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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.10
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/493p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-273306-4

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フォー・ディア・ライフ (講談社文庫)

著者 柴田 よしき (著)

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みんなのレビュー69件

みんなの評価4.0

評価内訳

電子書籍

がんばれ!園長先生

2014/11/16 16:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:不思議なジョー - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作者の中で、一番好きな物語です。子供達にひたむきに尽くす園長先生の大ファンです。シリーズの作品をもっと読みたくなります。どんどん文庫化、電子書籍化をお願いします。

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紙の本

生きていく辛さ、生きていく幸せ

2002/05/15 00:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:渡次 慶 - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初は「ちょっと読もう」くらいの気持ちだったのに、読み始めたら止まらなくなり延々と読み耽ってしまいました。
なにが私をそんなに惹きつけたのか? 考えてみたのですが…。

多分、登場人物の誰もが「善人」でも「悪人」でもないところ。
みんな必死で、苦しくて、哀しくて、切なくて、どこかずるくて(子供以外)、でも愛しい。登場人物の一人一人が名前を持ち、それぞれちゃんと存在して生きている。そういうところでしょうか。
主人公・花咲慎一郎(ハナちゃん)の心のうだうだ加減に妙に共感したせいかもしれません(笑)
彼が、自分の犯した罪や、そのせいで失ったいくつもの愛や、自分の行為の偽善や、そんなもの全てを決して捨てずにかかえ進む姿が、カッコ良いというよりありふれた1人の人間のようでそれでいて凄く強い気がして、勝手に愛しく感じてしまった。

恋愛に関しても切ないし、親子・家族に関しても凄く切ない。
読みながら何度泣きそうになったかわからない。
でも、それでも、日々は続いて生きていく。
どんなに大変なことがあっても、苦しくても、生きていく。
その愛しさが読み終えてからも余韻として胸に残ります。
重くない読みやすい文章なので、厚くてもすらっと読める本でしょう。

ミステリー…ともハードボイルドともいえない何とも不思議な作風ですが、ぜひぜひ、沢山の人に読んでほしい一冊です。

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紙の本

新宿で無認可保育園を営む探偵“ハナちゃん”こと花咲慎一郎が大活躍するハナちゃんシリーズの第1弾!

2006/01/11 00:56

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

さすが稀代のストーリーテラー、柴田さんだけあって登場人物それぞれが個性的だけでなく生き方もドラマティック。
他のシリーズで大活躍のあの山内さんまでも登場、柴田さんのサービス精神ぶりにうっとりされた方も多いことでしょう。
読みやすさと言う点においては柴田さんのシリーズ物の中では一番かも。
誰からも好かれるハナちゃんのキャラが大成功。
彼の悪戦苦闘振りの忙しさ(ハードな生き様)には読者もページを捲る手が止まらなく、思わず嬉しい悲鳴をあげた方も多いことであろう。
今から8年前の作品なんで、通信関係(パソコン)の表現にどうしても古臭さも漂っているのであるが、いつの時代になっても共通な家族問題のあり方やジェンダー問題・不法就労問題や福祉問題など、慌しい展開の物語の中にも鋭いメスを入れている点は見逃せない。
やはり子どもを育てることの大変さを痛感された方も多いことであろう。
あと、女医・奈美先生と恋人(と言えるのであろう)理沙とのコントラストも読ませる。
男性読者はこんなところ敏感です(笑)
どうやら理沙に心を奪われつつあるようですが・・・
2人とも素敵な女性なんで(笑)、どうしても比較しちゃうものね。
次作以降の展開がどうしても気になります。
少し読み違えかもしれませんが、この作品には大勢(前述の2人・元タレント・保母たち・漫画家など)のそれぞれの過去を持った女性が登場します。
たとえば女性読者が読めば、自分に近い性格(生き様と言った方が良いのかな)の人物に投影することも出来るはず。
彼女達がハナちゃんと接し、結果として彼の危機一髪な状態から守り抜きます。
そう言った観点から読者一体型のミステリーかもしれませんね。
もちろん、ハナちゃんの根っから優しい性格がより読者を身近なものとしているのでしょうが・・・
ラストの「にこにこ園」の園児ミッキー(10歳の少年)が起こす事件がなんとも印象的である。
子どもはとっても敏感であると痛感した。
お子様がいらっしゃる主婦が読まれたら心が痛んだはずである。
どんな苦しいことがあろうとも、支えてくれる人がいるハナちゃん。
彼が眠る時間を惜しんでまで“必死に”生き、周りの人々に“勇気”を与えてくれているからだ。
本のタイトルともなっている“フォー・ディア・ライフ”(「一所懸命」)、柴田さんからの大いなるメッセージだと思います。
活字中毒日記

