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- カテゴリ:小学生 中学生
- 発売日:2001/12/13
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/333p
- 利用対象:小学生 中学生
- ISBN:4-06-211055-5
紙の本
月冠の巫王
縄文と弥生−ふたつの文明が衝突し、罪なき人々の血が流された時、運命の子らは、雄々しく起ちあがる! 「月神の統べる森で」に始まる長編ファンタジー四部作の完結編。【「TRC ...
月冠の巫王
紙の本 |
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- 税込価格:17,655円(160pt)
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商品説明
縄文と弥生−ふたつの文明が衝突し、罪なき人々の血が流された時、運命の子らは、雄々しく起ちあがる! 「月神の統べる森で」に始まる長編ファンタジー四部作の完結編。【「TRC MARC」の商品解説】
縄文と弥生――ふたつの文明が衝突し、罪なき人々の血が流された時、運命の子らは、雄々しく起ちあがる!
『月神の統(す)べる森で』に始まる長編4部作、ついに完結!
ポイシュマたちの物語はこれで終わりです。かれらが築いたとした千年王国のありようは、私が世界はこうなってほしいと願う理想の提言でもあります。でも、たがいに認め合ったうえでの、話し合いと助け合いをルールとして動く社会というのは、けっして夢想の中の絵空事ではありません。
世界中の、現代文明とは遠い伝統的な生活を営んでいる人々の中などに、実例はいくらでもあるのです。また、先進国といわれる国の人々も、みんなそうした世の中を目指してはいるのです。
それなのに、戦争などが起きてしまう矛盾を、どう解決するのか。それは、私達みんなで考えることです。――「あとがき」より【商品解説】
著者紹介
たつみや 章
- 略歴
- 〈たつみや〉1954年生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業。「ぼくの・稲荷山戦記」で講談社児童文学新人賞を受賞してデビュー。「月神の統べる森で」で野間児童文芸賞を受賞。
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紙の本
遂にシリーズ完結
2002/02/22 01:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る
縄文から弥生へと移り変わる幻の超古代を舞台に、異文化の接点に起きる憎悪と争い、理解と友情の芽生えを描くたつみやファンタジーの最終巻。どういった結末を迎えるのか期待していたが、正直、少し拍子抜けだった。作品の中に作者の良識やテーマが介入し、登場人物が感情に従って生きることを否定されているような窮屈な印象を受けた。
結局神の手によって物事に終止符が打たれたような結末だったが、それは作者自身が意図した理想的なラストに導く手段のように感じられた。人の愚かさややりきれなさを正面から描くことで、読み手に「正しいことはなにか?」を考えさせ、委ねる部分があった方が良かったのではないだろうか。またポイシュマとワカヒコという物語のキーとなる二人の人物が効果的に噛み合っていない。根本的な問題をうやむやにしたまま、一気にラストに流れこんだ気がする。それまでが面白かっただけに少し残念だった。
紙の本
闘いの結末は?シリーズ完結編。
2002/07/25 00:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すべての自然に神が宿り、その恵みによって生かされていると信じる「月の神の民」と、巫女ヒメカに率いられ、自然を征服する対象と考える「日の神の民」。
ふたつの文明の対立は、血で血をあらう闘いへと…。
「かがやく尾を持つ星の息子」ポイシュマと、ヒメカの甥でありながら叔母に疎まれてクニを追われた「運命の子」ワカヒコ。戦乱の世に平和をもたらすべく、ともに闘う二人の運命の子。
ムラやクニグニの、虐げられた民を救うための闘いは、どう終結するのか…。
東逸子さんの挿し絵が美しい、和製ファンタジー「月神の統べる森で」から始まった4部作のシリーズ完結編。
あ〜、ついに終わってしまいましたねぇ…。
美形の青年、少年が多数登場するので、児童書ながら、妖しげな読み方をされてしまったりもするようですが、そこはそれ、世に出てしまえば、どんな読み方をされようと読者の勝手というものでしょう。
児童文学が好きな方も、剣と魔法の物語が好きな方も、美形のお兄さんが好きな方も、ぜひ「月神の統べる森で」からお読みくださいませ。