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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 154件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.7
  • 出版社: 角川書店
  • サイズ:20cm/340p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-04-873302-8

紙の本

ドミノ

著者 恩田 陸 (著)

迫りくるタイムリミット、もつれあう28人のマトリクス。必死の思いでかけまわる人々が入り乱れぶつかりあって倒れ始めたドミノは、もう誰にも止められない!【「TRC MARC」...

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ドミノ

税込 1,540 14pt

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商品説明

迫りくるタイムリミット、もつれあう28人のマトリクス。必死の思いでかけまわる人々が入り乱れぶつかりあって倒れ始めたドミノは、もう誰にも止められない!【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー154件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

ちなみに私が読んだのは単行本なので、装丁についてはそっちの感想を書くけれど、中味は出たばっかりの文庫も同じだよ、これぞジェットコースター

2004/03/04 20:46

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

はっきり書く。我が家で、恩田陸の評価を決定付けたのは、NHKで連ドラとなった『六番目の小夜子』(ただし、原作読んでません、ドラマが余りにもよかったので、無理して読まなくてもと思っとります)。でも、小説として夫はもとより、娘二人も絶賛するのがこの本『ドミノ』。ともかくノリのよさで言ったら、生半可なものではない。おまけに笑える。これ、いいです。

そんな『ドミノ』は分類しにくい小説だ。ユーモア・スラプスティック・コメディといってもいいし、ユーモア冒険小説、ユーモア・パニック小説と呼んでもいい。タイトルの意味は読んでのお楽しみだけれど、ユーモアのキャプションだけは外せない恩田の最高傑作。興奮して評価が先走ってしまったけれど、本のデザインはぱっとしない。

正直、初めて書店で見たとき、なんてごちゃごちゃしてるんだ、さすがの鈴木成一デザイン室でもこぎれいには纏まらなかったか、と手にしなかった。本も値段の割には、厚みがなくて340頁もあるなんて思えない。おまけに、本を開くと登場人物28名がSENGAJINの描くイラストと短いコメントで四頁にわたって紹介されている、まじかよ!である。だから読み始めるまでの印象は悪かった。こんな薄い本(340頁もあるなんて思いもしかなったしね)で、28人をうまく書き分けることができるはずがないと。

それにしても、この小説の舞台となる東京駅は、確かに分かりにくい。各ホームは並行しているけれど、メインの通路以外は何故だか上がり降りしなければいけない(サーフィンやってんじゃないって!)。中央線などは、不必要なくらい高い位置にあって、あれなら地震でやられるなと思わせるし、横須賀線なんて地獄の底にあるみたいだ。京葉線のホームなんて、はっきり言って隣駅。八重洲と丸の内というのも、なんだか分かりにくいし、おまけに銀の鈴なんて待合所、地下にあるなんてわかりゃせんだろが。鈴が改札の外から見えないだろうが、バータレガ、と思うのです。

俳句仲間のオフ会で筑波から上京した老人 吾妻俊策は、東京駅に付いたものの、待ち合わせ場所がわからず困っている。俊策を待っていた仲間の元警察官の三人組は、彼が現れないのを心配し現役そのものの顔つきで捜査を開始する。そんな東京駅に、映画の犯人あてをしているグループ、オーデションでライバルとしのぎを削った鮎川麻里花と母親たちが集まってくる。それに宅配ピザ「ぴざーや」習志野店長の市橋健児、契約書を抱えたまま房総線に閉じ込められた額賀義人が絡む。

これだけでは何がなんだか判らない? そう、この面白さは読まなければ判らない。テンポのよさに加えて、平行する事件の数の多さ、そして見事なまでに個性豊かに描き分けられた28人の登場人物たち。読み終わってすぐ長女に渡したが、読みながら噴き出している。次女にも読ませたが、数時間で読み終えてしまい「面白かった〜」と満足げな一言。

そう、ショム2のノリとでも言ったらいいのだろうか。多分、皆が好きな登場人物は同じだと思うし、誰に演じて欲しいかといえば「江角マキコ」で一致だろう。その理由は、やはり読んでもらうしかない。読み終われば、ダサい感じだったカバーまでが素晴らしく思えてくる。ちなみに、タイトルは、あのパタパタ倒れるドミノから来ている。宅配ピザやさんではない。それは「ぴざーや」。ね、わかるでしょ、恩田の意図が、うふふん。

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紙の本

バカと疾走感が走り出す!!

