紙の本
ネガティブな感情とどうつき合うか。
2003/03/20 11:16
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Helena - この投稿者のレビュー一覧を見る
「怒り、落ち込み、不安といった“ネガティブな気持ち”を持つことは、いけないことではない。
この本では、全体として、“ネガティブな気持ち”を持つことはいけないことではないんだということが書かれていて、そのような気持ちを含めた気持ち、感情全体とうまく付き合っていくことが大切なんだなあと思いました。
では、“ネガティブな気持ち”とうまくつきあえないとはどういうことか?
個人の中では、「ネクラ」よりは「ネアカ」の方がよく、ポジティブ・シンキングという前向き思考が流行る中で、“ネガティブな気持ち”は居場所を失っている、と著者は主張しています。
そうなると、“ネガティブな気持ち”を気づきたくない、感じることを認めたくない、というように、抑圧して封印したくなると著者は書いています。私自身は、そこまで自己コントロールをしているとは思わないですが、抑圧して、封印していくということは、ありうるだろうなあと思います。そうやってストレスがたまっていって、ちょっとしたきっかけで爆発することってあると思います。
「悲しみは無理やり乗り越える必要はないし、悲しさを封じ込める必要もない」[159]、「「いつも充実していて、楽しそうにしていなくてはいけない」という呪縛から解き放たれる必要がある」[191]と著者は書いています。そうですよね。「悲しみ」という感情は、努力したって簡単には変えられるものではないのだから、無理やり変えようとするよりも、その感情にうまく付き合いながら、現実の行動を考えていくことの方が、より「ポジティブ」なのかもしれませんね。
“ネガティブな気持ち”とうまくつきあえないということが、他者とのコミュニケーション場面にも現れ、コミュニケーションがスムーズにいかないことになっていくのも最もなことだと思います。
面白かったのは、“ネガティブな気持ち”を相談された場合の相談を受けた側の対応の分析です。
“ネガティブな気持ち”とうまくつきあえないということは、自分自身の内面と関わってだけでなく、他者がそのような気持ちを持つことにもつきあうのが難しいことになる。“ネガティブな気持ち”を相談されると、それに自分が絶えられないから、「それだったら、やめれば」「気分転換に飲みに行こうよ!」というような、“ネガティブな気持ち”に寄り添うというのではなく、すっきりとした対応をしがちになるという。それは、相談をもちかけた側のためにではなく、自分が“ネガティブな気持ち”を受け入れられなくて、すっきりしたいから!
こういう対応って、すごく共感します。私自身、そういうふうに対応されて、ああ、この人には相談しても無駄だな、と何度も思ったことがありますから!
他者とコミュニケーションを取る際、著者は、感情や実感に基づくことが大事だとしています。
本著では、子どもとのコミュニケーションの具体例がいくつか掲載されていました。知識や道徳レベルの対応ではなく、まず感情に基づいた対応をした方がいいと書かれています。著者は、「感情→道徳→知識」といった流れで捉えています。
大枠では私は、「感情→道徳→知識」という流れを認めつつ、感情は感情固有に発達しないだろうし、豊かな知性を持つことが豊かな感性を支えているっていうようなこともあるんじゃない? とも思います。また逆に、豊かな知識を自分の実感で支えることが大事だと思うんです。ですから、「感情→道徳→知識」という一方向の流れではなく、相互に支えあうような枠組みって、どうなんでしょう? 私の中で、考え続けていこうと思います。
それから、著者の夫が、「相手の気持ちというのは、自分の感情を手がかりにして理解するもの」[202]と言ってそうです。そうだなあと思います。私も、自分の感情を磨いておきたいと思います。共感能力を高めたいし!
