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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.10
- 出版社: 朝日出版社
- サイズ:19cm/158p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-255-00115-4
読割 50
紙の本
通訳の現場から
著者 柘原 誠子 (著)
通訳者に必要な資質、推薦する辞書、通訳者の日常、通訳学校式の効果的な学習法など、OLから通訳者になった著者が紹介する、「英語を使う」プロの現実。【「TRC MARC」の商...
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商品説明
通訳者に必要な資質、推薦する辞書、通訳者の日常、通訳学校式の効果的な学習法など、OLから通訳者になった著者が紹介する、「英語を使う」プロの現実。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
柘原 誠子
- 略歴
- 〈柘原誠子〉東京生まれ。立教大学文学部英米文学科卒業。証券会社勤務後、フリーランスの通訳者となる。現在、日本ケーブルテレビジョンでCNNの放送通訳などを務める。
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紙の本
通訳の現場から
2002/06/23 10:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tallarico - この投稿者のレビュー一覧を見る
通訳者柘原誠子さんの書く、通訳者になるまでと、なってからの現実について書かれたものです。
読んで思ったことは、本当に出来る人というのは、謙虚で、努力家なんだなということです。OLから通訳者になることを決めて、専門学校に通い、脱落者の多い中からプロになるまでの道のりは努力の毎日だったと思います。通訳というと何かかっこいい職業のような気がして、少し英語の出来る人はなりたいと思ってしまう職業の一つです。が、専門学校での勉強量や、その後本当にプロとしてやっていく過程でもいつも常に勉強の連続と緊張で生半可なかっこいいというだけでは絶対出来ない職業です。それでも頑張れば目指すことが出来ると柘原さんは書いています。
私はこの本を読んで通訳の現実の大変さを知るとともに、柘原さんの人柄に感動しました。
紙の本
すべては根性なのだ!
2002/04/09 19:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:琴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
柘原誠子さんが通訳になるまでの自伝である。読んでいて現実が見えた。通訳といったらかなり人気の高い職業だが、それだけに、この職業の大変さといったら、んもう、それはこの本を読んでもらうしかない。英語が喋れるだけではだめなのだ。英語を使うプロの現実、通訳を目指している人は是非一度読んでおくべきだ。
ところで、使える英語の習得方法、についての記述があった。私も英語を学ぶ身、よく読んで楽に勉強するのだ! などと思って読んだら、「がーん」。やはり、英語習得への道は努力しかないのだ。ひたすら努力と根性でがんばるのである。
ここに浮き上がってくる一人の女性像は、まさにキャリアアウーマンというべく姿だが、ひたすら夢に向かって猛進し、ついにそれを勝ち取った彼女の姿には、ただただ勇気付けられる。
紙の本
OLから通訳者になった著者が経験する「英語を使う」プロの現実と、「使える英語」の習得法を平易に語る
2001/11/13 18:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:杉田宏樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学を卒業し、証券会社に就職するも1年で退職。その後猛勉強の末、フリーランスの通訳者となり、現在はCNNの放送通訳、専門学校講師、講演、執筆等で活躍する柘原誠子が、12年間の職歴を綴った『通訳という仕事』だ。ぼくは音楽評論という仕事柄、海外のミュージシャンにインタビューする機会が少なくない。多くの場合、通訳の方にお世話になるので、こちらの質問を即座に外国語に訳し、ミュージシャンの答えを今度は日本語に訳す仕事の大変さはぼくにもわかる。音楽専門の通訳者もいるようだが、ジャンルを特化せずにクライアントからの依頼を引き受けるケースが一般的だ。したがって通訳者はそれ相当の英語力が要求されるのはもちろんのこと、資料に目を通したり下調べをするなど、事前の準備が重要となる。それにしたって専門用語や人名だけでも際限はない。机の上で行う翻訳とは異なるライヴでの一発勝負であり、プロとして通訳者の看板を掲げる以上、致命的なミスも許されない。フリーランスには仕事を選べる自由はあるが、それには代償が伴うわけで、引き受けた仕事を完遂することは絶対条件。スケジュール管理やギャラの回収も仕事の内だし、それでいて雇用の安定や保障など存在しないのが現実である。来日した著名人の場合、休みなしに取材をこなさなければならないから、それこそ食事の時間もトイレへ行く暇すらもない羽目に陥ることもある。それでも柘原が通訳者の仕事を続けている理由は何なのか。フリーの通訳者にとって、同じクライアントとの長期的な仕事は稀で、大半が半日か1日単位の仕事。だからクライアント、コーディネーター、インタビュアー、インタビューされる人、のすべてが毎回新しい出会いだと言っていい。この職業を生業としているからこそ生まれる“人との新鮮な出会い”こそが、通訳者にとっての仕事の面白さなのではないか。実体験に基づくアドバイスや、使える英語の習得方法は、通訳を目指す人たちに間違いなく有益な情報となるだろう。 (bk1ブックナビゲーター:杉田宏樹/音楽評論家 2001.11.14)