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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 18件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.11
  • 出版社: 祥伝社
  • レーベル: 祥伝社文庫
  • サイズ:16cm/154p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-396-32885-0

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文庫

紙の本

アイ・アム (祥伝社文庫)

著者 菅 浩江 (著)

アイ・アム (祥伝社文庫)

411(税込)

アイ・アム I am.

324 (税込)

アイ・アム I am.

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みんなのレビュー18件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (9件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

泣かせて

2017/04/24 22:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

訳もなく泣きたいとき、心が疲れてどうにもならないとき、この短編に目を通してください。

 私とは、あなたとは、役に立つとは、愛するとは、人が人として感じるあらゆることは、誰のどの部分が命令したものなのか、そんなことを考えさせられる掌品です。

 菅浩江の、ロボットや工作物に対する優しいまなざしが凝縮されたような、愛しさに溢れた作品を、ぜひ楽しんでください。

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紙の本

原点回帰の幸福

2002/03/07 21:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:3307 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ——ちょうどいい長さの物語。帰宅時の通勤電車で一気読みしました。重厚長大路線にも魅力はありますが一息に読むのに適した長さもあるのだと改めて痛感させられた一冊。

 作品の質が高く、枚数が短いと「切れ味」の良さが際だちます。

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紙の本

機械の看護婦が問う自らの存在

2002/03/22 22:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あすか - この投稿者のレビュー一覧を見る

 彼女の名はミキ。苗字とも名前とも取れる名を持つ彼女は、病院で看護をするために生み出された。機械であるがゆえに、人は彼女に遠慮せず用事を頼める。機械であるがゆえに、彼女はミスをしない。
 しかし人が感情をともなってミキに相対するとき、双方が人間同士では感じることのない微妙な違和感を覚えることになる。死に行く家族は、なぜ自分の子が? とつぶやかずにはいられない。ミキが返す答えにも、なぜ機械にこんなことを言われねばならないか、と叫ばずにはいられない。繰言を発する女性は、機械にこんなことを言うなんて、でも同じことを言うのだから機械に言うぐらいでいいのかも…と自問する。そして、人々の生々しい感情に触れるとき、ミキは自分がなにものなのか、と問わずにはいられない。
 中篇ながら、機械と自我、人間を人間たらしめるものは何か、という問いと、物語を巧みに織り込んだ佳篇です。

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紙の本

おいしい一冊

2002/04/14 22:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 長くもなく短くもない中篇。といっても実際に本を手にした時は薄いし、字はデカイし、値段は安いけど中身はあるのか? と疑ってましたが、なかなか良かったです。

 突如、目が覚めたら不恰好な看護用ロボットになっていて、病室で難病と向き合う患者さんの介護をする、といった物語。時に我が子の病状について嘆く親を励ましたりしながら、頭に横切るのは、遠い記憶と自分に対しての疑問。一体、私は誰なんだろう? 本当にロボットなのだろうか?

 目の前で死と向き合う者、またそれを見守る者、全てを受け入れて生きる者など、テーマが割と深いので頁数はさほど気になりませんでした。印象的な言葉なども結構あったな。「たとえそれがすぐに失われる幸せであっても、幸せだった記憶は、残ります。小さい時に覚えた歌が、いつまでも心に残るように」や、ホスピス練での主人公の問いかけに対する院長の返答(これが鋭いのよ)など。

 でもって、ラストが泣かせるんだわ。こういったオチは弱いんだよなぁ。一応主人公はロボットだけれど、あまりSFって感じでもないし、さくさくっと読めるし、万人向けの非常にオトクな作品。おいしい一冊。

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紙の本

優しく、深く、人間とは何かを問いかける

2002/12/18 13:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

また泣いてしまいました。よりによって新幹線の中で。この本は薄くて字も大きくて、文章も簡単で、あっという間に読んでしまいそうで、出張鞄に放り込むにはちょうどよかったのですが、それにしても中身の密度がこれほど高いとは。
舞台はホスピス棟が併設された病院。看護ロボットとして目覚めた主人公が、自分は誰なのだろうとかと、入院患者とのふれあいを通じながら自問自答していきます。ゆっくりと、じっくりと、人間とは何か、生きているとは何かについて問いかけを繰り返す主人公。物話は平易な文章で、そして穏やかに進められていきます。そして最後に、優しく静かな回答が与えられます。
菅浩江さんの本は最近の著作ばかりこれで5冊ほど読みましたが、独特の感動を与えてくれるものばかりです。本書は文庫で安いし(この感動で400円!)、菅浩江入門としてもお薦めしたい本です。

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紙の本

心の琴線が振るえる

2003/09/26 23:59

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

1度読んでしまえば結末が判っているので読み返す気になれず手放すことが多いのですが、この本は手放し難くてずっと持っています。
読む度に印象が変わるのは自分が変化していたり、その時の気分だったりするのでしょうが、ただ静かに、でも確かに響いてくるものがある物語です。「心の琴線が振るえる」という言葉を目にしたことがあって、どんなだか判らなかったのですが、私にとってこの本を読んだ時の感じがそれなんじゃないかと思います。

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紙の本

この分量でこの読みごたえ!同じテーマで、いつか長編で読んでみたい。

2004/05/11 05:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る

文庫で150頁あまりの中編。ラストには胸が熱くなったのと同時に、できれば長編で読んでみたかった、とも思いました。話に引き込まれて、さあこれからというところで、もうラストが来てしまったみたいな。うーん、なんかもったいないなあと。

目覚めたら機械のボディになっていたミキが、病院で患者の介護にあたりながら、「自分は何者なの? 人間? ロボット? いったい何?」と問いかけていく話。生きることと死ぬことが身近に感じられる環境の中で、自分は一体何者なのだろうと問いかけるミキ。彼女が必死に記憶を探り、答えを見つけようと思い悩む姿は、見ていて胸が締めつけられました。

それと、菅さんの文章、擬音の使い方がとても上手ですね。そう感じた箇所を、本書の最初のほうからいくつか抜き出してみます。
> > >
擬音語を使って、あるイメージをさっと掴まえて表現しているところ。うまいもんだなあと感心させられました。

また、ロボットの持つ意識とか心の在処(ありか)といったことも、この作品のひとつのキーワードになっていたみたい。それでなんでしょう、読み終えて、ロボットが忘れられない作品を久しぶりに読んでみたくなりました。手塚治虫の『火の鳥 復活編』とか、アシモフの中編「バイセンテニアル・マン」(『聖者の行進』所収)とか。

とまれ、菅 浩江さんの『アイ・アム』。読みごたえがありました。
「より良く生きること」とか、「人間らしさ」とか、「ロボットの存在と役割」とか……。色々と考えさせられる作品でした。

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2014/06/15 21:41

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2006/05/16 19:36

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2011/03/31 14:48

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2011/05/28 22:48

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2009/02/08 10:55

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2010/08/03 02:12

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2014/07/22 15:59

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2014/01/14 22:09

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