紙の本
2001/08/18夕刊
2001/08/24 22:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「今ほどこころの専門家が注目を集める時代はないのでは」と心理カウンセラーの著者はつぶやく。学級崩壊や少年犯罪、円滑なコミュニケーションがとれず残念な結果を招く大人たち、その一因ともいえる「感情のコントロール」の欠如を指摘する。本書は研修会などのデータを基に、いかに自分の気持ちを知り処理するか、相手の気持ちをどう聞き共感するかの実践的訓練法を紹介。車内で目の前に立つ老人に「ルール」ではなく「思いやり」から席を譲れる「気持ち」の重要性を説く。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001
投稿元:
レビューを見る
割と読みやすく、なかなかに勉強になりました。
これを読んだら、なんだか今のこどもって、かわいそうだなぁと思ってしまう。
投稿元:
レビューを見る
答えにくい子どもからの質問について、その子どもの真意をとらえ、正しく受容する答え方を学びました。
今まで心理学で“受容″“共感”などと学んできましたが、一歩ステップアップした感じ。
うまくレビューできませんが、子ども理解のため、教育関係者は一度読んでおくことをおすすめします。
お互いに気持ちのいい会話のポイントや、道徳教育のとても大切な観点も学びました。
投稿元:
レビューを見る
勉強にもなったし、心も楽になる一冊だった。
内容はよく分かったが、実践するには心のゆとりが必要だ。
再読したい本
集英社新書は、結構読みやすい。
投稿元:
レビューを見る
分かりやすくていい感じです。受け答えをイメトレするだけでも、ちょっと成長した気になれます。もの凄い余談ですが「大阪は東京に比べてマナーが悪いというのは本当か」というテーマをテレビ番組が扱った時に、「東京の人はそうするとスムーズに事が運ぶと知っているのだ。ルールに従っているにすぎない」という意見がありました。その真偽はさておき、中々面白いテーマですね。
投稿元:
レビューを見る
自分の心の扱い方を知らない大人は当然、心をどう扱ったらいいのか子供になんて教えられるわけがない。とはいえ、イマドキ、誰も心の扱い方を教えてくれない。だからこそカウンセラーや精神科医がいるのかもしれないが、著者も言っている通り、心を扱うように、子供の感受性を大切にするように、と言っているにもかかわらず、自分の子供にはそれが出来ないときもある。やっぱり大変なんだねぇ・・・(2007.12.12)
投稿元:
レビューを見る
研究会に参加した際に、話が出た本です。
興味があったので、読んでみたらこれは目から鱗。
自分にも当てはまる節があったので、とてもためになりました。
投稿元:
レビューを見る
非常にわかりやすい新書。カウンセリングの現場や、学校、親子間といった、
大人と子どもを主な対象として書かれてはいるけれど、内省するにもいい本だと思う。
姜尚中氏の『悩む力』とセットで読んでもいいんじゃないかしら?
カウンセリングの基本の傾聴では、相手の気持ちを受け入れましょうとあるけれど、
実際にネガティブな心境や感情に向き合った時、一筋縄でいかないと思うことも多く、
とまどうこともあった。
もちろん、本書で紹介されていることが100%OKではないとも思うけれど、
物事の考え方として、私はとても共感できたし、ふだんの人間関係においても
ベターでないやりとりもしているなぁと気づかされた。
最後の章で、子どもにこんな質問をされたら、どう答えますか?というのがあった。
1)「どうせ私なんて、、」
2)「どうして学校に行かなきゃいけないの?」
3)「どうして、援助交際はいけないの?」
4)「エッチって、気持ちいいの?」
5)「なんだか、毎日つまらない」
質問を見た時は、思春期の子どもをもつ親や、教師は大変だな、と他人事に思ってしまった。
でも、難しい質問・答えにくい質問って、普段の場面でもないわけじゃない。
むしろ、そういうことの方が多い気もするし。非常に、考え方のヒントになる。
とはいえ、適切に感情を表現し、行動していく、というのは、難しいともあらためて実感した。
「悩む力」でも感じたけれど、筆者の人としての温かさが感じられる点が私が好きな点かも。
投稿元:
