「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.12
- 出版社: 大洋図書
- レーベル: SHY NOVELS(シャイノベルズ)
- サイズ:18cm/252p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8130-0878-X
読割 50
紙の本
放蕩長屋の猫 (Shy novels)
著者 榎田 尤利 (著)
東京の下町、根津の通称「放蕩長屋」にイラストレイターのまひろは恋人の遊真と同棲していた。遊真の浮気をずっと見て見ぬふりを通してきたが、些細なことからふたりは喧嘩。幼馴染み...
放蕩長屋の猫 (Shy novels)
放蕩長屋の猫
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
東京の下町、根津の通称「放蕩長屋」にイラストレイターのまひろは恋人の遊真と同棲していた。遊真の浮気をずっと見て見ぬふりを通してきたが、些細なことからふたりは喧嘩。幼馴染みの春彦も交え、事態はさらに混乱…。【「TRC MARC」の商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
受けの心情描写に惹かれました
2016/02/15 16:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
年下の攻めがバイの浮気性で、性格もガキでどうしようもなくダメ男で、また、受けの幼馴染みである当て馬が素晴らしくいい男なので、世間での評価はイマイチの作品。
主役CPは、攻めの猛アタックに受けが折れて付き合い出して四年目。
受けは今も攻めを大切にしてるけど、
攻めは受けが一番大事だと頭では分かってるのに、
女は別腹とばかりに浮気を重ねています。
そんな浮気のひとつが受けに無様にバレて、とうとう攻めは捨てられますが、
どうにか元サヤに戻る話です。
私も攻めにはこれっぽっちも魅力を感じませんでしたが、
受けの心情描写がすごく良くて、引き込まれました。
別れる原因になる女性の前にも、受けは浮気の影を感じていましたが、
いつも優しく大人の寛容で攻めを許し愛し続けます。
でも心の内では苦しいのに、攻めを許して見ぬ振りをするのは、
実は諍いを避けたいだけの弱さだったり、
全てを許す母のような愛で包むのは、
男にとっての母親というもののように
相手を内側から支配したいという独占欲だったり、
と、人間味に溢れた受けの感情には、奥行きと説得力がありました。
紙の本
浮気もの、ビシッとしつけます
2002/07/25 10:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミントティー - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラストレーターのまひろは恋人の遊真(ゆうま)と下町の長屋で暮らしている。今まで見て見ぬふりをしてきた遊真の浮気をクリスマスにとがめてしまう…。まひろの幼馴染・春彦と千鳥を交えてさらに混乱気味に。下町情緒あふれていて、三毛猫のたまきさんもいい味出してます。おすすめな一冊です、わたしは大好きです。
紙の本
イレギュラーここに極まれり。
2003/01/26 20:39
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真壁しの - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本が異色なのはけして「恋のはじまりを書いていない」からでも、「熟年カップルのらぶらぶっぷりを書いていない」からでも、「てゆーか倦怠期?」だからでもない。
この男があまりにいいとこなしだからだ。このダメッぷりはいっそ清々しい。嘘。半端なく清々しくない。すごく嫌だ。
ダメな男との恋愛なんて珍しくもない。
こいつとはもうあかん。もうやめよう。
そんな風にして、それでもこの男でなければだめだと思うそのわけは、そんなダメダメな男に確かに自分が惚れている理由というものがあるから。
話も終盤に差し掛かるころ私は思った。
こんな最低なタチ見たことない。いったい彼がどんなかっこいいことをしてくれたら私はこの男をまひろちゃんのオトコとして幸せを願えるだろう。めちゃくちゃかっこいいこといっても多分君のダメ男っぷりは全然チャラにならない気がする。
そんな不安とそれにしても春ちゃんはかっこいいなあ一人称があたしなのって江戸っ子の証なんじゃないのそんなとこもツボですよしかも茶人猫好き年よりくさくてなんて素敵なのといううきうきを胸に読了はたして。
ゆーまは。
ゆーまは潔くダメ男を貫きとおしてくれた。かれには情も湧かないくらいだ。見事。
そしてそれを許してしまえる、まひろの幸せを願わせてくれる(あくまでもまひろのであるよ)
ところが流石榎田さんだと思わせていただきました。ゆーまのダメっぷりが許せてしまうのですよ。
素敵なキャラクタが多かったのでした。おんなのこもおいしかったですさっすがー。
紙の本
良い意味での異色作
2001/12/07 20:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Eni - この投稿者のレビュー一覧を見る
カップルになるまで、を取り扱うBLが圧倒的に多い中で出来上がってからを書くこの作品はやっぱり異色だと思う。
内容も恋人の浮気などなんだかシビアだ。でも御都合主義に収まらない芯の通った話作りはさすがだと思う。ラストのどんでん返しも面白かった。
紙の本
甘えん坊×しっかり者のお好きな方に
2001/12/02 18:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも独自の豊かな世界をかいま見せてくれる榎田さん、今回は情緒あふれる東京の下町が舞台。「デキあがって数年たってすっかり円熟したカップルのお話」と、今回もユニークな設定だ。繊細な美貌で、誰にでも人当たりよいまひろには、長いこと同棲している二歳年下の恋人がいた。洒落たスーツを粋に着こなすサラリーマンの遊真は、こよなくまひろを愛しているくせに、どうしても他の女にちょっかいを出さずにはいられない「浮気病」の持ち主。そんな遊真の浮気に気付きつつも、まひるは「ただの遊びだ、素人女には手を出していないはずだ」と見てみぬフリをしつづけ、遊真はそんなまひろの寛容な態度に「やっぱり年上のヒトがいい」などと呑気に浮かれつづけ…。微妙なバランスの上に成り立っていた2人の関係だったが、とある決定的な出来事をきっかけに、ついにまひるの堪忍袋の緒が切れて!?
