- カテゴリ:幼児 小学生
- 発売日:1977/05/25
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:25×32cm/1冊
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:4-8340-0545-3
紙の本
ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん 新版 (世界傑作絵本シリーズ スウェーデンの絵本)
著者 エルサ・ベスコフ (さく・え),おのでら ゆりこ (やく)
森へブルーベリーを摘みに出かけたプッテは、小人にブルーベリーの国へ案内されます。小人になったプッテの楽しい冒険が、美しくあたたかい絵で描かれます。【本の内容】
ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん 新版 (世界傑作絵本シリーズ スウェーデンの絵本)
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著者紹介
エルサ・ベスコフ
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- エルサ・ベスコフ
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紙の本
あっという間に過ぎてゆく子ども時代にぜひ読んであげたい絵本
2011/07/28 20:16
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mieko - この投稿者のレビュー一覧を見る
エルサ・ベスコフ(1874~1953)というスウェーデンの作家の作品の中で初めて出会ったのは『ペレのあたらしいふく』という絵本でした。薄いブルーを基調としたやさしい色遣いの表紙と、自分の新しい服を作るために、飼っている羊の毛を刈り、その毛が色々な人たちの手によって新しい服に仕上がっていくという物語は、素朴で味わい深く好きな絵本です。同じ頃、図書館で『ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん』に出会ったのですが、その時の感激というかショックは10年たった今でも覚えています。長男が4~5歳のころで、丁度親子して絵本に夢中になり始めていたので、「なんで、今までこの本を知らなかったのだろう!」と悔しい気持ちになったほどでした。
ぜひ自分の手元に置いて、日々の子どもとの生活の中でこの本を読みたいと思い書店に行ったのですが、どこを探しても見つからない。どうやら絶版になっていたらしいのです。図書館で借りるよりほかに読むことができないので、しょっちゅう借りていました。そんな時、福音館書店から『ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん』が再版されることになったので、すぐに買いました。再版にありがちな「以前の絵の色と微妙に違う……」「表紙の手触りが微妙に違う……」という問題はあったものの、それでも手元に置いていつでもこの絵を見ることができるというのは喜びでした。
この絵本が再版されてからすぐに(2001年~)、過去に出版されていた作品が次々に出版社が変わって再版されたり、未邦訳だったものが出版され、ベスコフブームともいうような現象がおこった記憶があります。
さて、物語の内容です。
プッテという男の子が、ブルーベリーとこけももを摘んでお母さんの誕生日プレゼントにしようと、小さな籠を二つ持ち森へ行きました。プッテはあちこち探してまわりましたが、ブルーベリーもこけももも全然見つけることができません。途方に暮れたプッテは、切り株に腰かけて泣き出してしまいました。するとプッテの足元に小人のおじいさんが現れたのです。そのおじいさんは、ブルーベリー森の王さまでした。王様はプッテを自分の国に誘いました。王様が杖でプッテにさわると、プッテも王様と同じくらいに小さくなり、そして二人は手を繋いでブルーベリーの国に行きました。
ブルーベリーの国で、プッテは青い服を着たブルーベリーの子どもたちと一緒に熟したブルーベリーを籠いっぱい摘むことができました。こけももはどうしよう、と思っているとブルーベリーの子どもたちがこけもも母さんのところに連れて行ってくれました。こけもも母さんのところでは赤い服を着た女の子たちがこけももを磨いていました。そして女の子たちはプッテのために熟したこけももを摘んでくれました。
ブルーベリーの男の子たちやこけももの女の子たちと一緒にプッテは森の中でそれはそれは楽しく過ごします。木の皮のヨットで水遊びをしたり、きれいなクモの巣を見つけてブランコ遊びをしたり、ネズミに乗って森の中を駆けたり。遊び疲れた頃、こけもも母さんが美味しいはちみつこけももを沢山出してくれたので、みんなで食べました。
プッテはまだまだここで遊んでいたいと思いましたが、王様は「お母さんが心配するからお帰り」と言って、プッテにブルーベリーとこけももの実がいっぱい入った籠を二つ持たせ、見送りました。
ふと気付くとプッテは切り株に腰をおろしていました。眠って夢でも見ていたのかと思いましたが、プッテの足元には青い実と赤い実の入った籠が置かれていたのです。
ストーリーは素朴ながら、ブルーベリー森での様子はそれはもう読み手の心をくすぐります。トカゲや蜘蛛、ナメクジ、あおむし、カタツムリ。そんな小さな森の生き物たちの姿がグロテスクではなく、それでも正確に描かれていて、森の中の湿った心地よさが伝わってきます。絵の色のトーンも優しく、それでいて鮮やかです。本を開いたとき、左側は真っ白のまま、右側のページだけに絵とストーリーが描かれているというのは、なんとも贅沢で、それゆえに読み手は右側の絵に集中することができるのです。そしてそれぞれの絵には枠があるので(それも素敵な枠)一枚一枚バラバラにして額縁に入れ部屋に飾りたくなってしまうほどです。
テレビ、ゲーム、遊園地、映画、そしてお稽古事や塾通いなど、最近の子どもの生活は忙しくて刺激的です。そんな生活の中で、ベスコフの絵本を読む時間は、親子でほっと一息つける時間ではないでしょうか。
紙の本
ベスコフの美しい絵は見るだけでも幸せになれます
2005/01/31 11:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:お引っ越し - この投稿者のレビュー一覧を見る
プッテはお母さんの誕生日にブルーベリーとこけももを摘みに森へ出かけます。そこで出会ったのはこびとのブルべーリーもりの王様。プッテも小さくなってブルーベリーもりへでかけます。まだ少し難しいかしらと思いましたが、三才の娘が大好きな本です。ピーターラビットのような細やかなベスコフの美しい絵とファンタジーな物語がこどもでも素敵に思えるのだと思います。一度絶版になっていましたが、再版され、さらに色鮮やかになって復活しています。
紙の本
夢にあふれた冒険ものがたり
2001/07/07 22:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大網さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
おかあさんの誕生日プレゼントを探しに森にでかけたプッテでしたが、ブルーベリーは全然見つからず…。そこで助けてくれるのは(ベスコフの絵本では毎度の?)小人達です。おかげで、プッテはかごいっぱいのブルーベリーとこけももを集める事が出来ました。
お母さんを喜ばせようとして小人の世界に入り、そこで夢中になっている子供の様子が活き活きと描かれています。
紙の本
大人でも
2016/12/19 17:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
おしゃれなデザインの絵本なので大人でも楽しめると思います。
紙質もいいのでゆったりとした気分でページをめくっているととても贅沢な気分になります。
紙の本
贅沢な絵本です♪
2002/02/28 22:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さなえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
お母さんの誕生日に、ブルーベリーとこけももをプレゼントしようとしたプッテは、森へ出かけましたが、なかなか見つかりません。そこへ、「ブルーベリーもり」の王様が現れて…。
一枚の紙(ページ)には片面にしか印刷されていない、つまり、見開きの右ページにしか印刷されていないという、とても贅沢な絵本ですが、紙の質も高級感が漂っており、また、どのページも芸術品と呼んでもいいほどのすばらしい絵です。
ちなみに、プッテは男の子です。
紙の本
おうさま
2015/10/24 08:09
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
お母さんの誕生日のプレゼントにブルーベリーとこけモモをプレゼントしようとポッテはブウーベリーのもりにはいります。