- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.12
- 出版社: 青土社
- サイズ:20cm/238p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-7917-5934-6
紙の本
ヒト・クローン未来への対話
クローン羊「ドリー」の誕生で「クローン人間」も現実味を帯びてきた。各界を代表する専門家達がそれぞれの分野の知識と方法を駆使した報告書と討論を通じて、クローニング研究が引き...
ヒト・クローン未来への対話
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商品説明
クローン羊「ドリー」の誕生で「クローン人間」も現実味を帯びてきた。各界を代表する専門家達がそれぞれの分野の知識と方法を駆使した報告書と討論を通じて、クローニング研究が引き起こし得るあらゆる問題を徹底的に討議する。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
生物学的に可能なこと、社会的に不可能なこと | アンリ・アトラン 著 | 16-43 |
---|---|---|
予測し得る危険 | ロジェ=ポル・ドロワ ほか討議 | 44-71 |
法の確かさと不確かさ | ミレイユ・デルマ=マルティ 著 | 72-105 |
著者紹介
アンリ・アトラン
- 略歴
- 〈アトラン〉医師、生物学者。パリ第六大学・エルサレム大学の教授。エルサレムのハダッサ大学病院ヒト生物学研究所所長などを務める。
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紙の本
2002/02/01
2002/01/16 22:19
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投稿者:日経バイオビジネス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ES細胞(胚性幹細胞)の研究が進む中、ヒトクローン誕生への社会的な関心と不安が高まっている。
本書は、ヒトクローンがもたらす問題点について、生物学、人類学、法学、哲学、歴史学の専門家である各著者が、各々の立場から現状を整理し論点を提起している。それをベースに、著者全員で改めて討論し、人間性に対する罪、アイデンティティーの混乱、親子関係の変化など、ヒトクローン誕生で生じ得る様々な社会的問題が浮かび上がる。
原著の発行は99年で、当時の結論は「ヒトの生殖的なクローニングは禁止すべき」という見解で著者全員が一致。ES細胞の開発など急速に変化する現在の情勢をカバーしてはいないが、人文・社会科学など他学問から今後提示されてくる論点の理解・整理には役立ちそうだ。
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