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自然に学ぶ共創思考 〈いのち〉を活かすホリスティック・ライフ (サンマーク文庫)
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紙の本
生きる意味って、何だろう。
2002/02/08 18:48
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投稿者:湶 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホリスティック、この言葉を最近よく耳にする。本書では「自然と一体になって生きる」ことを目標にして生きていくことを、「ホリスティックライフ」と呼んでいる。
私達は生活している中で、自分になるべく有利なように、便利になるようにと、色々なものを開発し利用してきた。必要なものを発明し、資源を見つけて大きな富を築いてきた。しかし反面、それが公害や病気などの原因にもなった。
色々な物事の裏には、必ず別の意味がある。そういう前提に基づいて、私達の生き方を見直しているのが本書だ。このなかで面白いな、と思ったのは、「自己実現の三条件」というくだりのところだった。「自分らしく」「自分から」「周りのために」という言葉をキーワードにあげているのだが、これは人まねをせず、自分から進んで生きて、社会と自然と文化のなかに自分をうまく役立てていこう、とする生き方だという。
毎日がただあわただしくすぎていく中で、生きている意味は後回しに考えられがちだ。私は何をするために、今、この時代に生きているのか。まず最初にこのことを考えなければ自分を見失う。
物の見方は自分にとっては一つしかないように思えるけれど、本当はいろんな方向から見るべきなのだ。悪いことだと思えることも、気付くことのきっかけとなるから……。