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ロードス島戦記(ニュータイプ100%コミックス) 2巻セット
- 税込価格:2,288円(20pt)
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紙の本
私はあなたを叱咤する
2001/11/02 00:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『聖女』の物語を締めくくる第2巻。名もなき狂気の神に魅入られたベルド。その正気を取り戻すために、フラウスが旅立つシーンから始まる。1巻では、いまいち描き出されていない感があった物語の主人公・フラウスだったが、2巻では一転して、フラウスを追った話の展開となっている。神官戦士であるフラウスから、女としてのフラウス、そして、一人の人間としてのフラウスへ、そして、まさに物語りの最期、魔神戦争終結の瞬間に、フラウスは『聖女』へと昇華するのである。
この物語はラブロマンスではない。そのように表現できるほどに甘い物語でもない。しかし、戦士でありながらも、女としてベルドを愛した姿、そして、その物語は心を打つものがある。何故なのだろうか?
ロードス島戦記という物語をご存知の方にはお分かりだろうが、後の世に六英雄として語り継がれる者たちの中に、フラウスの名は含まれてはいない。彼女がベルドを庇い、死に到ってしまった為である。
魔神王の刃を受けたフラウスの最期の言葉は、至高神に対する「叱咤」であった。それは聖職者ではなく、一人の人間としての言葉ではないのか?
この物語は、ロードス島戦記へと続いていく。しかし、水野良が生み出した世界を、この「ファリスの聖女」は遥かに超えていってしまったような印象を受ける。もはやロードス島戦記とは称せないのではないだろうか。ここまで来ると、これは全ての世界を越えたドラマだ。
評者の力不足ゆえ、書評としては、陳腐な表現を綴るに終始しなければならない。幾つかの疑問を記す事になってしまってもいる。しかし、この作品は間違いなくファンタジー界に名を残す、最高傑作の一つであると私は確信している。
皆さんにはこの物語に生きている人々、一人一人を見てほしい。物語の中心で苦しみ、悩み、ものおもいながら生きた一人の女性を見て欲しい。そして、皆さん自身が直に物語を体感して欲しい。すべては物語の中にあるのだから。
紙の本
2巻
2018/10/16 14:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一巻に続いてこちらも。
聖女さま。いいですねえ。かっこよくてすてきでした。
話も絵もよくてよかったです。
好き。