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残響
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 11件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.11
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/313p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-602653-8
  • 国内送料無料

紙の本

残響 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

著者 柴田 よしき (著)

聞こえるはずのない残響が、今も私を苦しめる−。心の闇から溢れ出す「力」に傷つきながらも、懸命に生きる杏子が遭遇した様々な悪意を描く連作ミステリー。【「TRC MARC」の...

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残響 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

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商品説明

聞こえるはずのない残響が、今も私を苦しめる−。心の闇から溢れ出す「力」に傷つきながらも、懸命に生きる杏子が遭遇した様々な悪意を描く連作ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

柴田 よしき

略歴
〈柴田よしき〉東京生まれ。「RIKO−女神の永遠−」で第15回横溝正史賞を受賞、作家活動に入る。他に「少女達がいた街」「貴船菊の白」など。

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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (6件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

過去からの声

2001/12/27 20:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:亜美  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ドメスチック・バイオレンスをテーマにした作品という先入歓で読んでみましたが。それだけではなく、再生がテーマの作品です。
 私は、薔薇の花束の送り主はぜったい○○だと思ったのですが、実際はどうなんでしょうね。

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紙の本

DVから立ち直ろうとする一人の女性のストーリー

2001/12/31 11:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かったん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 夫から暴力を振るわれ、夫と離婚してもその残映に苦しむ杏子。そんな杏子に「残響」という特殊能力がもたらされた。「残響」は、杏子に、空間に残された怒り、悲しみ、そして様々な思いを語らせる。様々な事件解決の糸口を提供することになった杏子。耳そして感覚を研ぎ澄ませ、「残響」を捉えようとする杏子に、DVによるトラウマから解き放たれる時が来た。
 夫、そして恋人から暴力を振るわれることは、身体だけでなく、愛する人から心に大きな傷を与えられる。その残酷さだけでなく、筆者は愛と、人間への信頼を込めて作られた物語である。

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紙の本

過去と向き合う杏子の未来は…

2002/01/07 21:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 夫からのドメスティック・バイオレンスをきっかけにして、杏子に目覚めた力、それは、場に残された「残留思念」に共鳴して、過去に交わされた会話を再生してしまう特殊能力だった。
 クラブ歌手として生活しながらも、別れた夫・石神の影に脅える日々。そして「力」ゆえに、否応なく事件に引きずり込まれてしまう杏子が、過去の亡霊と向き合い、やがて自らの手で幸せを掴み取ってゆくまでを描いた、連作ミステリー。

 特殊な能力が事件解決の重要な手がかりになる、というお話なので、ミステリーという感じはあまりしません。けれど、杏子の力がつかわれてから事件が解決するまでに、真相が一転二転するし、なにより、杏子や彼女をとりまく人々の葛藤や、心のふれあいが丁寧に書かれていて、読後感がとても良いのです。

 未来に向かって羽ばたこうとしている杏子に拍手を…。

初出「うたたね通信社」

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紙の本

夫の虐待がきっかけで身に付いた特殊能力を事件解決に生かすヒロイン

2002/01/30 22:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:千街晶之 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 異界の村で起きた殺人を描く『風精(ゼフィルス)の棲む場所』や吸血鬼居住区を舞台にした『Vヴィレッジの殺人』など、このところ幻想的設定の本格ミステリを意欲的に発表している柴田よしき。本書『残響』は、それらの作品の中でも群を抜く出来映えを誇る連作短篇集である。

 ヒロインの鳥居杏子は、かつて暴力団員・石神と結婚し、それなりに幸せな生活を送っていたが、彼の暴力がもとで流産してしまう。自分の子を殺した事実に耐えられなかった石神は、杏子に暴力をふるい、彼女に責任を押しつけることで罪の意識から逃れようとする。そんな日々を過ごすうち、杏子に過去に誰かが発した声を聴き取る能力が発生した。その能力によって、近所で起きた殺人事件を解決に導いた彼女は、やがて石神と離婚し、歌手として第二の人生を歩もうとする。しかし、そんな彼女の能力をどこからか聞きつけて、未解決事件の真相を暴いてもらおうとする人々があとを絶たない。しかも厄介なことに、彼女の能力は、石神と一緒にいるときにしか発動しないのだった……。

 特殊能力を持った探偵役は決して珍しくないけれども、自分を虐待した相手と一緒でなければ能力が発動しないため悩んでいる探偵役というのは、ちょっと他に例がない。しかし彼女は第一話「呟き」で、石神のいないところで一度だけ、過去からの声を聴き取った。独りでもこの特殊能力を発動させることは可能なのか、自己の可能性に挑んでみる杏子。そんな彼女のもとに、好むと好まざるとに関わらず舞い込んでくる事件の数々。ある事件が自分の特殊能力のせいで起きたことを知った彼女は、力を封印すべきではないかとまで悩むのだが……。
 果たして杏子は石神の呪縛から逃れられるのか、そして彼女の特殊能力はどうなるのか。読み進めるうちに、読者は彼女を応援せずにいられなくなるに違いない。

 第一話で杏子と知り合い、やがて彼女の友人となる警視庁の女性刑事・葵をはじめ、脇役の人物造形もきめ細やかで、読者の共感を呼ぶ。デビュー作『RIKO——女神(ヴィーナス)の永遠』以来、女性であることの喜びと苦しみを女性ならではの視座から描いてきた著者だが、本書はその独自のテーマ性と、ミステリとしての巧みな仕掛けが矛盾なく融合した秀作であり、彼女の新たな代表作と呼ぶに相応しいのではないだろうか。 (bk1ブックナビゲーター:千街晶之/ミステリ評論家)

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2004/10/24 15:01

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2007/03/22 10:01

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2012/07/17 01:42

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2007/03/11 13:45

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2007/02/01 23:10

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2013/10/07 02:16

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2010/01/14 22:31

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