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  • カテゴリ:小学生 中学生
  • 発行年月:2001.7
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/255p
  • 利用対象:小学生 中学生
  • ISBN:4-06-210829-1

紙の本

夏の王

著者 O.R.メリング (作),井辻 朱美 (訳)

妖精を信じる少女オナーは、祖父母の住むアイルランドで事故死した。一年後、オナーの姉ローレルが再びアイルランドを訪れると、妖精が現れ、ローレルに「夏の王をさがす」という妹の...

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夏の王

税込 1,650 15pt

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商品説明

妖精を信じる少女オナーは、祖父母の住むアイルランドで事故死した。一年後、オナーの姉ローレルが再びアイルランドを訪れると、妖精が現れ、ローレルに「夏の王をさがす」という妹の使命をかわりにやりとげるよう告げる。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

O.R.メリング

略歴
〈メリング〉アイルランド生まれ。5歳の時カナダへ移住。哲学や中世史を学び、数多くの職業を経て作家となる。著書に「妖精王の月」「歌う石」「ドルイドの歌」など。

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評価内訳

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紙の本

妖精国を救うのは、いにしえから人の役割である物語

2009/08/06 15:33

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:菊理媛 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 夏至祭の役割。二つの世界をつなぐ絆。時空を超え、転生する魂、妖精の取替え子、人とは善悪の尺度が異なる妖精の世界。光と影が入り乱れ、敵と味方も交錯し、ファンタジーの醍醐味が盛りだくさんのケルトの妖精物語です。

 一年前の夏、祖父母の家があるアイルランドで過ごした双子姉妹のローレルとオナー。
 闊達で積極的な姉のローレル。物静かで思考派の妹のオナー。そんな個性の異なるふたりは、お互いにとって大切な存在でした。

 「わたしは考える人、あなたは行動する人ね」とオナーが言ったように、「ふたり合わせて完全」と互いに思っていた姉妹でしたが、オナーが思いもかけない事故で亡くなり、「片割れ」となってしまったローレル。傷心のまま、ある決意を秘めて、一年後再びアイルランドへ戻ってきました。

 二人は仲が悪かったわけではありませんが、気質の違いによる理解不足から、お互いがお互いの幸せを自分の理解の中に引き込もうとする部分で喧嘩になることがありました。
 部屋の中で本ばかり読んでいるオナーを現実の世界に引き出し、ともに現実の世界を楽しみたいローレル。自分が信じる妖精の世界についてローレルに話し、協力を得たいのにそれを口に出せないオナー。それは、超現実主義のローレルが妖精を信じるはずも無く、信じない者に妖精の世界が見えるはずが無いと知っていたからでした。

 そんなオナーの思いは、彼女が亡くなって初めてローレルの知るところとなりました。オナーの日記のいたるところに、不思議な彼らと彼らの世界についての記述がちりばめられており、ある使命を得るためにオナーがローレルの協力をどれほど望んでいたかが記されていたのです。

 不思議な世界を信じきれぬまま、意志の力の強制でとりあえず「信じる」ことに成功した、オナーの日記にあった妖精と出会うことに成功します。その妖精(クラリコーン)の話しから、妖精国へ行こうとして果たせぬまま、今は「中間の場所」で一人眠るオナーに再び会うためと贖罪の念から、オナーの「使命」を代わりに果たすべく旅立ちます。

 元来現実主義のローレルは、妖精と人との「違い」に戸惑い、時に怒りながらも、危険に身をさらしオナーに再会することだけを望んで「使命」に挑みます。

 「死は別世界の生の始まり」

 オナーの事故死は取り消しようの無い現実ではあり、妖精国で起こった悲劇も取り返しのつかない事実ではあったけれど、ひとつの世界での死が、別の世界での誕生であるのなら、それを喜ぶ人は少なくないのかもしれません。
 転生の思想は日本にもあり、それは仏教の教えとしては六道輪廻のような戒めとして残ったりもしています。いろんな解釈の仕方により違いがあることは事実ですが、根幹に流れる思想は良く似ているのではないかと感じました。「死後の世界は恐ろしい世界なわけでは無い」けれど、「美しい夢の世界だとばかりは限らない」。なんともジレンマを禁じえない思想でありながら、魅力的な話だと感じてしまいます。

 「一つの世界で起きたことは、もう一つの世界に反映せずにはおらぬ」夏の王の言葉の通りなら、並行する「もう一つの世界」の存在を信じることの出来ない者が増えることは、知らぬうちに自分たちの世界を壊すことになってゆくのでしょう。

 「妖精国とは、美しい夢の世界なぞではない。夜ごとの悪夢の世界だ」

 夏の王の言葉に、我を忘れて立ちすくむローレルに「この世の苦しみで、希望を殺すな」という黄金のワシ、エーリ族の王ライーンの声が届きます。再び使命を果たそうと動き出すローレルの潜在的な勇気と、多くの味方の犠牲があってついに使命は完遂されるのですが、現実味の薄い世界での戦いでありながらも、散ってゆく命には辛い気持ちになりました。

 オナーに会うための厳しい道のりは、ローレルの「自分探し」の試練だったのかもしれません。物語のカギとなる、幼馴染の少年イアンとの過去と現在、そして将来。とんでもない大騒動が、人の世界ではほんの数日の出来事らしいあたりも、異世界での冒険物語にありがちなパターンではありますが、それも二つの世界の時間軸の違いと思えば、すんなりと納得できる気がします。

 ローレルの帰還とともに、読者も人の世に帰ってきたような気分を味わえる、大人でも楽しめるファンタジーです。

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紙の本

ケルトファンタジー3部作『妖精王の月』『歌う石』『ドルイドの歌』に続く1冊。ハリポタや『指輪物語』と同じ「魔法」が隣り合わせているアイルランドで少女が帯びた使命とは?

