サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

【HB】9/1~ 最大10,000ポイントプレゼントキャンペーン~買えば買うほど当選確率アップ~(~9/30)

2019年版カレンダー全品ポイント5倍キャンペーン ~11/30

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

タリバン(光文社新書)

アプリで立ち読み

hontoアプリの確認

立ち読みには最新の「honto」アプリ(無料)が必要です。

バージョンの確認はアプリの「設定/情報」から確認できます。

最新の「honto」アプリをご利用の方

立ち読みする

最新の「honto」アプリをダウンロードされる方

hontoビューアアプリ

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.7 25件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.10
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社新書
  • サイズ:18cm/214p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-334-03103-X

読割 50

読割50とは?

読割50とは?

hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。
購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。

または読割50のアイコンがついている商品が対象です。

一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。

  • ※ご利用には、honto会員登録が必要です。
  • ※書店店頭でのお買い物の際は、会計時にレジにてhontoカードをご提示ください。
  • ※hontoが提供するサービスで、販売価格の50%OFFを負担しています。

読割50について詳しく見る

  • 国内送料無料
新書

紙の本

タリバン (光文社新書)

著者 田中 宇 (著)

なぜ、テロにはしるのか。20年以上続いた内戦を終結させた「正義の使者」タリバンはなぜ世界の敵になったのか−。アフガニスタンでの現地取材を元に、アメリカ、ビンラディン、タリ...

もっと見る

タリバン (光文社新書)

734(税込)

ポイント :6pt

ほしい本に追加

現在お取り扱いができません

タリバン

659 (税込)

タリバン

ポイント :6pt / 紙の本より75おトク

電子書籍をカートに入れる

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ 閲覧期限
iOS EPUB 7.4MB 無制限
Android EPUB 7.4MB 無制限
Win EPUB 7.4MB 無制限
Mac EPUB 7.4MB 無制限

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ 閲覧期限
iOS EPUB 無制限
Android EPUB 無制限
Win EPUB 無制限
Mac EPUB 無制限

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

本の通販ストア 全商品対象
3,000円以上のご注文で
3%OFFクーポンプレゼント!
こちらは「本の通販ストア全商品対象!3,000円以上のご注文で、10月から使える3%OFFクーポンプレゼントキャンペーン」の対象商品です。
※キャンペーンの適用にはエントリーが必要です。

キャンペーン期間

2018年9月1日(土)~2018年9月30日(日)23:59

新刊お知らせメール登録

この著者の新着情報

一覧を見る

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

なぜ、テロにはしるのか。20年以上続いた内戦を終結させた「正義の使者」タリバンはなぜ世界の敵になったのか−。アフガニスタンでの現地取材を元に、アメリカ、ビンラディン、タリバンの運命の三角関係を読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】

関連キーワード

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー25件

みんなの評価3.7

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (12件)
  • 星 3 (7件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

頼りない参考書

2002/09/13 19:24

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:消印所沢 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 急造本の感,強し.幾ばくかの現地取材を,概史.一般的な論評の引用などで水増し.タリバンそのものより,アフガンの概容や様子の記述が大半.
 概史などは他の文献の引用ではないかと思われるが,一切,参照文献を書いていないのは,姿勢として問題.
 ヘクマティアルを死亡したことにしているのも大減点.
 タリバン誕生神話を,何の疑問も挟まず,検証もせずに書き写しているのはどうか.

 「タリバンは都会を嫌っていた」というタリバン=ポルポト説.
「タリバンは金正日と同じ,『わざと嫌われよう』外交?」
 戦死より負傷を恐れるジハード精神.
 対ソ紛争の後方支援を担当していた,軍事ブローカー的な「リーダー」という存在.
 難民キャンプに残った男達が,地の利を利用して始めた密貿易トラック運送業が,後のトラック・マフィアに.
 パキスタンの国家収入の1割近くに相当する,密貿易による損失.
 アフガンから運ばれてくる麻薬を売り買いするマーケット.

 声を出さずに耐える,パシュトゥンの「躾」と,内戦が生んだ,その躾を失った難民キャンプ世代.
 タリバンが,破壊したカセット・テープで作った,見せしめのためのテープ玉.
「都市外では,タリバン兵の存在が疎らなので,規制の目も緩い」.
 したたかにタリバンの規制を逃れる知恵を絞るカブール市民.
 タリバンについて言葉を濁す,「タリバン支持」の難民村の長老.
 「ビンラディンの肖像画がある=ビンラディン支持」という見方を一笑に付される筆者.
 インターネットは「イスラームの教えに反する」と禁止するタリバン.