レビューを見る
心理カウンセラー袰岩 奈々(ほろいわ なな)による著作
気持ちがないがしろにされている時代で、しかもネガティヴな気持ちであればなおさら否定的に扱われる。
しかし、ネガティヴな気持ちであっても、それは存在しているもの。
それをないものにすることは不自然。
第一章 「気持ち」についての研修会
かつては小学校入学までに家庭内での体験を通して、気持ちのコントロール方法をある程度みにつけてきた。教師は知識を教えることを中心に、学校生活を組み立てればよかった。しかし、今は入学年齢に達しても知識の伝達以前の段階にある。感情や気持ちをどう扱うかをテーマにしたり、そこから派生した「ルールの理解」といった面も小学校の先生が受け持たなくてはならなくなってしまった。P53
「気持ち」に気づく
まず、気持ちを言葉で表すのは難しい。自分の気持ちを感じることができる訓練がされていない。むしろ、気持ち(感情)を人に見せない、知られないように生きていくことを要求される社会となっている。
そのせいで、人は自分の気持ちに向き合う機会がなくなっている。
また、自分のなかに、人に知られたくない感情があるのも普通。
気持ちを大切に~といわれるが、どうすることが気持ちを大切にすることで、具体的には何をすればいいのか、声をかけることなのか、静かに温かく見守ることなのか。
子どもの気持ちを理解するとはどんなことをいうのか。
気持ちを「聞く」にはどうすればいいのか
例)「私、みんなから嫌われているの?」
*「どうしてそう思うの?」~これを言われると答えられなくなる、叱られているように感じられる
それよりは、「もう少し詳しく聞かせて」の方がいい
*「そんなことないと思うよ、お母さんはあなたのこと好きよ」
~わかってもらえない感じ、問題のすりかえを感じる
*「みんなから嫌われてるって感じるんだね」~
~とどめをさされている感じ、現実をつきつけられがっくりする
「気持ち」と「考え」をしっかり分けて考える。
まずは、自分の気持ちに向き合い、感情を言葉に表し、もやもやした気持ちを整理する
ポジティヴやネアカがもてはやされ、ネガティヴな気持ちの居場所がない
表に出されることなく、抑え込まれている
自分の中の「いじめ心」
1)自分がいじめられたと感じのはどんなとき?
~疎外感を味わったときといような、はたからみればちょっとしたこと
2)そのとき、あなたはどう感じ、どう対処した?
~客観的に気持ちを語ることができていると周囲におこる「いじめ」に巻き込まれない対応もできるようになる
大人の中で自分がいじめられたときの気持ちがきちんと言葉になっていれば、「いじめられた」子どもに共感の言葉がつたえやすくなる
3)自分が人をいじめたくなるのはどんなとき?
~認めにくい感情だけど、誰でも持つ。
この気持ちが起こってしまっても仕方がないこと。封印せずに実際の行動に起こさないようにすることが大���
4)いじめたい気分をどうやって紛らわしたか?
~自問自答。誰かと話すなど、それぞれの現実生活の中で可能な方法をみつけられるかどうかがストップできる鍵
いじめたくなる気持ちにストップをさせるのは、ルールからではなく実感で!自分の中の「いじめ心」に向き合い、自分がされたらどういう気持ちになるかというところからやめることが大事
「そのときどう感じたか」
「そうされたらどう感じるか」
◆気持ちの扱いが苦手な現代の人間
知識優先、
正誤優先~子どもは始め「快ー不快」から心が動き、次に相手の「快ー不快」に理解がおよび、「善ー悪」を理解する。その後知識を得て「正ー誤」の世界へ行くべき。知識優先することで、「快ー不快」をすっとばしてしまう。
◆子どものなかのもやもやした気分
けんかした後のもやもやした気分でいるときに、「悔しかったね」と言葉をかけられることにより、もやもやしたものが=悔しいという感情の正体だと知るにいたるが、「なにやってるの。しっかりしなさい」という反応だったら、感情の正体に気づくことができない。それが続くことにより、感情の抑え込みが起こり、感じた感情を「ジャマなもの」「意味のないもの」「抑えるべきもの」として自分の中から締め出すようになってしまう。
例)横入り、お年寄りへの席を譲ること
◆テレビは一方てきなメディア
こどもを独りでテレビにお守させておくと、子どもは自分の気持ちの処理ができないし、自分のやっていることが周りと関係があるということに気づかなくなる。
