恋の粗挽きネル・ドリップ （Ｂｅ ｂｏｙ ｎｏｖｅｌｓ）

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投稿者：リョウ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　とにかくかわいらしい。それが読んですぐの感想です。倉科と一緒のベットで寝ていた朝、彼から聞いた言葉から主人公、篤人の感情は変わっていきます。倉科の事が気になりだしてからの心のかっとうみたいなものが本当に可愛くて…。最後の珈琲店でのあのシーンなんて篤人君でなきゃ出来ないでしょう…。
　斑鳩先生のよみやすい文に加え、さらに門地先生の絵もその雰囲気にぴったりなのです。これはもう読むしかない。そんな一冊です。

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投稿者：aki...　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

正人は同窓会で酔いつぶれていつのまにか友達とはぐれてしまい、翌朝起きたら横には男が。相手は、女子生徒の憧れの的だった倉科で、しかもふたりは素っ裸。自分は何も覚えていない！

正人を思う倉科がせつないというよりはかわいそうといったかんじ。
“先に惚れるが負け”というように倉科がひとり悩んで思いつめているというパターンが多いのが印象に残った。
えっちシーンも痛い感じなので、もっと甘い雰囲気のふたりがみたいなとおもいました。

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投稿者：kaede　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　可愛い自分に無自覚で無防備で、ちょっとお元気で怒りんぼさんな篤人。片や、モテモテなのに実は情熱的に篤人を愛しちゃっている苦悩の人・倉科。

　篤人が酔っ払って記憶のない夜、二人はどうやらイタしてしまったらしいのだけど、全然覚えのない篤人に、ショックやら怒れるやら虚しいやらと複雑な胸中の倉科が可哀相。でもでも、そんなの苦悩な倉科を気にかけているうちに、鈍感な篤人にも恋の兆しが？

　…とまあ、そんな感じのお話しですが、とにかく第一印象、少し読んだ時点で、たいへん失礼ながら、なんて「ちゃち」な話なんだ…というのが正直な感想。

　一人称で篤人の描写が綴られる中、見え見えの倉科の苦悩ぶり。篤人の叔父である珈琲ショップと、その恋人らしい相手とのストーリー展開にあまり関係のない意味のないやりとり。先の見えるストーリーに、どうもスマートさのないストーリー展開。
　おもしろいウリといえば、篤人が常時アタフタするところか、自分の知らぬ間に、自分と親友だと思っている相手とがラブラブカップルだと思われていたところあたりか。

　この本は、ボーイズラブのジャンルを読み始めの方には、倉科の見え見えの態度がおもしろおかしかったり、篤人の慌てぶりがおもしろかったりするのかもしれないけど、私にはどうも合わなかった。

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投稿者：smile　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　中学の同窓会で久々に会った倉科は、相変わらず見愡れる程かっこよかった。微笑みかけられて思わず目をそらしてしまった篤人だったが、何故かその後も倉科はヤケに優しくしてくれて…。翌朝、見覚えのない場所で目覚めた篤人は、言葉もなく呆然としてしまう。何故なら自分は全裸で、そして隣では、やはり全裸の倉科が「篤人…」などと微笑みながら囁いていたから…。
　テンヤワンヤの、可愛い恋のかけひきが楽しい。軽くて明るいボーイズラブストーリー。