 女性解放政策をザヒル・シャーが行ったとしている誤り(実際は,王制下で実権を握っていたダウド首相の施策).
 CIAによる?ハク大統領暗殺(元パキスタン諜報機関ISIエージェントの暴露本を,素直に信じているように見えるのは問題あり).
 「ブルカ自体,女性差別」とする欧米の態度は文化的傲慢だとする見方はいいとして,タリバンによる女性迫害問題がブルカだけでないことに触れられていないミス.
「スティンガー・ミサイルの寿命を,アメリカはわざと短くしてから渡した」と言い切る筆者(ミサイルにもメンテナンスが必要なことを知らないのだろうか?).
「タリバンは周りの国に迷惑をかけている存在ではない」と記述する(テロリスト養成キャンプの存在を容認したり,イランとの間に戦争になりかけたりしているのだが?)など,筆者の不勉強が所々に目につく.

 買ってもいい.だが,これ一冊読んだだけでアフガン問題を理解したつもりになるのは危険.
【関心率44.75%:全ページ中,興味ある記述のあるページがどれだけ存在するかの割合.当方比】

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

タリバンは悪か?

2004/11/14 10:55

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この種の書に共通している世界が全て悪としてとりあげているものはそうではないんだよという主張が展開されていた。
タリバンはアフガニスタンの自主独立の為に結成された組織であり、国際的に悪名が高くなるまではそういう活動をしていたと述べる。西欧諸国の誤解の中に女性の顔を覆うブルカについて述べている。ブルカは90%アフガン女性に受け入れられているにも係らず、西欧諸国は自分の物差しで当てはめ、女性蔑視であると決め付けている。
また、アメリカとビンラディンは、グローバリゼーションというコインの裏表であるという。上手い言い方だと思った。
私が名著だと思った「文明の衝突」に対して反論しているのが面白かった。ハンチントンは冷戦時は、ソ連を敵として徹底的に取り上げた。彼はアメリカの外に巨大な敵を作る事がアメリカに有利になると考えているというのである。ある面的を得た表現だと思う。
本書は優雅な中東社会のその歴史から紐解いてくれた。日本でもアメリカ一辺倒じゃ無く、世界的な歴史、過去を独自に判断し、その意志を決定して欲しいものである。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ブルカ着用の強要は本当か?

2004/01/13 02:18

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:妹之山商店街 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 タリバン兵がブルカを着用していない女性に暴力をふるう。
アメリカの女性団体が女性差別だと声を上げた。
 しかし、パキスタンの難民キャンプで生まれ、パキスタンの神学校で
育った「戦争しか知らない子供達」であるパシュトンの息子達である
タリバン兵は、実は祖国で生活したことすらなかった。

もしアフガニスタンの農村で、見知らぬ女性に危害を加えたら、その
女性の親族による復讐を覚悟しなければならないという。
 故国を知らないタリバン兵は、そんな故郷の「常識」すら知らなかっ
たのだ。
 (まあ、もう既に故郷は、内戦で破壊し尽されていて、最早存在さえ
していないのだが…)

 ブルカは伝統的な上着であって、ブルカ自体を着たくないという女性
は一割しか!!いないという調査結果が出ているという。
 彼女達が嫌悪しているのは、たまたま何らかの理由でブルカを着て
いない女性に対して、タリバンが暴力をふるったり、投獄したりする
ことであるという。
 だから、アメリカの女性団体が、ブルカの存在自体が「女性差別」
であると主張しているが、こらはアフガニスタンの女性達にとっては、
民族衣装を否定されたことになるため、アフガニスタンの多くの女性達が
怒っているという。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

何が正しいのかを模索する判断材料に

2002/03/07 17:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あかねぞらきち - この投稿者のレビュー一覧を見る

 米国テロについてはたくさんの意見があるはずだ。しかし、我々が受動的に受け取れる意見というのはそのうちの2,3個ぐらいしかないのかもしれない。だから、自分で耳を澄ませてみようと思った時に手始めに読んだ本がこれだった。本当の問題解決は今を見るだけでは始まらない。大きな意見だけ聞いているだけでもだめだということを実感した。自分自身でどれだけ情報を集め、自分の考え方を出すことが出来るのか、現地取材を元に順を追って解説したこの本はその助けになることだろう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ブルカを脱がない女性たち

