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R.P.G.(集英社文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 425件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.8
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社文庫
  • サイズ:16cm/306p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-08-747349-X
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

R.P.G. (集英社文庫)

著者 宮部 みゆき (著)

R.P.G. (集英社文庫)

518(税込)

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紙の本
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2006集英社文庫図書館セット 100巻セット

  • 税込価格:53,718497pt
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みんなのレビュー425件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

わりと早くに

2017/02/10 20:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

オチはけっこうバレバレかな?作者さんは一応捻ったのだろうが、作者の力量を考えると凡作としか言えない感じです。

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紙の本

ありそうで怖い

2001/08/23 03:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:黒い山羊 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ひっそりと出版された観のあるシンプルな小説である。ネット上の擬似家族、そして殺人がおき、普段は裏方に徹していた刑事たちが解決のため、ちょっとした罠をしかける。人間誰しも、その場に合わせて役割を演じているのだけど、この小説では、家族の役割、ネットの陥穽、そして個人ということについて鋭い視点で描かれている。キリキリとした緊張感が、小説を最後まで一気に読ませてくれた。そして、最後に仕掛がようやく明かされる。それは切なくて厳しい。犯人に対する「赤子の手をひねる」という言葉を、恐ろしいと思わせる文章の上手さも宮部みゆきならではである。何より、ネットにはまり込んで、都合の良い関係を、現実にまで持ち込むなんて、現実ではここまで極端ではないものの、少なからずあるのだ。
 また、『クロスファイア』『模倣犯』に登場した刑事たちが、再登場しているので、できればそちらを先に読むことを勧める。

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紙の本

現実を見つめ直す機会に

2001/08/29 19:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エデン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 初めて本書を知ったのは雑誌の広告だった。最初に目を引いたのは宮部みゆきさんにとっては初の文庫書き下ろしであるという事であったが、購入を決めた直接の動機はこの作品がインターネットによる仮想家族をテーマとしている点と文庫本出版という形で安価であるという事であった。現実社会をよく反映したこの作品は実際いつ同じ様な事件が起こっても不思議ではない。タイトルの通り登場人物全てがまさにそれぞれの「役割」を演じるというという演出に加え、各々がその役割を演じる事になった必然なども細かに描写する事により非常に骨子のしっかりした作品となっている。
 捜査官達もある役割を演じる事により結果的に犯人を追いつめていく。やがて全ての謎は暴かれ犯人は絶望のどん底へ突き落とされる。そうした中で物語には幕が下ろされる。謎は暴かれたがそれだけでは決して問題は解決しない。昨今の高度情報化社会の恐ろしい落とし穴を的確に指摘し問題提起する一方で息をもつかせぬ緊迫した展開で本格ミステリーを冠するに恥じない素晴らしい一冊である。

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紙の本

繰り返して読みたい本です

2001/08/29 23:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る

 やっぱり宮部みゆきさんはすごいと思いました。話のほとんどが小さな取調室で進むのに、読む方をちっとも飽きさせない。このすごさはなんなんでしょう。宮部さんの人の描き方が、その魅力だと私は思っています。個性が強くて、一人一人が鮮明に描かれているのです。まるで本の中で彼らがしている息遣いまで伝わってくるよう。
 伏線の引き方も宮部さんらしいです。パズルのピースを合わせるようにして、最後には全ての謎が解ける感じがしました。メールのやりとりを途中に入れているのが新鮮で、これが後々どうつながるんだろう、と一気に最後まで読みきってしまいました。最後まで読むと、またもう一度全てを知った上で読みたくなる、そんな本でした。

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紙の本

本当に心の内を理解できた者は?

2001/09/04 21:38

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投稿者:藍桐 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 おそらくこのタイトルから想像される話とこの本の内容とは読んでみると違ったという人が多いのではないだろうか?少なくても私はかなり違っていた。
 ロールプレイングゲームというくらいだから主人公や主な登場人物の年齢は十代から二十代前半だろうなどと勝手に想像していたし、ゲームが中心に回るのではないかとも勝手に想像していた。ところが、この話はバリバリのミステリーだ。予想とはかなり違ったが、それでも面白かったのだからやはり宮部みゆきという作家は凄いと再認識した。

 物語自体は普通のミステリーとさほど変わりはしない。最後の最後まで演じている方を見せておいてどんでん返しというパターンもそう少なくないだろう。この話を他の話よりもより面白くしているのはそういったストーリーの仕掛けや物語の進め方のテクニックなどではなく、ただ純粋に事件を通して誰が誰を理解し、どう行動したかという一点につきるのではないだろうか?
 殺された人物を一番憎んで殺したいと思ったのは誰だったのか?それほどまでに殺された男を憎んでいた犯人を真に理解できたのはたった一人のベテラン刑事だった。しかもその憎しみはあまりにも悲しく、そして憐れな憎しみだった。ただの憎しみはなく、理解できたのが身近な人間ではないというところに宮部みゆき作品の真髄を見た気がした。
 これから読むという方は、是非作中の人物達の心の動きに注目して読み進めてもらいたい。

