紙の本
マジシャンのような漫画家・黒田硫黄
2002/02/05 23:25
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投稿者:楓 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在も連載中のこの漫画は、声色を自由自在に変えられる女子中学生・ニコが、その能力を買われてスパイ活動する、というもの。コードネームはセクシーボイス。テレクラで知り合った相棒(ロボ)を従え活躍する彼女の感情や生活をいきいきと描き出す。「声色」は漫画では直接表現できないものであるにもかかわらず、登場人物の心情や音までもが軽やかに表現されている。
絵は一見、ささっと描かれているようにみえるが、自由で表情豊か、そしてテンポがいい。構図も巧みで入念なネーム作りをうかがわせる。
2巻への期待もつのる。
紙の本
今日本で最高レベルの漫画ですよこれは
2002/01/22 20:23
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投稿者:Wen - この投稿者のレビュー一覧を見る
一話だけ連載の時に読んでそれほどでもないかな? とか思ってたんですが、かなり最高である。
個人的に一番好きなのはvoice.4タワーの男。デコモの次世代高速携帯電話GOMAが本当に完成に向かっているのかを調査するため、エンジニアと接触するセクシーボイス。結局GOMAは完成せずサービス開始は延期となるのですが(この辺あまり詳しく説明すると面白みがなくなっちゃいそうなので実際読んでね)、110ページ一コマ目の男が逆光の中で言うセリフ「君の電話が恋しかったんだ」、122ページ「一番近い星の話はいつ聞いても悲しいね」「なぜ?」「遠いから」と言葉遣いも冴え渡ってます。そして最も美しいのは最後のページ「ああ、誰か壊してくれないかなあ」という言葉。このページは正面に障害物を置くっていう構図も含めて強烈。
あと好きなのがvoice.3最後のコマで、ロボが「あっ、車の鍵だ。わあっわあっ。」って言って、満面のの笑顔で喜んでるのにニコが「遅いって怒れよ」って冷たく言ってるところ。何回見ても幸せになる(笑)。あー良いわ。こんな漫画が読めるって幸せな事ですよ。
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女子中学生スパイ、大活躍!
2002/06/17 17:47
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投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
少女スパイ・ニコのコードネームは「セクシーボイス」。その名のとおり様々な声音をあやつるニコは、声を聞いただけでおおよそ相手の身体的特徴が予想できるという特技を持つ。その特技を用いて、誘拐犯人の予想、失踪した御曹子の現状調査、サッカー代表選考に関するテロ阻止、とある先端エンジニアの相談役…など、多種多様な依頼に応じてゆくニコ。中学生ならではのあどけなさと感受性の鋭さ、そして妙な迫力を備えたニコ、次はどんな事件を解決するのか?
マニアックな漫画好きの方にオススメしたい一冊!
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嫁から教えてもらった黒田硫黄先生。
独特のタッチと昭和を感じる世界観がすき。
このマンガの主人公は林二胡ちゃん。
はい、娘の名前の由来の一つです。
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(2巻〜):声を聞き分け、声を使い分け、人を見ることに長けた、スパイ志望の女子中学生の活躍劇。どこがサッカーかと言うと、1巻収録の「エースを狙え!」。日本代表の命が狙われます。サッカーに詳しい方からすると色々とひっかかるところもあるでしょうが、「映像化したら面白いかもなあ」と思いながら読むと楽しいですよ。
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この作品は灰汁が強い黒田硫黄作品の中では一番取っ付きやすいんじゃないかと思う。ストーリーが小気味よいからね。ニコの目が好きです。あんな子がいたら、間違いなくひっかかってしまうな。凛としてて瞬発力があって。魅力的過ぎる。。若い女には価値があるが、若い男には何の価値もない。てのが「茄子」の中の台詞でありますけど、ほんと、そうだよなぁ。。。(06/5/6)
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ストーリーのテンポと台詞のやりとりにとてもセンスを感じます。面白いので是非。ドラマ化もされたそうです。
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セクシーって好き。タマラン。
セクシーが好きなのも可愛いが好きなのも、それが放たれているものだから。不特定多数の(パンピーの)ぼくに向かっているものだから。そう感じれるから。
だから男は(僕は)勝手に自分に気があるのだと勘違いするんだね。馬鹿であることは(僕は)幸せだ。
…そんな感情は抱かせてはくれないけど、ぼくの大好きな"セクシーボイスアンドロボ"。ご存知"茄子"の黒田硫黄、作。
喜怒哀楽で表現しきれぬ感情が(ぼくが自慰シキ過剰を描いたように)ここには在るのです。感じるのでもなく、ただ読んでおもしれいなぁって思えばいいんだ。それだけだね。
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なんだかよいです。画とお話の雰囲気が。
なぜかせつない空気。
学生時代のバイトを思い出す。
なんて
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IKKIにて連載していたが、現在休載中。ストーリー的な急展開の後、間も無く休載となったため、続きが気になる。とても気になる。
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月9ドラマとかになったらすごいヒットするのでは、とか本気で思った(あんまり月9見たことないけど)。でもやっぱ漫画ならではの表現をする素晴らしい漫画家だと思う。話もキャラも良い。2巻まで出たとこで止まってるのが惜しい。
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圧倒的な画力と緻密な構成。大胆なコマ割りと繊細な人物描写。黒田硫黄はおよそ現代のマンガに必要な要素を全て備えてるかのように見えます。初めての人はこのシリーズから。2巻まで出たとこで休載になってます。
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昔に読んだ、ただだらっとした印象より明るくはっきりとそのいいところが見えた。雑の部分が多すぎて、見たいところは見えない、というのが世の中の常ですが、そういう意味でリアルなものなんてほんの中には求めていない。明るくはっきりとみえたいいところは、まるでだらだらと続いていきそうな世界観に反した、刹那の輝きを追い求めてだけいるところ。ひらめくように、燃える炎の愛情や、手をつなぐ勇気や、もっとかまわなければならないもの、が出てくるところが今回は青臭く感じるほどであった。スパスパ。主人公が若い、女子であるので、そういった青臭いところが許せてしまうような、そこまで青く見せられてしまうような気持ちはあるのだけれど、世界の万能感を手にする若い少年少女には ほんとうにもっとだいじなものがあるだけ。今日の俺はここにしかいない。明日の俺のかわりは明日の俺しか出来ない。
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ドラマが面白かったので原作買い。最初読んだときは「うーよくわからん…」と思ったんだけど、2回目、3回目と読むと段々わかってくる感じがする。
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「スパイか占い師になりたい」という七色の声を操る少女・ニコの物語。
ひょんなことから知り合った謎の老人に誘拐事件の助言を求められたのを皮切りに、さまざまな事件にかかわっていく。
ドラマ化されました。
ドラマと漫画は別作品と見るのが吉。
漫画として圧倒的なおもしろさ。