「自分のいおうとしていることが周囲にわかってもらえる」という体験が必要。
強烈な情緒的体験をしたときに周りから「大丈夫だよ」という声かけしてもらえないと、子どもは自分を守ることができない
第二章
*ジャマモノ扱いされる感情
*仕事優先、効率第一の大人社会~仕事に感情を持ちこむな
*大事なものが大切にされない
*気持ちの話はあとまわし~時間のない生活、続けると自分の感情も周りの人の感情もわからなくなる
*子どものネガティヴな気持ちにつきあえきれない~「がまん」「嫌でもやる」を育てられない
*不快な感情への耐性のなさ~成功第一、自己実現を目標に育ち、ポジティヴが求められてきたため、しっかり落ち込んだり、めげたりする機会が少なかった
*すぐに答えを出したがる~自分のものだけでなく、人から相談されたときもすぐに答えを出したがる
*みんなそろって解説者~事件や問題を解説し、分析し意味や理由を探ることですっきりしたい。知的に処理する解説者の立場になれば生身の感情を感じないですむから
*作者の意図を探る~国語の授業、試験で問われるのは作者の意図(点数をつけるため) 自分以外の人の意図や出来ごとの分析、理由探しをするのは得意だけれど自分の気持ちや相手の感情を理解するのは苦手という現象がおこっているのでは
*モノ語りの人々~モノ(バッグとか時計とか)を語ることで自分を表現する人々が増えている
*「違い」は間違い?~「好きなものが違うと傷つく。好きなものが違うと面白くない」ので、お互い���絶対に傷つかない万人が認めるブランドを認め合い、ほっとしている 人と違ってはいけないという意識が根強くある
「お互い違っていてあたりまえ、違いを違いとしてどちらも大切なもの」と認識することができない
*「別になにも感じないです」~「自分がこまっていることということがうまく感じられない」「悩みを悩みとして自覚できない」 言葉で表現できない
*ひとりで昼ご飯を食べたくなる私はヘン?
*お母さんの公園デビュー
*一緒じゃないと不安
*お父さんに相談しても~父親は「問題解決モード」母親の必要なのは「共感モード」なので、父親の答えを聞くと、自分が責められているように感じられる
*矛盾する感情は誰にでもある~好きだけど嫌い、のような混乱状態を言葉で表現するのは難しく、説明してもわかってもらえないとしたらあきらめてしまう、それに鈍感になっていく→「かわいい」の一言ですませる
*気づきたくない感情
*ネガティヴな気持ちはこんなふうに封印される
第三章 いまこころはどんな感じ
困ったコミュニケーションがおきる仕組み
感情とコミュニケーションの関係、感情に気づかないとコミュニケーションにどのような影響があるか
*被害的になるコミュニケーション~心配や気がかりがあるとコメントを非難、批判として受け取りやすくなる
*どちらも被害者
*依存的なコミュニケーション~自分のなかの気持ちや欲求にうまく気づくことができず、今の状態を伝えてあとは相手になんとかしてもらおうとゆだねること 周りが察して読みとりすぎるときに
例)「おなかすいた」=依存的な言い方 「おなかがすいた」は一緒に食事に行きたいのだが、断られて傷つくことをおそれての表現
*「わかってくれない」はなぜおこるのか~きちんと伝えているか
*婉曲な表現によるコミュニケーション~背景のある気持ちを隠そうとして婉曲(批判しているようでも、心配しているようでも)に表現していると人間関係を築くことができなくなる
*投影によるコミュニケーション~相手に「好きなんでしょ」「疲れているんでしょ」と先に言われることにより、自分の気持ちがわからなくなる
*不安に巻き込まれるコミュニケーション~わが身のことのように感じてしまうせいで不安が拡大再生産されてしまう、増幅
気持ちに気づき、それを認めるには~「今、どんな感じ?」と自分に聞く
*自分の「気持ち」を話してみる
*DESC法を活用する
Describe(描写する)
Express,empathize(表現する)
Specify suggest(特定の提案をする)
Choose consider(選択する)
第四章 「気持ちの言葉」で話してみよう
気持ちを言葉にするトレーニング
*大人が自分の気持ちに気づくための練習問題
1)あなたがこの2~3日感じていることは?