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紙の本

その落ちは読めませんでした。

2001/09/08 06:35

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投稿者:Okawa@風の十二方位 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「一人の会社員が殺害された。食品会社に勤め、妻と娘が一人。そんなごく平凡な生活の裏で、彼はネット上にもう一つの家族を持っていた。次々と明るみになるヴァーチャルとリアルの人間関係。迷宮の様に絡み合ったその糸をほぐすべく、捜査本部の武上と石津はある賭けに出る。その結果あらわれた真のアリアドネーの糸とは…」。
 やられた…その落ちは読めなかったぜベイビー!といった感じです。
 とにかく、最後の落ちの部分は、爽快感と言っても良いほどのどんでん返しです。まさか、あれがそうして、ああだったとは。最初の1/3で落ちが読めてしまうミステリーに辟易している方。これは買いです。ラストシーンも、「火車」があまりにもそっけなかったのに比べると、十分犯人の心情が表れる余韻に満ちたものになっています。

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紙の本

コロッと騙された。

2001/09/12 15:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カンガー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 すぐに犯人の想像がつくのだけれど、取調室内でのやり取りが絶妙。最後の最後で『コロッと騙された。』ことに気が付いた。
 種明かしをされてしまうと、正直がっくりきてしまったけれど、登場人物の心理描写のうまさで、ページをめくる手を止められなかった。登場人物達への同情・共感・恐怖で、読んだ後に余韻が残る辺りが宮部作品らしい。

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紙の本

ネット上疑似家族の「お父さん」を殺したのは誰か

2001/09/16 21:17

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投稿者:格  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 物語のほとんどは警察の取り調べ室だけで展開される。解説にもあるが舞台劇のような小説。あっと言う間に読めてしまう。宮部自身が言う様に長さが中途半端なため、文庫での出版となった様だ。

 パソコンゲーム等のRPGではなく、本当に役割を演じて遊ぶRPGが展開されている。そして、それは、二重の意味を持っているのだ。これ以上は書けないが…。

 刑事たちがほとんど最初から犯人を見破っていて、取り調べを展開していくのはちょっと不愉快。もっとも、読者にもほぼ半分くらいで検討がついてしまう。

 『親子にも相性があり、人間的に相容れなければ、血の絆も呪縛になるだけだ』というのが、宮部のここで主張したかったことか。哀しい。

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紙の本

見事な構成で、そして、悲しすぎるストーリー

2001/09/18 01:23

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投稿者:mikako - この投稿者のレビュー一覧を見る

 とても巧みな内容ですっかり騙されてしまいました。
 所々に織り込まれるネット上の短いメールや掲示板への書き込みの中には、伏線があり、心のありようが出ていたり、「幻想の」「いいとこどりの」ってわかっていながらすがりたくなるような世界が表されています。それでなおかつストーリーとのからみ合わせでキャラクターの自己中な面まで見え隠れしてきます。
 冒頭の警察の人が多数出る場面は状況が想像しにくくてわかりづらい面もありましたがここはいわば楽屋裏なのでさらっと読み流してもいいかと思います。読みはじめると一気に読めてしまうので何度も読み返してしまいました。作者の、人の心への深い洞察力にはとても感心します。刑事の責めるような言葉は自分にも向けられているように感じてしまいました。
 R.P.G(ロールプレイングゲーム)というタイトルも見事でした。はじめのうちは何故この題名なのかと首をかしげていましたが、読み終えてみてこれほどぴったりなタイトルは他にはないだろうとまで思いました。

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紙の本

初めて読みました

2001/09/21 12:43

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投稿者:ハビ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 初めて宮部みゆきさんの本を読みました。はまってしまいそうです。話の展開のテンポがとても良いと思いました。「ひょっとしたら…」と読みすすむ、こちらの心理をくすぐりながら結末へ向かっていきます。確かに人気作家の文庫で書き下ろしは印税的にはもったいないかもしれませんが、私のようにフアンになる人が増えればグー!?

