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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.6
- 出版社: 日本経済新聞社
- サイズ:20cm/258p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-532-14923-1
紙の本
トヨタ式最強の経営 なぜトヨタは変わり続けるのか
トヨタ生産方式が世界を席捲し、リエンジニアリングやサプライチェーン経営を生み出した。風土改革などの手法を確立した柴田昌治が、トヨタ生産方式の生みの親、大野耐一の直弟子・金...
トヨタ式最強の経営 なぜトヨタは変わり続けるのか
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商品説明
トヨタ生産方式が世界を席捲し、リエンジニアリングやサプライチェーン経営を生み出した。風土改革などの手法を確立した柴田昌治が、トヨタ生産方式の生みの親、大野耐一の直弟子・金田秀治と組み、その経営の謎を解明。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
柴田 昌治
- 略歴
- 〈柴田〉東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、スコラ・コンサルト、エデュコンサルト代表。コア副社長。
〈金田〉富山大学卒業。現在、コア副社長。
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紙の本
トヨタの経営方法のエキスを知りたい人、そこから元気を得たい人はお読み頃
2001/10/08 21:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やんちゃ青 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴーンさん率いる日産をはじめとして自動車業界はあわただしいのですが、なぜかトヨタだけは話題にのぼることが少ないなーと思っていたら、その理由は本書にありき…ですね。トヨタの創設者も先日テレビで特集されていましたが、元気なわけは、いわゆる社内起業家とでもいうべきか、その精神がすみずみまでまわっているからだと思われます。本書でも紹介されていますが、トヨタ人間の特徴としては
−相手の話をよく聞く
−聞いた話についてきちんと提案する(何が問題か考え、どうしたら勝てるのかの知恵を出す)
−最後に激励する
ということです。最初の相手の話をよく聞くというのは、物事を理解する・進める上でよく言われることですが、「当事者の立場にたって考えられる癖」と「激励」が決め手なんですね。
そして出る杭は打たれるどころか、出る杭をみんなで大木に仕上げるというのも特筆すべき社風ではないでしょうか。すなわち、ちょっとわかる人ならば「不可能」と思える問題に対する目標も、よってたかってみんなで検討してモノにしてしまうというのも普通の会社では、なかなかできることではありません。
そういったトヨタの企業経営手法についてはたくさんの書物が出ているのですが、トップから末端まで、その意義をしっかりと理解し、その会社における使い方を吟味しなければ成功されないと本書では報告されています。結局、企業は個性をもった生き物であり、得意・不得意を理解しながら社会への使命を持ってどう生きていくかは、それぞれの脳であり身体である「人」がまとまりをもって実施しないとうまくいかないということですね。ただ単に脳が手足を管理しようとしても、本能的に生きる部分もあって、いわゆるそれぞれの自主性を認めながらうまく活かしていくことが成功への道のりなんですね。
また少し大きな会社になると、「隣の部署は何する人ぞ」という感があるのですが、自主研(さまざまな部署の管理者レベルが集まって他部署の問題を解決する)や2時間ローテーション(作業を2時間ごとにローテーションする)により、最初は強制的に「他人の立場でモノを考えられる姿勢」を作ることも非常に有効だと認識しました。ただしそれを実際に実行するとなると、明日の準備よりも本日の業績が大切という近視眼的なネックにより困難を伴うのも否めません。
そういった困難をいかに解決することにより元気が出る「最強の経営」ができるか、ということが本書で示されています。トヨタの経営方法のエキスを知りたい人、そこから元気を得たい人はお読み頃です。
紙の本
2001/08/27
2001/08/29 15:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日経ビジネス - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はベストセラー『なぜ会社は変われないのか』で注目された企業コンサルタントの柴田昌治氏。今回は、トヨタ自動車グループ内で主に生産システムの改善に従事した経歴を持つ金田秀治氏とともに、「トヨタはなぜ変わり続けることができるのか」を徹底的に論じる。
最も日本的な経営を実践してきた企業の1つであるトヨタ。その変化を解析することは、多くの日本企業に求められる日本的経営改革の道を示すことにもなると著者は言う。徹底した合理化、生産のマニュアル化といった外からの見え方以上に、トヨタの現場には人間性、自発性を重視した変革型人材を後押しする風土が存在することを明らかにする。
米国の先端ビジネス研究者らが、トヨタ生産方式そのものについてだけでなく、「その裏にあるより本質的なトヨタの遺伝子」に注目し始めていることなどから、作業者を強制管理するフォード方式とは対極を成す人間重視の風土を分析。結果、トヨタは変革を実行するチェンジリーダーの宝庫と成り得たとし、人材育成という点においても時代を先取りするモデルが存在することを示していく。
Copyright (c)1998-2001 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.
紙の本
目次
2001/08/16 15:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まえがき
プロローグ----変わらねばと思いつつ変わりきれない日本企業
第I部 トヨタ式企業革新----変わり続ける企業の秘密
第1章 なぜトヨタは変わり続けるのか
第2章 トヨタ式企業革新の展開方法
第3章 変化し続けるトヨタのDNA
第4章 キーワードは経営マインド
第5章 変革型人材を育てる土壌はなにか
第6章 トヨタ方式に見る「日本的改革」
第II部 日本的改革への道
第7章 進化する組織と変革型人材
第8章 本気でやる気のある前向きな集団をつくる
第9章 変革の中核を担うリーダーの要件
あとがき
参考文献