優しいお母さんのようでいて実はめちゃくちゃガンコ者のまひると、とにかく自分の感情にストレートな「甘え上手」の遊真とのやりとりも楽しいが、個人的にはまひると彼の幼馴染み「春」とのプラトニックな想いの方により惹かれた。オススメの、粋でいなせな江戸っ子ボーイズラブ。
紙の本
ほんとは大人、なんかじゃない
2002/05/07 16:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃんた - この投稿者のレビュー一覧を見る
まひろと、恋人の遊真は、通称『放蕩長屋』に同棲中。遊真はまひろに惚れて告白し、付き合ってくれと哀願して、熱烈に迫った。まひろは、そんなふうにすがる遊真を拒むことができなくて、受け入れることで始まった2人の恋。付き合い初めて3年半。まひろは変わらず遊真に恋しているけど、バイである遊真は、まひろに惚れる一方、女の子との浮気を繰り返していた。穏やかな性格のまひろは、遊真の浮気を知りつつも、浮気の相手が玄人ならば…と、目をつぶってきた。でも、クリスマスの遊真の浮気の相手は、あろうことか、体をあわせるのは遊真がはじめてという会社の同僚の女の子だった。耐えられず浮気を責めたまひろに、遊真は逆上して家を飛び出してしまい…。
遊真はなんて勝手なやつなんだ〜!と、読んでて、むかむかです。まひろがやさしいのをかさにきて、甘えまくりでやりたい放題…。男はまひろ以外いらないけど、女の子はまた別なんて言ってる男。おだやかなまひろに代わって、こっちががみがみ言いたくなることしばしばでした。まひろのすぐ近くには、幼なじみの春彦がいつもいます。まひろが悲しいときに一緒にいてくれるのもこの春彦(と、千鳥というまひろの妹分)。しかも、この春彦がなんとまあ、いい男! 茶道の家元の跡取なのに、ぷらぷらしてる放蕩息子。でも、めっちゃ美男子で、しかもやさしくて。なのに1人称はなぜか「あたし」という意外性。でも、春彦はずーっとまひろを見守っているんです。わたしとしては、遊真より断然春彦を応援して読んでました。まひろは結局誰とくっつくのか…みなさんにも、どきどきして読んで欲しいお話です。
紙の本
へたれ攻め
2001/12/07 07:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蜜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
甘ったれで自分勝手な年下の恋人・遊真と、売れないイラストレーターで過去に傷を持つまひろの4年目の危機。
安定した文章で、スイスイ読める本書。なるほど、話は面白いし運びもしっかりしている。出来上がったカップルのその後は多いが、倦怠期というか、過渡期のカップル話はなかなか目新しい。が、しかし。とても素晴らしい脇キャラがざくざくいらっしゃるなか、遊真のいい加減さ、自分勝手さ、思いやりのなさが非常に目についてしかたがない。まひろの幼なじみ・春彦が、いい人であればあるだけ、遊真にたいして腹が立つ。
ダメな男についていってしまうまひろの気持ちも分からないでもないのだが、遊真にいいとこなしなのがネックだった。
ダメ男にどこまで寛容でいられるかが勝負だろう。
出来ることなら春彦主役の続編を書いていただきたい。そっちのほうが面白そうだ。
紙の本
愚か者。
2002/07/14 09:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぬほりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の恋人、とんでもない愚か者です。
こんな奴やめとけ!とまひろさんに説得したい。
でも好きなものはしょうがないんだろうなー。
好きになることよりも、好きでいつづけることは大変だわ、としみじみ感じてしまいました。作者のHPによると、脇役で続編が出るようなのでそちらに期待しております。
電子書籍
こ、これはダメでした・・・
2013/04/15 21:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品、電子書籍しかないようなのでこちらにレビューを。
売れないイラストレーターまひろ(受け)と広告代理店勤務でまひろと同棲中の遊真(攻め)のお話です。
まひろに一目ぼれした遊真が口説き落とし、付き合って三年半。
まひろの住んでいる長屋とまひろの幼馴染たちとの人間関係を軸にお話は進んでいくのでした。
この攻めの遊真、社会人で27歳にもなって、とにかく自分勝手でわがままで、浮気しまくりで
全くまひろのことを考えていない本当に真からのおばかさん。
もう、もう!読んでてとにかくイライラっと。
こんなおばかさんの遊真の浮気を見て見ぬふりを続けているまひろも煮え切らない。
だからなのか遊真は自分が何をしてもまひろは受け入れて許してくれると心の底から思っています。
決定打は同僚の女の子と気軽に一夜を共にして、なんと初めてだったと分かったとたん
めんどくさいと思う、その軽薄さに・・・引きましたね。最悪です。
その後まひろにバレた後の開き直りも、あぁ、もう読むのをやめようかと思ったくらいです。
どこまでもどこまでもおばかすぎて、幼稚園のおこちゃまのようでした。
それに最後までその女の子もお話に絡んでくるのですよねぇ。
なんだかうーん、でした。いい子すぎてこれはこれで引きました。
ラスト近くまひろに縋りつく遊真にほんとうにドン引き。まひろの気がしれないなぁ。
久しぶりに読みながらやめようかと思ったお話になりました。ちょっぴり悲しい気分です。
紙の本
攻めにイラッと…
2017/03/31 23:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京の下町を舞台に長屋や猫や茶道や表具の話など、しっとりした風情と、芯は強いけどたおやかな雰囲気の受け・まひろ。
そして幼馴染みの春彦の飄々としたキャラは大好きなのに、攻め・遊真が浮気性でお子様すぎるダメンズで、まひろはこんな男のどこがいいのか理解できないです。
春彦がまひろに告白する場面は良かった!
なんで春彦を選ばないかな。勿体ない