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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2001/12/14
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/280p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-273327-7
文庫

紙の本

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

著者 北森 鴻 (著)

【日本推理作家協会賞(第52回)】【「TRC MARC」の商品解説】謎の先に人生の悲哀が横たわる傑作ミステリー集。バーのマスターが触れたそれぞれの人生の深淵。【商品解説】

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花の下にて春死なむ (講談社文庫)

税込 660 6pt

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みんなのレビュー176件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

謎解きよりも人の温かさが魅力のミステリー

2012/08/19 20:32

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:桔梗 - この投稿者のレビュー一覧を見る

静かで品のある全6編の連作短編ミステリー

美味しい料理とアルコール度数の異なる4種のビール 
いつも柔らかい笑顔を浮かべ穏やかな話し方で人を魅了するマスターの工藤
香菜里屋という名のその小さなビアバーに通う客達が 自身や周りで起こる謎を持ち込む

話の断片を聞くだけで 安楽椅子探偵のように謎をさらりと解く工藤
すべてを見通してしまうその目と明晰な頭脳にただ感嘆するけど

工藤の素敵なところは 理知的に謎を解くだけではなく
その答えを ときに 謎の提供者にあえて渡さないところ

謎解きそのものよりも 料理の温かさと人情の温かさが余韻として残る小説


生きてるかぎり繰り返される質問と答え

質問をしておきながら 
でも 答えを見たくないことだってある
突きつけられるその答えが真実に近ければ近いほど 
深く心は沈みこむ
矛盾してるし 
だったら 答えを見なければいいと言われればそれまでだ

それでも問わずにはいられない人たちに
工藤も そして他の人たちもやさしい
正解を示すことばかりが正しいとは限らない
問うた人の希望や祈りの灯が消えないよう ときにはうそも必要だろう

『せっかくの祈りを曇らせてはいけません』

そんな工藤の言葉が心に残る
曇らせないよう 曇らせないよう

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紙の本

知る人ぞ知る香菜里屋シリーズの第一作。

2017/12/25 22:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

日常の謎に数えられるシリーズである。
初挑戦の作家さんであったが、趣味に合って楽しめた。
表紙が黒を基調としていて、題字も含めて重い感じがするのが
唯一の難点かもしれない。
落ち着いた雰囲気ではあるけれど、温かみを感じる作品であった。

六篇の連作短編と紹介されるが、舞台が同じというだけで、
連作要素はあまりない。各編の題は次の通り。

「花の下にて春死なむ」「家族写真」「終の棲み家」
「殺人者の赤い手」「七皿は多すぎる」「魚の交わり」

ビアバー香菜里屋のマスター工藤が、安楽椅子探偵を務める
物語だ。第一話を読んで、鮎川哲也の三番館シリーズの
オマージュではないかと思った。
そこは解説と同意見であるが、私はこちらの方が好みである。

トリックも鮎川作品と比べて遜色ないし、何よりも登場人物が
魅力的に書けている。ミステリーに特化せず、小説として
まとまっているあたりがよい。
シリーズ全部で四作あるので、ぽつぽつ追いかけていこうと思う。

身近で不思議なことが起こった人たちが、香菜里屋に
やってくる。マスターの工藤に話すと、謎をゆっくりと
解きほぐしてくれるのである。

全てを神様みたいに見通すのではなく、聞いた範囲で分かることと、
ここからは想像という部分を区別していて、好感を持った。
臨場感の盛り上げに寄与していると思う。

気に入ったのが、表題作と家族写真、終の棲み家である。
後半の作品は、常連客による推理合戦が始まり、それはそれで
面白いのだが、作品の統一感を少し欠いてしまっている。
まあ、短編集だから、いろいろな楽しみ方のうちと思えば、
不満というほどではない。

少し前の作品だからなのか、全般的に落ち着いた雰囲気がある。
煽られるようなところがなく、まさにビアバーでくつろぎながら
与太話をしている気持ちになれる。
それでいながらミステリー要素がしっかりしていて、登場人物も
個性が感じられ、非常に心地よい作品だった。
犯罪性はほとんどないので、読後感もいい。

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紙の本

こんなバーを探してしまいそう

2016/11/25 14:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

探偵役はビアバーのマスターで、お店に来る事件の関係者の話から事件を推理するという、いわゆる安楽椅子探偵ものです。
自分ではあまり意識していなかったのですが、このスタイルが好みなのだと発見した感じです。

全編を通して推理小説なのですから叙事的であるのに叙情的だと感じました。
犯罪を含めた悪いことも、人を愛おしむことも、人が人であるが故のように思われどちらも受け止めて生きて行くしかないのかなと感傷的になった読後です。

この作品に出て来るビアバーが素敵なんですよ。そこでマスターのお薦めで出される料理の描写がよくて食欲を刺激されます。

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紙の本

路地裏の

2015/11/19 09:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ほっこりとした店の雰囲気がしっかりと伝わってくる短編集。
季節の素材を活かした料理にビール、常連客同士の気安い会話、日常に潜む謎。それらが重なり醸し出すハーモニーは極上。
マスターのミステリアスな雰囲気も素敵

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紙の本

「香菜里屋」の料理とお酒に舌鼓を打ちながら

2004/04/09 16:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(KAZE) - この投稿者のレビュー一覧を見る