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紙の本

表があるなら裏もあるのよね

2002/04/01 21:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 新宿2丁目で無認可の保育園を営む、花咲(通称ハナちゃん)は、園の苦しい経営を助けるべく探偵の仕事もしている。ハナちゃんが引き受けた依頼に基づいて話は進んでいくので、自然とジャンルはミステリーになる。ヤクザ絡みで問題を起こした少年を探したり、家出をした大金持ちの少女の行方を追う。
 ハナちゃんの、園長先生という表の顔と、ヤバイ仕事も引き受ける探偵という裏の顔が交錯する。ハナちゃんはこの二つの顔をスマートに使い分けているのではなくて、できることなら園長先生一本でやっていきたい気持ちは山々なのだが、保育園はいつも火の車で、やむなく探偵に成り代わるという、生活臭プンプンのアップアップ状態だ。読者は何時の間にか、「あまり危ない仕事は引き受けないで」という気持ちになり、依頼を引き受けたなら引き受けたで、「早く事件が解決してお金が入りますように。そしたら、八百屋さんの支払いやあちこちのツケが払えるから」なんて、所帯じみた応援をしてしまっている。読者一体型ミステリーとでも言おうか。

 わけがあって警察を辞職したハナちゃんを筆頭に、ここにはわけありの登場人物がたくさん出てくる。
 無認可で低料金、24時間営業の保育園に子供を預けに来る母親たちは、それぞれにわけありだ。不法就労で夜の仕事をする母親は、無国籍の子供を養っている。離婚をした母親は、女手一つで子供を育てるために夜の仕事を選んだ。路上でアクセサリーを売る女性は、子供に対して愛はあるが責任感に欠け、薬の快楽から抜けることができない。園児が急病にかかると連れて行かれる医者は、わけあって医師免許を剥奪された女医さんだ。園で働く保母さん達にしても、わざわざ無認可の『にこにこ園』で働くにはわけがある。

 大人はそれぞれに抱えているものがある。それがどれだけやっかいでも、抱えていなくては仕方のないものだってある。どうしようもないことってのが、生きている内に一つや二つ、いや、三つや四つ出てきて当たり前だよな。
 ミステリーとしての展開とは別のところで、園児ミッキーが小さな事件を起こす。これは、大人が「どうしようもない」と思いながら抱えているものが生み出した事件である。ハナちゃんが男泣きに泣いたように、私も胸がつまった。

 虚しさと勇気、悲しさと嬉しさやおかしさが混ざり合った、奇妙な読後感を味わった。

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2004/10/07 20:35

投稿元:ブクログ

いいテンポで進んでいくので
とても読みやすいかな。
ハナちゃんいい味だしてます。
でも最後はとても切なくて・・。

2005/08/26 03:16

投稿元:ブクログ

舞台は東京・新宿二丁目。
主人公・花咲慎一郎は無認可保育園の園長。そして、赤字の保育園の資金を稼ぐために、探偵として裏の仕事もこなしている。
他の暴力団の縄張りを荒らした少年を引き取り、家出した少女の行方を追いかけていた花咲。次第に、捜査している間に出会った人々、様々な出来事が一つの事件として収束していく。