2)あなたが楽しいと感じるのは、どんなとき?
3)最近「きれい!」と思ったのは、どんなこと?
4)怒りを感じるのは、どんなとき? それをどうやってすっきりさせている?
5)今まででいちばん悲しかったことは?それをどうやって乗り越えた?
6)自分が今までにやりとげたことで、我ながら���くやったと思うことは?
7)自分が自殺しない(生きつづけている)理由は?
8)最近、自分にごほうびをあげたのはいつ?どんなごほうびだった?
*大人が子どもと話すための練習問題
1)「どうせ私なんて~」と言われたら~~「そういいたくなるほど、もっといろんなことができるようになればいいなと思っているんだね」
2)「どうして学校に行かなきゃいけないの?」と聞かれたら~「自分にも経験があるな」
3)「どうして援助交際はいけないの?」と聞かれたら~~「魂に悪いから」
4)子どもに「エッチって、気持ちいいの?」と聞かれたら~~「照れるな」「いいときとそうでもないときがある」
5)「なんだか毎日つまらない」と言われたら~~誰しもつまならいという気持ちがあるというところから出発して、「やりたいことがわからないときはイライラするね」
Aそれぞれ、いつもどう答えているか?どのように言いたくなるか?
B言われたときに、内心どう感じるか
C子どもの立場でAを聞いたらどう感じるか?
DA~Cを考えたうえで、どうこたえるか
http://daigaku.shingakunavi.jp/p/contents/parents/career/interview/interview11/index.html
投稿元:
レビューを見る
実際的な会話のやりとりが例示されているので、説得力を持つ。うまく会話が成立しないのは、応答の仕方がちぐはぐで、相手の気持ちに沿えないから、というのはわかっていたつもりだが、そのまた背後には、普段からネガティブな感情を抑圧して、意識化や言語化を避けているというのは、これまた説得力がある。
新書で、平易な文体で書かれているので、手に取りやすい。
投稿元:
レビューを見る
子どもも大人も感情を上手に扱えない人が増えている。
そんな人たちのための心の扱い方読本。
著者の視点がとても面白いなぁと感じた。
読んでいてハッとさせられることがたくさん書いてあって、
いい刺激をたくさん受けることができた。
ちょっとモヤモヤが募ったときなんかにオススメしたい一冊です。
投稿元:
レビューを見る
~110811
読みやすかった。カウンセリングの観点から、情緒的な側面を大切にすることの大切さについて。負の感情を抑圧しないで、自分を自分でしっかり認識した上で、「大切にする」ことの意味。
投稿元:
レビューを見る
この本は心理学の先生が書いた本。
現代の問題を抱えた子供はどうしてそうなってしまったのかや
その子供たちをどのように扱うかなどを綴っている。
現代の問題を抱えてしまっている子供というのは
基本家庭に問題があるということがこの本を読んでわかった。
子供は自分で「苦しい」という信号を言葉で表現できないから
体で、表すのであって、それを「だめ」「いけない」と頭から
叱ってはいけないのだなと思った。
まだまだ結婚して子供を育てるというのは先の話かもしれないけれども
子育てをしていく上で参考になる本ではないかと思う。
今の子供はとってもデリケートだから
それを大人が理解してあげるために読んでみるといいと思う。
投稿元:
レビューを見る
自分の子供の気持ちがわからないのはさみしいことだと思いました。本の内容から、自分の気持ちをいかに把握できていないかを実感しました。 著者は「自分のネガティブな気持ちを認めることの大切さ」を教えてくれ、自分の心や他人の心を知る難しさを実感させてくれました。子どもも大人も自分の気持ちをうまく扱えなくなってきていることが、様々な困ったことを引き起こしています。自分の気持ちを知り、相手の気持ちを知るにはどのようにすればよいかがわかりました。日常生活におけるコミュニケーションに役立つ内容でした。