2003/03/31 14:41

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:モヒKING!! - この投稿者のレビュー一覧を見る

俺は最近小説ってもんを読み始めたんやけど、(まだ20冊位しか読んでない。)
この話を読み終えてまず思ったこと。それはこの本バカだなー!!ってこと。
バカやなーって思うぐらいに話が出来すぎている!!
なんやけど、不思議と話がつながるってゆ〜か、矛盾してないってゆ〜か、
今まで読んだ小説の中で明らかに一級品の疾走感なのに、話がしっかりしてる!!(スピードに話がついていってるって事)
バカなんやけどすげーってゆーのがこの『ドミノ』って本やと思う。
また、登場人物が出すぎで頭ん中ゴチャゴチャになりそうなんやけど,不思議とそんなに混乱はしなかった!!
とにかくすげーこのバカさ加減と疾走感は、ズン!と頭に入ってくるインパクトである!!
もし俺みたいに小説初心者がいたら、一見分厚い本やけども、読んでみる価値あるね!!
すぐに読めちゃうよ!! おもろい!!!

評価の方は俺は基本的に読んだ本は全部おもろいって感じるから★★★★★

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紙の本

いけてる

2002/07/06 23:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大仏 - この投稿者のレビュー一覧を見る

内容は、題名そのままである。
とにかく登場人物が多い、そして彼らがドミノ倒しのように、関わっていく。
さすが、恩田陸と言ったところか。
登場人物が多いと先に述べたが、そのことは全くストレスにはならない。
むしろ、登場人物1人1人が上手に描写されている。
ここまで細かく描写していくのに、どれほどの労力を費やしたのか。
恩田陸のファンも、まだ恩田陸を読んだことの無い人も、絶対にこの本は読むべきである。

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紙の本

伏線のドミノ倒し

2002/04/14 03:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さかな - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まず表紙をめくったところにあるイラストつきの登場人物を眺めていただきたい。実に老若男女バラエティのある人物の、それぞれの事情を魅力的に描くところからこの作品は始まる。
 ノルマ達成ぎりぎりの銀行員、爆弾を抱えたテロリスト、始めてのオフ会に向かう句会の老人、オーディションを受けたばかりの子供たち——バラッバラに配置されたまるで何の関連性もなく脈絡のない登場人物たちがパタパタと交差していく。東京駅というキーワードで綺麗に結び付けられたその瞬間の気持ち良さときたら!

 コミカルでスラップスティックで気持ちがイイ、まさにドミノ倒しを見てる感覚。恩田陸作品で論理的に一番好きです。

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紙の本

オー、マイ、ガーッ!

2001/09/15 02:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:竹井庭水 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 その保険会社員は一億円の契約が迫りピリピリしていた、その親子は崖っぷちでオーディションに挑んでいた、その学生達はミステリ連幹事長の椅子を争っていた、その老人は東京駅で道に迷っていた、その男達は東京を爆破しようとしていた…。テンパって駆け回る28人が入り乱れもつれあい、東京駅はパニック状態に…!

 一気読み。めちゃくちゃオモロイ! (絶叫)。関係ないはずの人々が、出会ったり別れたり荷物取り違えたりで干渉しあって、どんどん収拾がつかなくなっていくのが楽しすぎます。紙袋などの小道具や、「8」の字をした東京駅の構造の使い方、なにより28人(!)の見事な書き分けと、見所盛りだくさん。映像化大所望のこれぞドタバタエンターテイメント。倒れるドミノは止まらない、オーマイガッァー!

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紙の本

誰もこの連鎖を止められない

2001/08/11 01:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:政宗九 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 その日、東京駅周辺では、あらゆる運命が収束しようとしていた。
 保険会社の部長は1億円の契約書を手に東京へ向かう電車に乗っていたが、その電車が事故でストップ。今月の締めまであと一時間しかなかった。
 その会社の女子社員は、大好きなお菓子を買うために八重洲口にやって来ていた。彼女は熱血柔道少女であった。
 女優志望の少女はミュージカルの端役オーディションに挑んでいた。まさかあの常連ライバルも同じオーディションを受けるとは思ってもみなかった。
 俳句が趣味の老人はネットで知り合った仲間とのオフ会のため東京駅にやってきたが、初めての東京に右往左往し、待ち合わせ場所を勘違いしていた。
 その俳句仲間たちはみんな警察OBだった。彼らは老人「捜索」のために動き出した。
 大学ミステリ連合の学生達は、幹事長を決めるために推理勝負をしていた。映画の結末当てで決着がつかず、ホテルの喫茶店での「人間観察」勝負にもつれ込んでいた。
 若い男は彼女と別れるための口実として、美人のいとこを連れて待ち合わせ場所であるその喫茶店に入ろうとしていた。
 学生達が観た映画の監督は日本を舞台にした次回作のプロモーションのために東京にいた。同行していた配給会社の女は巫女さんでもあった。
 ……そして、過激派グループの男は自作の時限爆弾の試作品を持ってバスを降りようとしていた。と、ふとしたことからその爆弾を入れた袋が俳句老人の持つ紙袋と入れ替わってしまった……

