ネコロジー ノラ猫トイとその仲間たちの物語

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投稿者：朋　　　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　まず、帯に書かれているコピーがズシンときます。
　「あなたは、雨の日、道端でふるえているネコと目が合ったら、どうしますか？」

　すぐに手をのばせる人ばかりでは、ないと思う。経済的な面、環境的な面、その他諸々。でも、どうしたらいいかわからなくてそのネコを抱き上げてあげる事のできない人は、ぜひ読んで欲しい本。

　いい意味で重くなくて読みやすく、特に猫愛護など知らない一般の方にもわかってもらいやすい本だと思います。いえ、愛護なんておおげさなものではなく、わかりやすい文章で、かわいい写真で、どうしたらいいかを教えてくれる本。

　この本の印税はすべてノラ猫達の避妊・去勢手術、エサ代に当てられるそうです。

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投稿者：３３０７　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　本書を通じて、猫との暮らしについて、幾つかの示唆を得ました。中でも一番の収穫は、猫との死別に対する「覚悟」かもしれません。
「その時」がきたら、きっとひどく狼狽えることでしょうけど、本書に触れたことで、やせ我慢でも「毅然」として送ってやれそうな気がします。
　そんな日は、こないにこしたことはないのですが、本書を通じて多くの猫の命に触れたことで、少し勇気が湧きました。

　本書を手にした幸運に感謝を覚える一冊です。