「香菜里屋」というビアバーで、店のマスター・工藤の人柄と料理に
惹かれて集まる人たち。彼らはそれぞれに事件の謎を提出し、
工藤の推理に導かれて、事件の真相を見つけていきます。

謎を抱えた人たちの心を、
やわらかく解きほぐしていくマスター・工藤。
美味しい料理と黄金色のビールの魔法も働いて、
事件の闇にぽっと灯が点るような味わい。
私も「香菜里屋」に行って、謎解きをする人たちの輪の中に
入ってみたい、そんな気持ちになりました。
訪れるとほっとする、そんな店の雰囲気がとってもよかった。
料理もとっても美味しそうだし。

六つの話が収められている連作ミステリ短編集。
なかでも印象に残ったのが、表題作の「花の下にて春死なむ」でした。
話の語り手の飯島七緒が、俳句の同人の謎を調査していくうちに、
その人物の孤独な姿が浮かび上がってきます。
風情があって、胸に染みてくる作品でした。

老夫婦とカメラマンの心の交流を描いた「終の棲み家」。
この話も、なかなかいい味わいがあって好きです。

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紙の本

ミステリ度が高くおいしいミステリ

2003/06/08 08:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:和音 - この投稿者のレビュー一覧を見る

6作からなる連作短編集です。三軒茶屋駅にある「香菜里屋」というビアバー。この店のマスターの作る料理は絶品で、そして手品のように言葉の端を聞くだけで推理し、謎の核心をつくのです。いわゆる安楽椅子探偵物です。

バーとミステリというのは相性がいいのでしょうか? 加納朋子さんの「掌の中の小鳥」でも「エッグスタンド」という洒落たバーが出てきますし、鯨統一郎さんの「邪馬台国はどこですか?」でもバーでミステリ談義をしています。この作品に出てくるバーの常連客もミステリ好きで日常の謎を好む人達が集まってきています。各短編に出てきた人が後の作品にも再登場してきたりして、和気藹々とした雰囲気があって読んでいてもその空気が伝わってくるようです。

最初の「花の下にて春死なむ」に登場する片岡草魚という俳句の会に所属していた老人が亡くなった事から 謎は頭をもたげてきます。そう、彼の身元を示すものが一切見つからなかったのです。彼の事がこの作品全体に覆いかぶさっているように思います。最初のとっかかりは、読んでいてこの世界に入りにくい感じがしたのですが、最後には自分もこのバーの常連客の一員のようになった気分になりました。とてもミステリ度の高い作品であると同時にとてもおいしいミステリでした。

収録作品…「花の下にて春死なむ」・「家族写真」・「終の棲み家」・「殺人者の赤い手」・「七皿は多すぎる」・「魚の交わり」

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紙の本

上質の料理を味わうが如し

2002/04/21 17:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つぐみ鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ビアバー「香菜里屋(かなりや)」には今日も常連客がやってくる。仕事や私生活、過去や未来の不安、希望、そして謎とともに。マスターの工藤はそんな客たちの話に耳を傾け、ちょっとした話の中にすべての真実を見ぬいてしまう。客たちは最高級の料理と、マスターの暖かな笑顔、そしてその口から語られる、驚くべき真実を求めて、今日も足を運ぶのである。

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電子書籍

連作ミステリー

2019/10/24 00:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

常時四種類のアルコール濃度を変えたビールを置いているビアバー・香菜里屋に集う客が持ち込む謎をマスターが解いていく
安楽椅子探偵と言うほどスッキリとした回答を出すのではない
聞いた話の中からあり得る状況を回答するスタンスで、決して真実を無理やり暴こうとしないのは優しさとも所詮酒場の中での話だということでもあるように思える

どこにでもありそうで意外とない、頭のいいマスターと下世話でない適度なおしゃべりを楽しめ美味しい料理を出してくれるお店
そんなお店で飲むビールはさぞかし美味しかろう

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紙の本

やさしい感じの味付け

2015/06/27 11:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

店の前には大きな白い提灯、真ん中に気持ち良い文字で「香菜里屋」とある。
10人ほどが座れるカウンターと2人掛けの席が2つほど。4種類の度数の違うビールと旨い肴で、ヨークシャテリアを思わせる笑顔のマスターが迎えてくれる。そんなマスターに話を聞いてもらいに、今日も人々が集まってくる。

個人的感想
「マスターが謎を解く」って言うほどの安楽椅子探偵でもなく、マスターと客が会話しながら物語を作っていくという感じの作品。

やさしい感じの味付けなのだが、やさしい味すぎる?
マスターの味付けが「うわべだけのやさしい味付け」だけされている感じ。
深いところにコクや苦味がないと、舌に余韻が残らない。
やはり短編集は難しい。

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電子書籍

再読

2016/03/16 08:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さきん - この投稿者のレビュー一覧を見る

昔、読んだけれどふと懐かしくなり再読。
ああ、やっぱり好きだ、この作品ならではの穏やかな空気。ミステリーではあるけれど、名探偵がズバッと解決というより「こういう解釈もありますよ」と、料理のようにさりげなく提示するマスター工藤さん。素敵。

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2004/09/28 22:29

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2004/09/28 08:58

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2004/10/17 04:52

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2004/11/11 00:12

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2004/11/27 08:39

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