項羽と劉邦 ９ 孝子王陵 （潮漫画文庫）

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母思いの息子が項羽についてはいけないと思って、項羽に捕らわれた王陵のお母さんが自殺するところがすごかった。すごいお母さんだと思う。背水の陣の後のシーンで韓信が諸将に「戦というものは兵法書の暗記で勝てるものではない。それをいかに応用するかにある。」と言っている。どこかの世界でもあてはまりそうな言葉だ。

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２０２２年６月２３日
一ヶ月前と同じように書きました！ぜひ読んでください！
彭城にて項羽が「亜夫よわしは間違ったお前の諌めも聞かず多くの人馬を失ってしまった　かと言ってのんびり国力の回復するのを漢は待ってはくれぬ　なにかいい知恵はないか」范増は「ははは　強気の大王にしては随分と弱気になられましたな」項羽は「亜夫よ笑い事ではないわしは真剣なのだ」范増は「先の睢水の戦いで大元帥となった魏豹をご存知でございましょう」項羽は「おお知っておる」范増は「その魏豹を漢に背かせればしばらく漢は楚に向かえませぬ」項羽は「あの魏豹はしばらく謹慎中ではなかったのか」范増は「その謹慎中が付け目なのです　魏豹は猜疑心の強い男で家柄だけを鼻にかけるくだらぬ男にございますいま睢水の大敗の罪を問われるものと日夜ビクビクしているそうにございます　確かな筋の情報ではそれが高じ劉邦に謀反の心を抱くようになってきたと言います」項羽は「ほう困った男だ劉邦も救われんのう」范増は「そうですこの際　使えるものは何でも使わねばなりません」項羽は「簡単に味方につくと思うか」范増は「魏豹はひたすら味方してくれるものにすがりつきたい心境にございます　利害をとけば一も二もなく飛びついてまいりましょう　魏豹が謀反を起こせば韓信は直ちに魏豹を討ちに平陽に出陣せねばなりませぬ　その時に陛下は滎陽に攻め入るのです　劉邦の兵力は手薄になっており劉邦を討ち取る事ができましょう」項羽は「よしそれにしよう誰か魏豹説得の使者は誰が良い」項伯が「それがしに心当たりがあります」項羽は「ほう誰じゃ」項伯は「それがしの知り合いに占いの名手で許負というものがおりまする　彼は昔から魏豹と親交が厚くうまい具合にいま平陽におりまする　それがしが書簡を送り　亜父の申された趣旨を伝えましょう」范増が「うん　うまくいきそうだ陛下そうなされませ」そして項伯はすぐに書簡を整え、、、。使者を平陽に急行させた。というところで終わらせていただきます！僕の感想を読んでくれたらありがとうございました！横山光輝の項羽と劉邦９巻目もぜひ読んでください！