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紙の本

最後まで油断せず読むべし

2001/09/27 19:11

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投稿者:あつぼん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 タイトルはロール・プレイング・ゲームの略で、コンピュータでのチャットを道具立てに使った文庫書き下ろし。社会問題? 世俗? をその都度取り入れてきた著者だが、彼女の手にかかればいわゆる電脳物になるはずもなく、人の心の動きを中心に据えた作品に仕上がった。もっと長くもできたはずだが、短くまとめた分、密度の濃い中編となった。「クロスファイア」の石津刑事と「模倣犯」の武上刑事の取り合わせもしゃれた人選ではあるが、それは読者にとってはおまけ。ストーリーそのもので十分引き込まれる。
 一番のポイントは「最後まで読まずしてわかった気になるなかれ」犯人の目星がついただけでは話は終わらないところが普通の推理小説とは違う「宮部氏の推理物」。「やられた」と思ってもらおう。
 読後感という点では、私は一言、「不思議」、だった。人間の揺れ動く強い感情が描かれているのに一方では電脳世界の無機質さが散りばめられたアンバランスな感じが引き起こしたのだろうか。
 蛇足ながら、清水義範氏による解説も秀逸である。氏はおふざけ専門なのでいいかげんな解説になるのかと思えばどうしてどうして、本書を書くにあたっての著者の意図を聞き出して、しかもネタばれなしにきっちり書いてのけただけでなく、お得意のパスティーシュまでしっかり組み込んでの自己アピールには脱帽するしかない。解説から先に読んでもOKだ。

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紙の本

宮部氏ファンでないひとでも200%楽しめる。

2001/09/30 05:03

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投稿者:みなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 さすがだなぁ〜という感想が真っ先に浮かんだ。言葉では美味く表現できない。なんといっても宮部氏ファンにとっては、たまらない1冊だと思う。宮部氏ファンでない人でもお気に入りの1冊になると思う。そして、登場人物の中で、過去にも登場したことのある本を読みたくなるだろう。非常に読みやすいのだが、ところどころで「なんで?」と思う箇所がある。しかし、読み進むうちに話が展開をしはじめ、ドンドン引き込まれていく、そして、その「なんで?」が手のひらを開けたときのように目の前に、ぱぁ〜と開けてくるのだ。読書離れが叫ばれているが、本の価格は高騰していく傾向にある。このような文庫書き下ろし作品がドンドン増えていって欲しいと思う。

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三重仕掛けのロールプレイングゲーム

2001/10/10 16:30

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投稿者:takumi_y - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者初の文庫書き下ろしということで衝撃だったらしい本書。
ネット上の疑似家族にまつわる殺人事件で、容疑者の取り調べを被害者の娘に見せ首実検させる話……でよいのだろうか。九割方が取調室とマジックミラーを隔てたその隣の部屋での会話です。
なのに飽きる隙間がないところがさすがです。

この話は本文そのものが仕掛けになってまして、表題通りのロールプレイングゲームでした。
詳しく解説するとネタバレになるので割愛しますが、きっと読んでるうちにわかります。
でも一番R.P.G.という言葉に忠実なのは最後の仕掛けですね、きっと。

そしてわたしには最後まであの動機が読めませんでした。読み終えて、ああそうかあそんな理由もあるのかしらねえ、と思ってしまうくらいにはそういう感情と隔たってしまったということなのでしょうか。それもなにか悲しい気がしますが。
価値観の致命的な相違が引き起こした悲劇の物語であり、理解の欠落をどうやってみても埋めきれない悲しさの具現でもあると思う。
被害者の娘、一美の気丈な、敢えて言い換えるなら猛々しく攻撃的な気性は生き急いでる感じがして痛々しい気がしました。
なんか感想書くのが難しい本だなあ……というのが率直な感想でした。

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紙の本

最後までだまされたかった

2001/10/13 16:59

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投稿者:がんりょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ちょっと悔しい。途中でトリックがわかってしまったのだ。それでも作者のストーリーテリングの力ともしかしたら違っているかなという期待で最後まで楽しめたが。
 これ思いつかずに、最後に知らされたら気持ちよかっただろう。もう同様なものには2度とだまされないだろうし。ああ、無垢だったあのころにもどりたい。

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紙の本

今更ながら

2001/10/29 18:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ハードボイルド刑事 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今更ながら、『R.P.G.』読みました。
 「擬似家族=ロールプレイング」という設定自体は、仕掛けとしてうまく働いていて面白かったです。ネットという軽い気持ちで参加できる舞台と、その裏にある‘ナマの人間’のドロドロした部分…、そういうものは上手く書けていると思います。
 でも、宮部さんの昔からの特性ですが、最初から犯人が特定しやすい、という部分が私はチョット…。「あとがき」で本人が「読者を欺こうという一心で書いた」と述べているだけに、その労力が報われているか疑問に思います…。あと、舞台のタネ明かしとして、取り調べ相手達が「実は」というのは…。

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