2001/12/13 23:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kosaka - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アフガニスタン、アメリカ、パキスタン、ソ連の関係についての歴史や現状が書かれている。この本はニューヨークでおきた9/11のテロを踏まえるとともに、上記4国やもっと遡ったイギリス植民地時代からの歴史にも触れられている。アメリカはテロに対してビンラディンを主犯であると断定し彼を庇護しているタリバンに対して報復措置をとり崩壊させた。著者はこれをアメリカの都合であり価値観の押しつけと位置づけている。
 本書を読むことによって、アメリカがアフガニスタンに行った事実をそのまま直視して考える事と、アフガニスタンがこの状態に至った経緯を知る事ができる。タリバンが崩壊した今もブルカを脱がない女性たちがいるという事実は、それを人権侵害としていたアメリカが価値観を押しつけていた事を示しているのかもしれない。自由を尊重するといわれるアメリカがそこまでしてタリバンを崩壊させた理由はどこにあるのかを知る一助になる書物である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

タリバンを通して見えてくる世界

2001/11/27 11:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏野涼 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アフガニスタン、そしてタリバンは世界を映す鏡ではないのか。世界史の結節点で注目されては忘れ去られ、大国の「グレート・ゲーム」に翻弄されては、国土の荒廃に苦しむアフガンの人たち。そんなアフガンを取り巻く現状を、著者自身の訪問記も交えながら、様々な視点に立って紹介したのが本書である。
 本書は著者がメールマガジン「田中宇の国際ニュース解説」で書いたものを元にまとめられたものであるが、アメリカでの大規模テロが起きる前に書かれているものだけに、熱に浮かれたようなマスコミ報道とは一線を画している。タリバンが登場した背景やアフガニスタンを取り巻く各国の思惑など非常に興味深く読むことができる。既存のマスコミ報道に物足りなさを感じる人はぜひ読んで欲しい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

アメリカ陰謀史観の匂いがするものの……

2001/11/25 22:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:谷池真太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 時事ものにありがちな薄っぺらな内容かと思えば、意外や意外、なかなかためになる話ばかり。第二次大戦後アフガニスタン事情をまとめた第一章「タリバンとオサマ・ビンラディンとアメリカ」はどことなくアメリカ陰謀史観の影が見えるが、アフガニスタンを取り巻く政治事情が簡素にまとめられている。この第一章だけでも読む価値あり。

 冷戦後、中央アジアの石油資源を狙うアメリカはその布石としてアフガニスタンに安定的政権の誕生を要請した。それがタリバンだったのだ。国内の統一を果たしたタリバンは欧米文化から見たら人権無視も甚だしいイスラム復古運動を展開するが、当初アメリカはそれに対して寛大であった。このへんのアメリカの対応は対サウジ政策に似ている。だが、アメリカに対して強烈な敵対意識をもつオサマ・ビンラディンがアフガニスタンに亡命してから、アメリカの態度は一変する。そして1998年のタンザニアアメリカ大使館爆破を経て、今回のニューヨーク大規模テロ、そして報復攻撃へと繋がるのだ。

 ただ、本書は複数の雑誌等で書いた原稿の寄せ集めらしく、同じ内容の記述が複数あるのには辟易する。時事ものとはいえ、もう少し手を入れてほしかった。それと、17ページの「イスラム教は政教分離を許さない宗教なので、聖職者といっても日本のお坊さんよりずっと政治的な人々だ。」というくだりはいただけない。イスラム教な対する無知が丸出しである。イスラム教は「政教分離を許さない」のではなく、政治と宗教が完全に一致した、世界で最も宗教らしい宗教なのだ。このイスラムの論理をアタマにたたき込んでおかないと、本書のようにすべての問題を政治力学的に片付けてしまいがちになる。目に見えるものだけを追ってしまうのは「ジャーナリスト」たちの悪い習性である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

まずは正しい知識を持たねば

2001/11/22 09:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Snake Hole - この投稿者のレビュー一覧を見る