 昔観たアニメ「トムとジェリー」に、連鎖反応を利用したギャグが時々あった。目覚ましが鳴ると部屋中に仕掛けられた仕掛けが順々に動いては次の仕掛けのスイッチを入れ、最終的にトースターのスイッチが付いてパンが焼きあがる、という具合のやつである。この手のギャグは大好きだった。そして、本作はまさに「連鎖反応」そのものである。個性的な多数の登場人物の描き分けも完璧で、みんなの動きが次のスイッチを押すたびに笑いがこみ上げてくる。読み出したら止まらないノンストップ・エンタテインメント、細かいことは抜きにして、映画のようなジェットコースターストーリーを楽しめばよい。こういうのも書けるのか恩田陸。映画化すれば面白いだろう。監督か脚本は三谷幸喜希望。

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紙の本

■ジェットコースター的。

2003/07/04 00:11

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:秋月真夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

東京駅を中心に、次から次へと連鎖をしつつ場面が変わって、まさしくタイトルぴったり『ドミノ』。ゆったりではなく、スピード速めに一気に読む!と更に楽しいかと。ジェットコースター的娯楽系。

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紙の本

爆破の引き金を引く

2020/04/03 22:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

東京駅の広大な構内を、縦横無尽に駆け回る27人に圧倒されます。すべてのエピソードがひとつに収斂していく、クライマックスも圧巻です。

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紙の本

まさにドミノ!

2002/07/31 01:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る

東京の玄関口、東京駅を舞台にくりひろげられる人間模様のあれこ
れ。その複雑な事件が絡み合ったとき、果たして事態はどうなる?

まず最初に「登場人物より一言」と言うページがあるのですが、そ
こを見て、ちょっとびっくり主な登場人物だけで、28人いるので
す。基本的に登場人物が多い作品は、頭が混乱してくるので、心し
て読書にとりかかったのですが、なんと読み出したら一気読み!確
かに登場人物は多いかも知れませんが、それぞれのキャラクターが
きっちり出来上がっているので(典型的というのではなく)全く混
乱することなく読了できました。多分、登場人物達がものすごく生
き生きしているからでしょうね。東京駅を舞台に、営業強化月間の
締切にあせっている保険会社、子役のオーディションに挑戦した二
人の小学生、もつれた男女関係に悩み思い詰める女、俳句仲間と初
めての顔合わせをする老人、時期部長を決めるため選考会を行って
いる大学のミステリ研究会のメンバーなどなど、様々な人物が登場
してくるのですが、果たしてこれが一体どういう風に結びついてい
くのか?まさに「ドミノ」な展開が待っています。

個人的には、保険会社の事務員で過去を持つ女「加藤えり子」が、
お気に入り。いや〜、爽快でいいですよ(笑)。ちなみに私の友人に
非常にこの人と似たタイプの人がいて、一人で思い出し笑いをしな
がら読んでしまいました。

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紙の本

とにかく面白い

2002/04/08 14:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「三月は深き紅の渕を」「光の帝国」などの美しい小説を書いた人とは思えないような、B級ドタバタ・コメディー。こんな話も書けるなんて、作者の才能に感服。最近純粋に楽しめる作品というのが少なくなってきていて(少なくとも小説では)、残念に思っていたら、恩田陸がやってくれました。う〜ん面白い。一気に読んだ。ありがちな重いテーマや、考えさせるような内容を省いて、とことん読者を楽しませようとする姿勢には好感が持てる。
 ただ個人的には、どうせならもっとはちゃめちゃやってもよかったのに……という感じがしないでもない。もっととんでもない展開を期待してたので。しかしハチャメチャの一歩手前で、なんとか整合性のある話を書いてしまうところが、恩田陸らしいといえるのかも。

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紙の本

次々と軽快に倒れるドミノから目が離せなくなる。一気読み必至!

