、近代日本と世界、病いと近代の四部に分けられている。


 ここで彼の略歴を紹介すると、一八四九年に南ドイツに生れた。ライプツィヒ大学で内科学を学び、医学博士となった。一八七六年日本に来て、東京医学校で教えた。一八八〇年にはマイヤー百科事典に「日本」の項目を書いた。一八八八年には荒井むつ(ハナ)と結婚した。日記にはハナとの生活がこまやかに語られている。東京帝国大学で教え、一九〇五年にはドイツに帰るが、一九〇七年、再度日本に招かれた。その後、人類学の調査でヨーロッパ各地をまわるが、病いのため一九一三年に没している。

 ここに集められた文化論はどれも味わい深いが、とてもここでくわしく論じることはむずかしい。アジアや日本の女性への視点がすばらしいとだけいっおこう。
 そしてはじめにのべた、ベルツの忠告についてだけ触れておきたい。私はこの本でそれをはじめて知った。「病いと近代」の章に「ハンセン氏病について」という文章が入っている。「私はハンセン氏病全般について、どうしてもひと言申し上げておかなければなりません。というのも、この病気についての私の経験は多くの点で通説とは相容れないからです。」ベルツはこういっている。ハンセン氏病が感染性があるという通説を批判しているのである。彼はハンセン氏病の患者を隔離しないであつかってきた。
 私があっと思ったのは、二〇〇一年に、この問題がテレビで報道されているからだ。あやまった通説のため、患者はつい最近まで差別を受けてきた。その賠償を求める人たちに小泉首相もおよび腰だ。

 ベルツはハンセン氏病患者を隔離すべきでないと百年以上前にいい、日本政府にもそう要請した。しかし日本政府はそれを無視し、一九九六年まで隔離をつづけたのだ。この本は二〇〇一年に訳され、ベルツの忠告を無視した医学界と政府の陰謀を暴いたのである。 (bk1ブックナビゲーター:海野弘/評論家 2001.06.16)

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