くれよんのくろくん （絵本・こどものひろば）

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投稿者：wildcat　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

2歳頃、保育園では私は友達と話さず、
一人で鼻歌を歌いながら絵を描いているような子どもだったらしい。

その頃の記憶はないけれど、
もう少し大きくなってからの幼稚園でのお絵かきでは、
確かに、黒いクレヨンはほとんど使っていなかったことは覚えている。

黒かったのは、髪の毛と目の色ぐらいだったな。

いろいろなクレヨンたちが飛び出していき、思い思いに絵を描いていき、
絵を加えるために仲間を呼んでいる姿を見て、
自分がどんな絵を描いていたかなと思い出す。

黄色いちょうちょ、ピンクや赤の花、葉っぱ、木、空と雲、
みーんな描いていたなぁ。

あと、私の絵には、お日様が出ていて、
ログハウスのような家があって、人が外に立っていたっけ。

だから、私は「くろくん」をまったく仲間に入れてあげなかった
わけではないけれど。

減り方が全然違ったことは覚えている。

みんなは、くろくんを仲間に入れてあげなかった。

「きれいに　かいたえを　くろくされたら、たまらないよ……」と。

みんなは、楽しそうに続きを描き始めたけれど、
くろくんはすっかり落ち込んでしまう。

「なんで　ぼくって、こんな　いろなんだろう……」

誰からも必要とされなくて、
自分のカラーそのものを否定してしまう悲しさ。

ところが、みんなが思い思いに描いていたために
画用紙の上は収拾がつかなくなり絵はめちゃめちゃに。

シャープペンのおにいさんは、くろくんに秘策を与える。

この秘策、おそらく、子どもの頃に
みんなやったことがあるのではないかな。

でも、これは既知のことでも嬉しくなることだ。

この見開きは飽かず眺めてしまえるのだ。

誰にも役割がある。

そして、混乱の後の暗転の中の静寂は、
新たな美しいものを生む夜明け前なのである。

本書との出会いを演出してくれたのは、
『子どもの気持ちがわからないときに読む本』だった。

くれよんたちの会話は友達関係の縮図だった。

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投稿者：(o´ω`o)　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

カラフルなくれよん達が画用紙に色を埋めているのに、くろくんは仲間外れにされて、画用紙に色を入れさせてもらうことができません。仲間外れ可哀想…と思っていましたが、最後に大逆転！オチがとても良かったです。綺麗で子供も大喜びしていました。たしかにあれはくろくんしかできない。みんなそれぞれできることは違う…それぞれの役割がある…そういう意味でくれよん界も人間社会も同じだなぁと思いました。

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投稿者：ぴつぴ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

綺麗な色のクレヨンたちから
仲間はずれにされてしまう
黒色のクレヨン。
でも、最後の最後には
黒色のクレヨンのおかげで
とても綺麗な絵が出来上がるのが
とても好きでお気に入りの絵本です。

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投稿者：ゆうたのーと　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　子どもにとってくれよんって魅力的なおもちゃ、遊び道具ですよね。息子も出かけるときには「持って行く」とかばんに入れるほどです。
でもこのくれよんはまだ新品のまま。退屈でいやになっちやうなあと飛び出したきいろくん、なかなか冒険家です。
そして大きくて真っ白い画用紙に描きはじめ、あかさんとピンクちゃんを呼んできて…
　「蝶にはお花が必要」「お花には葉っぱが必要」「お花には地面が必要」「ついでに木も植えよう」と、どんどん仲間が増えて絵を描いていきます。

　「クル　クル　クルッ」「ツラ　ツラ　ツラッ」「グリン　グリリリーン」「ゴーゴリゴリゴー」と、くれよんたちの描く音も愉快です。
でもたったひとり（一色？）出番のないくろくん。シャープペンのおにいさんがなぐさめてくれます。
　でも子どもにありがちな、熱中しすぎて収集がつかなくなる事態が。
そしてシャープペンのおにいさんのアドバイスでくろくんの登場です。ほかの色たちがびっくり、責める中、シャープペンのお兄さんの仕上げ、そしてできあがったのは…お見事です。
　そうそう、子どもの頃こんなふうにして遊んだよね。なつかしく思い出しました。いまは息子と描いて楽しんでいます。