 田中宇著の光文社新書。アフガン現地での取材を元に,タリバンの過去と現在を解説する。そもそもなぜイスラム原理主義のタリバンがアフガニスタンを「実効支配」するようになったのか,なぜアメリカは彼等にあれほど憎まれているのか,非常に分かりやすく書かれている。
 著者によれば,もともと準備していた原稿に,9月11日のあの事件を受けて大幅に加筆訂正を施したものらしいが,今の日本で今回の事件,現在の情勢に至った経緯を,これほどキチンと分析した読み物はないんぢゃなかろうか。
 アメリカの行っている攻撃を支持するにせよしないにせよ,自衛隊の派遣に賛成するにせよしないにせよ,インド,パキスタン,アフガニスタンそしてイラン,イラクといった,ここ20年ほどの間絶えず国際紛争の火種であった地域に関する正しい知識をまずは持つべきだろう。これらの国が大国列強の思惑のもと,いかに将棋のコマのように扱われて来たかを知れば,鼻の穴おっぴろげて「テロは絶対悪なんだからボクメツするんだ」とか言っている連中の底の浅さが知れようというもんである。値段も680円と手ごろだし,悪いこたぁ言わない,コイズミの写真集買うんだったらこっちにしなさい,絶対にためになるから。
 なお,田中さんは自分のサイト から,この関連を含めて時事問題を解説したニュースレターを無料配信している。こっちも小泉内閣メールマガジンとか,民主党のメールマガジンとかより100倍くらい読む価値があるぞ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

アメリカ政府ナイズされすぎないために

2002/02/27 09:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 共同通信社に勤務する、インターネットの「MSNジャーナル」を立ち上げたことでも著名な田中宇(たなかさかい)氏自身が取材して書いた国際関係の膨大な記事の中から、アフガニスタンやその周辺諸国の現在の情勢、現在に至るまでの歴史的展開(旧ソ連のアフガン侵攻とムジャヒディン、その後の内戦、難民の増加、密輸や麻薬栽培)、それに対するアメリカ政府など各外国政府の政策や軍事行動、現地の人たちとの実際の交流から見えてきたものなどに関する文章をまとめたものである。

 アハメド・ラシッド『タリバン』と内容が少なからずダブり、かつ前掲書の方が圧倒的に詳細だが、こちらは非常に平易かつコンパクトにまとめられている点がすばらしい。なお、後ろに掲げる著者のウェブサイト内で公開されているものが少なからず掲載されている。

 本文に掲載されている写真は、著者自身が現地で撮影したものである。斜めに傾いた、明らかに隠し撮りとわかる写真も数点。

 後ろの方には、アフガニスタン(のタリバンだけが敵だとアメリカは言っていたが)とアメリカ軍との戦争が始まる以前から出版され、一時ベストセラーになったアメリカを代表するタカ派・ハンチントン『文明の衝突』についての、歯に衣着せぬ、なんとも正確で残酷な書評が少しだけ掲載されている。

 とにかく、いくら同盟国だからと言ってアタマの中身をあまりアメリカ(政府)ナイズされすぎない方が良い。ニュースを受動的に消費するだけではなく、たまにはこのような、かけ値なしの「驚愕の真実」がいっぱい詰まった本を読んでみては。

 余談であるが、2001年9月11日の事件を「テロ」と見るのは、人口比にして全世界の10%に過ぎない。他の90%は圧倒的に「アメリカ政府への報復」と見る。先進国だけが「世界」なのでは間違ってもない。

 「田中宇の国際ニュース解説」
 国際ニュース解説記事のメール配信が受けられる。この本の内容も読むことができる。ハンチントン『文明の衝突』の内容や論理展開の粗雑さに対する指摘と疑問を提示した文章も読める。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

タリバンはテロ組織にあらず

2002/01/11 23:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:#10 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は2001年9月の米国同時多発テロに応えるタイミングで同年10月に出版された。ただしテロ自体の詳細にはほとんど触れておらず、犯人とされるビンラディンやタリバン及びイスラム原理主義の歴史について、センセーショナリズムに走ることなく丁寧に解説している。米国の攻撃対象となったことでタリバン自体がテロ組織のように誤解されがちだが、ソ連撤退後の混乱したアフガニスタンを彼らがどのような理念で統一したのか、本書によって理解できると思う。
 筆者は元共同通信社で勤務したジャーナリストで、現在は個人で国際情勢に関するメールマガジン(http://tanakanews.com/)を配信している。非常に説得力のある内容なので併せてお勧めしたい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

タリバンとオサマ・ビンラディン,アメリカの関係とは

2001/11/04 21:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:格   - この投稿者のレビュー一覧を見る

