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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 8件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2001/06/15
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波文庫
  • サイズ:15cm/335p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-381041-4
文庫

紙の本

福沢諭吉の哲学 他六篇 (岩波文庫)

著者 丸山 真男 (著),松沢 弘陽 (編)

福沢諭吉の哲学 他六篇 (岩波文庫)

税込 1,067 9pt

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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

惑溺(わくでき)からの解放

2016/01/26 00:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ホンの無視 - この投稿者のレビュー一覧を見る

恥ずかしい事に、自分は本書を読むまで「惑溺(わくでき)」という言葉を知らなかった。

凝り固まって変わることができない状況と言うのはある意味、今の日本にとっても、変わらず存在している問題であり、
本書に書かれている福沢の言葉からは「日本的な閉塞感からの脱出願望」、「独立への強い渇望」が見て取れるのだが、
今でさえ、それらを訴える声が日本社会の随所から聞こえてきそうな気がしてならない。
福沢の言う独立に必要なのは「現実はこんなもんだから」と現状に甘んじたりしない姿勢という事だろうか。

余談だが、本書では「惑溺をどのように英語に訳せばいいか分からない」という1文があったが、
個人的には「Indulgence」が当てはまるのではないかと考えている。

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紙の本

敗戦直後の日本に甦った明治初期啓蒙思想の精華

2001/08/14 15:15

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木力 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 一万円札の肖像に使用されている人物に「哲学」などあったのか、といぶかる人もいるかもしれない。さにあらず、幕末明治初期の人物の書いた物には読ませる文章が少なくない。その代表的人物が福沢諭吉であり、彼の最も輝いている著作が『学問のすゝめ』であり、『文明論之概略』なのである。そして、敗戦直後の日本にあって、啓蒙主義期の福沢の思想に光をあてて、蘇生せしめたのが丸山眞男なのであった。

 本書に収められている論文は、「福沢諭吉の儒教批判」が発表された戦中の1942年から、中国語論集の「『福沢諭吉と日本の近代化』序」が公刊された1991年まで、ほぼ半世紀にわたって書かれたものである。しかしながら、その中枢部分をなしているのは、日本が戦争で敗北を喫した直後の時期に出された「福沢に於ける「実学」の転回」および「福沢諭吉の哲学」であると言ってよいだろう。これらの論文執筆の意図を、「国破れて山河あり」といった時代相にあっても、日本人が最も輝いていた明治初期の思想に光をあてて、その精華を蘇生させようとしたのだと見て、それほど間違ってはいないだろう。

 本書中の論文の最高傑作は、おそらく1947年の「福沢に於ける「実学」の転回」であろう。丸山はそこで、福沢における「実学」は単なる「実用の学」ではなかったと説く。数学という言語で武装され、批判的な精神で捉え直された近代自然科学こそが、「実学」の本意であったと言う。儒教という伝統思想を意図的に棄却し、近代西欧科学を学ぼうとした福沢の精神の根本は近代的な批判的精神であった、と丸山は言いたいのである。

 まさしく福沢諭吉は日本のみならず、東アジアで最初の西欧的精神の観点からの儒教批判者であった。同じことだが、「惑溺」を排し、懐疑的精神=批判的精神を謳い上げた、最初の近代思想家であった。その意味での開明思想家であった。

 このような丸山の提示する福沢像に対して、二つの方向から批判が投げかけられている。ひとつは、いま流行の「ポストモダン的」な科学批判の方向からで、近代科学技術を称揚するような論者は許容できないという意見である。そして、もうひとつは、福沢の思想が、アジア近隣の諸国侵略を正当化するのに役立ったという指弾である。いずれもが根拠がないわけではない。しかしながら、福沢の啓蒙主義時代のラディカルな批判的精神を軽視する点で、両者とも間違っている。福沢の思想が全面的に誤謬を免れていた、と言いたいのではない。福沢思想の開明性をも葬り去ってはならない、と主張したいのである。

 現代日本はシニカルな気分で満ちている。この気分は払拭されねばならない。確かに、丸山の「福沢惚れ」は尋常ではない。が、福沢と丸山の開明性に免じて、この行き過ぎは許してあげようではないか。そんな気持ちにさせてしまうほどの迫力が本書にはある。 (bk1ブックナビゲーター:佐々木力/東京大学教授 2001.08.08)

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2012/02/23 23:52

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2015/08/16 18:13

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2015/12/26 17:28

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2015/03/19 15:35

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2020/07/18 02:44

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2023/12/29 16:19

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