2001/11/08 11:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:吉野桃花 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「風が吹けば桶屋が儲かる」的なコメディ。全く面識のない人々が、偶然の成り行きからコツンコツンとぶつかって、あら、なんか大事になってますけど、という感じ。ドミノが倒れきったとき、そこに何か絵が浮かんでくるのか、といえばそうではないのだけど、単純に楽しめる。俯瞰する楽しさ。
 冒頭に「登場人物より一覧」というイラスト&その人物の一言のページがあるのだけど、これおもしろい。最初にさらっと一読、読後にもう一度読むと「なるほど。うんうん」とまた楽し。
 物事の当事者は絶対俯瞰できないのよね。例えば、阪神大震災のとき。被害にあった方には情報が届かず、テレビの前にいる私には中継でガンガン情報が入ってきていたという皮肉。メディアによって、私たちは色々な出来事をかなり早い時期に俯瞰できるようになっているけど、だからといって何かができるわけではない。ただ見ているだけという居心地の悪さもある。報道って、わりと外部に「こんなことが起こってますよ」と伝える側面が強いような気がするんだけど(火事見物の野次馬根性ね)、その事態の最中にいる人々に「今、こういうことになっています」と伝えることが同じくらい重要だろう。
 阪神大震災のときに、地元のラジオ局が大活躍をして、ヘリコプターで乗りつけて中継で重々しく喋り風のように去って行ったキャスターが批難されたっけ。キャスターの人たちって、「現場で喋る」ってことに異様にこだわるもんなあ。事態を直接見ないと語れないことがあるのもわかるが、そうじゃない役目もあるだろうと思うのだが。
 なんてことを、ついつらつらと考えてしまったけど、この本はそんないきり立った本じゃない(笑)。単純に、パタパタ倒れていくドミノたちの様子を楽しもう! ちょっと疲れているけど何か読みたいなあ、なんてときにも楽に読めます。

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紙の本

怒涛のジェットコースター小説

2001/11/05 23:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 契約書をなにがなんでも本社への連絡便に乗せなければならない関東生命の支社の面々。先輩社員から買い物を頼まれた女子社員。ミュージカルの子役オーディションに挑む少女とその母親。
 恋愛問題がこじれ、男の目の前で毒薬カプセルを口にした女。俳句仲間のオフ会に参加するために東京駅へ集った老人たち。公安指名手配の過激派「まだらの紐」の爆弾男。ミステリー連合の幹事長を決めるために集った大学生3人。訪日中のミステリー映画の監督と謎のペット・ダリオ。
 どらやの紙袋(?)をめぐり、東京駅の周辺を舞台に、ドミノ倒しのように繰り広げられる、怒涛のジェットコースター小説。

 関係があるような、ないような、さまざまな人々が、ぶつかり、すれ違い、別れ、また出会い…東京駅は命がけの大騒ぎ。
 わずか数時間の物語、勢いでがーーーーっと読めますが、ふと考えてみると、あなたの人生も私の人生も、こんな大騒ぎと紙一重の中で、辛うじて保たれているのかもしれませんよ。

初出「うたたね通信社」

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紙の本

倒れ続けるドミノ。主要登場人物28名におよぶ痛快ドタバタ群像劇

2001/09/28 18:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:氷川友美子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 専業作家になって以降、精力的に作品を発表しつづけている恩田陸。
『KADOKAWAミステリ』2001年5月号から1年に渡って連載されたものをまとめたのが本書である。スピード感溢れる、痛快ドタバタ群像劇だ。

 舞台は東京駅。構内には、新幹線乗り場を、待ち合わせ場所『銀の鈴』を、会社のある丸の内のオフィス街を目指す人達の姿がある。その膨大な人、人、人。駅を出れば、東京ステーションホテル、ハイウェイバス乗り場、大丸デパート、東京中央郵便局が隣接している。様々な目的を持った人々が交差する場所が東京駅なのだ。そこで起こる事件が一筋縄で行く訳はない。

 主な登場人物は28人。ミュージカルのオーディションを受ける二組の母子。大口の契約書を、締め切りに間に合わせようと奮闘する、営業強化月間中の生命保険会社の社員たち。俳句仲間のオフ会に出席するために、上京してきた老人。彼を迎える元警視庁OBの俳句仲間たち。別れ話の愁嘆場を迎える男女とそこに巻き込まれた美しい従姉妹。不穏な動きをする過激派「まだらの紐」のメンバーたち。ホラー映画監督とスタッフの女性(霊感あり)。次期幹事長の座を巡る試験の為に、街を徘徊するミステリ連合会の大学生たち。3つの『どらや』の袋の中身を巡って、取り違い勘違いの大騒動が繰り広げられていく。

 冒頭にある「人生における偶然は、必然である——。」という言葉通り、登場人物はそれぞれの事情を抱え、引き寄せられるようにして東京駅に集結する。ひとりの人間の何気ない行動が、余波となって、別の人間に思いも寄らぬ影響を及ぼす面白さ。倒れはじめたドミノの行く末を追いかけていくうちに、ページを繰る手ももどかしく、一気に大団円のラストまで駆け抜けてしまうこと間違いなしである。恩田陸のさらなる新境地。 (bk1ブックナビゲーター:氷川友美子/ひかわ・ゆみこ ライター 2001.09.29)

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2005/04/23 15:03

投稿元:ブクログ

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2004/11/15 06:34

投稿元:ブクログ

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