　机の木目調がいいアクセントになっています。また、シャープペンが「おにいさん」として存在し、仲裁役になっているのがいいですね。

　熱中しすぎて収集がつかない、個人が自分を主張してばかり、これは大人の世界では日常茶飯事かもしれません。今の世界情勢もまさにその状態。
くろくん、シャーペンのお兄さん的役割を果たすのは誰？　どこの国？　見事な花火に変えることはできるのか？…などと考えてしまいました。

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投稿者：ほにゃ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

2歳の娘がもってきた絵本、はじめてストーリーのある長めの絵本を読みましたが、飽きることなくじっと見入っていました。カラフルで色を覚えるのにも良いですし、読んだあと同じように絵を描いてみるのも楽しいかなと思います。

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投稿者：あずさ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この本のシリーズは色々ありますが
子供が黒色が好きなのでこの本にしました。
今3歳ですがぴったりの文章で飽きることなく
聞いてくれました。
話の内容も読んでいてよかったです。
また読んでーっと何回も読まされます。

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投稿者：まるこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

遊びに来る子どものために購入しておきましたが、
３歳前後から、これ読んで～と持ってくるようになりました。
読み聞かせには、ぴったりの本です。

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投稿者：咲耶子　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

色を覚えるのにイイ絵本はないかな？って思ってた所で見つけた絵本。
新品のクレヨンたちが箱から飛び出して、大きな画用紙に絵を描きます。
みんな自分にあった絵を描きますが、黒くんは絵が暗くなるとみんなから仲間外れにされてしまいます。
この絵本の本当の狙いはココ。仲間外れはいけないと言ってる所。
自分や友達に置き換えて考えてもらえる絵本です。
でも、読み終わったらクレヨンで絵を描きたくなる絵本でもあります。

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投稿者：真太郎　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

たくさんの色がが養子を埋めていき、きれいな絵が完成。一人、くろくんだけが入れず悲しんでいると、いつの間にか他の色どうしが塗りあいよごれてしまいます。そこにくろくん、真っ黒に塗りつぶし、その上をシャープペンが線を引き引き。まさかの夜空の花火に変身。びっくりだし、今度してみようと思いました。

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投稿者：チップ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

なかやみわさんの作品はどれもキャラクターが生き生きと動き出しそうで子供たちは大好き。
黄色、赤、ピンク、どの色のクレヨンも楽しそう。
どんどんクレヨンが増えて色の名前も覚えられます。

ストーリーも年齢ごとに感じ方が変化するようにうまく作られています。

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投稿者：あしもと　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

子どもが最初はいろんな色に反応していました。２歳のこどもには長い話でしたが、最後まで楽しく聞いていました。

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投稿者：ぽんぽん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

くれよんのくろくんは他のいろに比べると活躍しない？
いえいえそんなことはありません。見事な活躍を見せるくろくんに乾杯！
みんな大事ないろですよね。

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投稿者：あやあやゆうか　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

お絵描き大好きな２歳の娘のために購入、すごくくいついて毎日のように読み聞かせてます！
うちの娘は、この本の影響からなのか？いろの名前や、何色が どこを描くのかといった知育にも役立ちました！
私も心あたたまるストーリーに、ほっこりです。

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投稿者：さえ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

このお話を読むとお絵描きしたくなるようで、実際に黒をたっぷり使って同じことをしていました。ほとんど新品だった黒いクレヨンが一気に短くなりました。

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投稿者：まこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

お絵描きで出番の少ない黒色の活躍の仕方が目から鱗でした。
そんな贅沢な使い方はしたことがないな〜と思いました。
花火のページは圧巻です。
こどもも大好きな絵本です。