 国際関係をずっとウォッチし続けてきた著者が,タリバンをめぐる関係を200ページ足らずの新書に短く要領よくまとめている.短時間に大雑把に関係を把握するのにいい本であると言える.もっとも精密に分かるわけではない.
 東と西の文化の衝突する場所というところからなのか,アフガニスタンの歴史は複雑を究めている.1989年のソ連撤退後のたった十数年ですら,紆余曲折が激しい.内戦を遂行するジャヘディン(聖戦士)達は7派に統合され,そのうちの最もパキスタンよりのヘクマティアル派を支持する.
 「タリバン」がコーランの言葉,アラブ語で「学生たち」を示すとは驚きである.彼らは,腐敗したムジャヘディンの内戦から祖国を解放しようとして運動を始めた神学校の若者たちと先生たちからなるのである.1994年決起のあと,1996年にカブールを落とし政権の座につく.ヘクマティアルも殺される.そして,タリバンにまたしても武器を供給したのはパキスタンであり,アメリカもまた裏で支援していたものと思われる.
 そしてビンラディンがアフガンに移ったのは1996年.ここから少しずつ対米テロが始まり,アメリカの対タリバンの姿勢も当然変わっていく.
 アフガニスタンの古くからの歴史も一応概観できるが,王朝の推移がきちんと記述されておらず残念.1893年のイギリスによるアフガニスタンの英領インドへの編入,『デュランライン』の話は驚き.要するに今のパキスタン西部とアフガニスタン東部は元々一つの国であり,同じパシュトン人が住んでいるというのだ.こんなところにもイギリスとアメリカを含めた複雑な関係の一端の原因があるのだ.

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

アフガニスタンでの現地取材を元に「タリバン」という現象を解明する

2001/11/30 22:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:藤崎康 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 膠着状態から一転、めまぐるしく変化するアフガニスタン情勢には、まったく目がはなせない。米軍による空爆開始から約1ヶ月後の11月13日、首都カブールが北部同盟によって制圧され、事実上タリバン政権は崩壊し、アフガンは政治的空白状態となった。そして、北部同盟によって約100人のタリバン兵が処刑され、またカブールに進攻した北部同盟による略奪が市場や銀行で起きているとのニュースも伝えられた。さらに、カンダハルが最後の拠点となったタリバン外人部隊とビンラディン率いるテロ組織アルカイダが、徹底抗戦の構えをみせており、米軍のカンダハル空爆もいよいよ激化しているという。さらにタリバンと同じパシュトウーン人の反タリバン部族同盟(タジク人、ウズベク人、ハザラ人からなる北部同盟とは対立する)が勢力を拡大しているという、「群雄割拠」状態も生まれている模様だ……。もっとも、これを書いているのが11月17日午前1時前後だから、まもなく状況は大きく変化するかもしれない。

 さて本書は、厳格なイスラム原理主義を掲げ、音楽や映画や女性の教育を厳しく禁ずるタリバン(神学生)政権が出現した歴史的背景を、現地取材を元に克明に解説した一冊であるが、米同時テロ以前、あるいはバーミヤンの巨大石仏爆破以前にはわれわれの多くが無関心であったタリバンやムジャヒディン(イスラム聖戦士・義勇兵)が、まさしく東西文明が衝突する地・アフガニスタンで生まれるべくして生まれたことが、本書を読むとよくわかる。

 たとえば著者は、中東のイスラム世界がオスマントルコまでの「過去の栄光」があったがゆえに、自分たちの文明のアイデンティティを簡単に捨てて西欧化することには大きな抵抗があったという点をわかりやすく説明しつつ、また西欧側もイスラムを脅威とみなし、いまだにトルコをEU(欧州連合)に入れようとしない点などを指摘する。そして、イスラム復興(原理主義)が、18世紀に聖地メッカを擁するアラビア半島で、ムハンマド・ワッハーブという宗教指導者によって唱導され、紆余曲折をへたのち、1979年のイランにおけるホメイニ師の「イスラム革命」へといたる経緯も、明快に解説する。さらに、イランのイスラム革命が「大悪魔」アメリカとイスラム復興運動との戦いだったのに対し、アフガニスタンにおけるソ連とムジャヒディン・ゲリラとの戦いは、宗教はアヘンだと考えて無神論を推進し、あらゆる宗教を弾圧した社会主義国ソ連と、イスラム復興運動との戦いだったのである、とし、その運動の中に十代のオサマ・ビンラディンもいたと、クリアな見取り図を描いてくれる。ちなみに、中公文庫の山内昌之『イスラームとアメリカ』も、アメリカに浸透するイスラムの「脅威」をスリリングに論じた貴重な一冊である。 (bk1ブックナビゲーター:藤崎康/現代文化論・映画批評 2001.12.01)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2007/10/25 17:01

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/11/09 16:05

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/08/22 16:54

投稿元:ブクログ

レビューを見る

一般 ランキング

一般のランキングをご紹介します一覧を見る

前へ戻る

次に進む