2002/01/15 12:19

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アイルランドブームが猛威をふるったことがあった。エンヤやクラナドの音楽、井村君江氏の妖精研究、『風と共に去りぬ』のヒロインがルーツを求めて旅する『スカーレット』などが注目を浴びたと記憶する。
 あんなに北に位置するのに、冬でも緑なす丘。伝統音楽に合わせて陽気に歌い踊る人たち。何よりもケルトという文化の神秘性が、若い女性たちの旅心を誘った。そのブームの一翼を担っていたのが、メリングのケルトファンタジー3部作だったと思う。
 『妖精王の月』『歌う石』、ちょっと間を置いて出された『ドルイドの歌』の3冊は、いずれも現代を生きる少年少女が妖精世界や古代にスリップするという筋立てで、かなり面白かった。それからまた、結構間があいて出てきたのがこの本である。楽しんだ印象だけ残っていて、3作のあらすじすら思い出せずに困った…というのが読む前の気持ちだったが、3作が独立していたように、この本もこれだけで楽しめるようになっていた。

 荒俣宏さんが若い女優さんとファンタジーの故郷を訪ねる「ハリー・ポッター・イギリス魔法界紀行」というNHKの番組で、コーンウォールの錬金術師との出会いから「自然とシンクロしながら事にゆっくり当たることの大切さを得た」というようなことを最後にコメントしていた。だから、ハリポタの刊行も年に1回なんだろうという。このシリーズもそうなのだろう。実際、アイルランドや英国に限らず、欧米の作家の新作は、数年に1作が標準。それを機に再読を楽しめばいいのであって、読みたくなる新刊が山積みという日本の読書界は忙しすぎる。

 顔はそっくりだけれど、性格や志向が対照的な双子の姉妹がいた。姉のローレルは世界をわしづかみにするような積極性があって、スポーツや外遊びが大好き。妹のオナーは考え深いところがあって、本を読んだり日記を書くことを好んだ。1年前の夏休み、大西洋を越えて祖父母の住むアイルランドにふたりは遊びにやってきた。そこでどういうわけか、オナーがパラグライダーに挑戦することを希望し、結果、事故で命を失う。

 祖父母が教会に依頼した1年祭に出席するため島を再訪したローレルは、妹の死の場所に赴き、そこで信じられないことに小男の妖精に出会う。亡くなる前の妹の日記には、妖精世界のことがほのめかしてあった。オナーの行方を知るという小男に、使命を果たせば妹にまた会えるともちかけられる。妖精国の最大のイベントたる夏至祭の前夜、アイルランド沖合いに姿を現す妖精島に火をともす役の<夏の王>をさがしてくれというのである。王は、人間の女性と恋に落ちて、妖精国にいられなくなったという。
 国じゅうの火が燃えはじめ、最後にタラ(『風と共に去りぬ』の農場名はここから取られている)の丘に火がともったとき、妖精国と人間世界がつながるらしい。双子の妹にもう一度会いたいと願うローレルは、身にふりかかる危険を知らずに、時限つきの王さがしの冒険を始める。そのスタート地点で行き会ったのが、双子の幼ななじみである牧師の息子イアンだった。彼は少し前に家出をしたばかりだったのだ…。

 前3作よりケルト世界の深淵が増していると感じられるのは、死や転生、冥界などに基づく世界観がさらに掘り下げられたからだと思う。死が別世界の生の始まりという概念に惹かれる。 

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贖罪の物語

2001/10/27 23:07

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こう  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 双子の妹オナーが事故死して一年。
 現実主義のローレルに対して古い伝説や妖精の存在を信じていたオナーの日記には、妖精たちをほのめかすような言葉が繰り返されていた。妹の死に打ちひしがれていたローレルは、事件の真相を知るため、オナーに再び会うためアイルランドにやってきた。
 ローレルの前に現れた妖精たちは、オナーは使命を果たす前に死んでしまったために現実世界と妖精たちの世界との境目に捕らわれていると告げる。ローレルはオナーの代わりに、<夏至祭>最初のかがり火をともす<夏の王>を探すという使命を果たすため旅に出ることになるが…

 贖罪と喪失、そして愛の物語。

 ローレルは旅を進めながら、オナーを失った痛み、彼女を死なせたてしまったという罪の意識と向き合うことになり、そこに過去<夏の王>が犯した過ちが絡み合いながら物語は進んでいく。
 大切な存在の死とその哀悼という暗い色調を帯びているが、その痛みを味わい尽くした後に待っている赦しはとても優しい。

 メリングのケルト3部作のひとつ『妖精王の月』の後日譚にあたるお話で、前作の登場人物がひょっこり顔を出したりもするが、基本的には独立したお話として成り立っているため、前作を読んでいなくても充分に楽しめる。

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2007/06/07 10:28

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2007/10/28 18:04

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2007/09/20 14:29

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