三千世界の鴉を殺し ５ （新書館ウィングス文庫 Wings novel）

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投稿者：tousen　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　シリーズ５冊目は完全に娯楽小説の感の強いものに仕上がっている。軍人達の宴会風景は半端じゃなくはじけてます。まあ、医者とか先生とかの固い職業に就いている方々が無礼講ってのを繰り広げると、大概すさまじいものになるらしいですね。
　サラディンが酔った勢いでどんな悪ふざけをしてくれるのかと期待していたのでちょっと物足りない部分もあったのですが、でもその分ラクロワ中佐が期待に違わずがんばってくださってうれしい限りです。曲者ぞろいのこの部隊、トップに立つ方のご苦労は計り知れないものがありそうで、もう笑うしかありません。ルシファードの今後の活躍にも期待しちゃいます。

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投稿者：月原流音　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　表紙を見れば分かると思いますが、登場人物美形ばかり!！　毎回加筆されているので、雑誌連載とはまた違って2倍楽しめます。
　今回は、戦いの後の祭りＳＦが苦手な人も十分楽しめると思います。人生に疲れたあなた、一緒に笑いませんか？

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投稿者：miyagiaya　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　前作での事件が一段落して、『英雄』ルシファードを囲んでの祝勝会が開かれる。美貌のドクター、カジャとサラディン。情報部のやり手将校ニコラ、ルシファの戦友ワルターなど。彼を中心に集まるクセモノが勢ぞろいした宴会の行方は…？
　まさに丸ごとルシファ争奪戦、な一冊。戦闘後の軍人たちの浮かれた様子を尻目に、事件の背後にある不穏な気配を気にするルシファード。そしてそんな課題を片付けようとしているはずが、気づけば彼を挟んで毒々しい会話の応酬を始める美貌で普通じゃない性格の人々。それを「男って…」なんて呟きながら見守る女性陣じゃなくても、彼の置かれた状況のあまりの寒さに笑いが止まりません。この巻は丸ごとギャグなので、とにかく読んで損ナシ。楽しいです。