2011/07/19 21:02

投稿元:ブクログ

新宿2丁目が舞台の探偵モノ。

というと、ハードボイルドかエログロっぽい感じを連想するけど、そこはそれ、柴田さんですから。
もちろん、男性の一人称で語られるお話なので、そういう部分もありますが、男性作家の書く文章とはやはり“いやらしさ”が違う。
その違いがわたしにはちょうどいい具合なんだが、物足りない方もおられるでしょうね。

わたしが物足りない、と言うならラストかな。
もっと盛り上がってもよかったような。

2004/11/22 17:45

投稿元:ブクログ

いや〜柴田先生!また素敵なキャラのヒーローを創ってくれました!めちゃいいです、ハナちゃん!! 園や子供たちの為なら例え火の中、水の中、っていう姿勢も好感大だし、ちょっと暗い過去ややばい人たちとの関係など謎な部分もこれまたいいわ〜。家出娘を探すだけの裏稼業である探偵事だったのに、事件の展開はどんどん闇の中へ・・・。危機一髪なこともたくさんあり、それだけで大変なはずなのに、園で起こる問題や事件にも対処しなくちゃいけないし。束の間ホっとさせてくれるのが、無邪気な園の子供たちなんです。場所も場所だし、24時間営業・・ということは普通の家庭の子供たちじゃないけれど、それでも無邪気な笑顔がそこにあるから、ハナちゃんもがんばれるんだろうなぁ〜。

2005/01/16 18:47

投稿元:ブクログ

この主人公を見てると無条件で応援したくなる、母性本能をくすぐられると言うんでしょうか(笑)そんな主人公は、無認可保育園の園長でありながら、私立探偵という保育園の足りない資金を調達するためにいろいろ危険な仕事をするわけです。RIKOシリーズで御馴染みの方も出てきます。

2005/04/18 12:44

投稿元:ブクログ

横溝正史賞とってらっしゃったんですね。知らなかった。

設定が好きだな〜!退職刑事・巻き込まれがた私立探偵・お金の為にやらなきゃならないけど、そう「悪」になりきれない・そもそもそのお金が必要なのには訳があって…といった具合。どうです?いいでしょう。勿論ストーリー的にも満足。この話でまとまってしまったので、シリーズ物にならないだろうところだけ…ちょっと残念、かな

で、後で調べたら(汗)続きもあったんですね。無知って怖い。

2005/05/20 23:28

投稿元:ブクログ

新宿で私立探偵で保険診療外の女医でヤクザでハードボイルド、だけど主役は保育園の園長。この乱調がやみつきになります。

2005/08/14 13:58

投稿元:ブクログ

バラバラに起こっていたことが、最後にピンと一つの線につながるんです。意表をつくストーリーがとても面白いですよ。あと、いろんな愛の形が描かれているのも良かったです。同性愛でも嫌な印象を受けないのは、著者がそれを理解しているからですよね。いろいろな見方が変わりました。

2011/02/25 01:12

投稿元:ブクログ

にこにこ園(保育施設)の園長であり、元刑事の探偵「ハナちゃん」(男)が主役の探偵小説。
わりかし地味。
冒頭 文章が読みにくかったが、後半は慣れたのか問題なく読み進められた。
「面白かったか?」と問われたら「普通」と答える。
読みたい本がないなら読んでも良いかもしれない。
そんな感じでした。

気が向いたら他の柴田さんの本を読んで、柴田さんの本を今後買っていくかどうか考えます。

2005/11/03 08:40

投稿元:ブクログ

良い人って損をするってそう言うお話。でも最後に笑うのは良い人ってそう言うお話。心が優しい気持ちになるお話。

2005/11/23 22:08

投稿元:ブクログ

新宿2丁目無認可保育園の園長兼探偵の、花咲慎一郎シリーズの一作目。柴田さんの本に出てくる人達は皆個性があり魅力的。

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