- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.12
- 出版社: ビブロス
- レーベル: B-BOY NOVELS(ビーボーイノベルズ)
- サイズ:19cm/234p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8352-1282-7
紙の本
不器用な純情 (Be boy novels)
著者 岩本 薫 (著)
大学時代の後輩・織田と久々に再会した北巳。大手商社のエリートとなった織田の、静かな、しかし秘めた激情が見えかくれする相貌、スーツを難なく着こなす恵まれた体軀。手が触れ合っ...
不器用な純情 (Be boy novels)
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商品説明
大学時代の後輩・織田と久々に再会した北巳。大手商社のエリートとなった織田の、静かな、しかし秘めた激情が見えかくれする相貌、スーツを難なく着こなす恵まれた体軀。手が触れ合った時、吸い込まれそうな目眩を覚えて…。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
互いに言葉少なな二人の関係は、本当にもどかしく。
2002/03/05 08:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
片や、後輩ながらエリート街道を突っ走って忙しく仕事する男・織田。片や、自分は兄の仕事を手伝い、いい年になって本当に自分のやりたいことがまだハッキリと見えずにいる状態の北巳。久しぶりに自分とは正反対の織田に再会した北巳は、羨望の混じった複雑な思いを感じたが、それより織田が上司の娘と結婚すると聞いたことがとにかくショックだった。
頼れる後輩として、また仄かに「もしかしたら」と特別な感情を抱いてくれているのかという期待の入り混じった関係を続けていた織田の結婚話しに胸を痛める中、甥っ子がしつこく芸能界に進められている話から、自分が甥をプロデュースしたい、というぼんやりとした目的を見出していく。
互いに言葉少なな二人の関係は、本当にもどかしく、せつない想いのやり場のなさに右往左往するところもよかったし、丁寧語をしゃべり続ける織田もグッド(笑)。
ただ、どうも北巳が自分で甥をプロデュースするために、ネタばれになりますが、会社まで立ち上げる、というところが自分の中で消化できず、いつまでも「そんなことシロウトが出来るの?」という疑問が拭えなかったのと、途中、北巳の出方を見るために、織田が勝手にホテルを探して北巳の決断をゆだねる、という行動も違和感を覚えた。
あれなら、まだ織田が勝手に北巳の想いが自分に向いているのでしょ?と決め付けてホテルに連れて行き、抱きしめながら、違いますか? とか言いつつ、違うならこの腕から逃げてください、なんて苦悩の表情で言う、なんていう展開の方がしっくりきたかな(笑)。
でもまあ、全体的にはイラストに助けられたこともあって、素敵な、静かな、秘められたような、大人の雰囲気が出ていたと思う。もうちょっと言わせてもらうと、後半のお話では煮詰まった(攻)視点ですが、もっと煮詰まった感じがしてもいいんじゃないかなぁと、ちょっと残念な感じ。
紙の本
どこまでも切なく、美しい純愛
2001/12/23 01:45
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投稿者:女史 - この投稿者のレビュー一覧を見る
10年間もお互いを想いつつ、それでも想いの深さ故に拒絶を畏れ、思慕を表に出すことなく良き先輩・後輩としての日々を過ごす北巳と織田。儚げな外見とは裏腹に秘められた芯の強さを持つ北巳がある決意をしたとき、織田は想いを秘めたままそっと彼に寄り添い、支える覚悟を決める。
織田の決意の真相を知った北巳は驚愕し、様々な紆余曲折の経た後やがて二人の魂と人生は重なり合う。
子供のように純粋な心を持った二人の不器用な大人の、切なくも甘いラブストーリー。
読後暖かく幸せな気持ちになれる、美しく優しい物語です。
紙の本
「大人同士」だからこそ不器用な…
2002/02/08 13:25
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投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学時代から秘かに惹かれ合っていた「先輩・後輩」である北巳と織田。柔らかな物腰と繊細な美貌の北巳が持つ、意外な「マネージング能力」を誰よりも評価しているのが、見るからにデキる男の織田だった。北巳がとある夢を叶えたいと欲し、しかし同時に、あまりにも無謀な夢をたしなめてもらいたいとも思い…。相談相手に選んだのはやはり、後輩ながらも頼りになる織田だった。北巳の「夢」を聞いた織田は、意外な行動に出てきて…?
大人同士だからこそ不器用になる、そんな恋愛模様が興味深い。オススメの一冊。
紙の本
不器用な純情
2001/12/22 10:38
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投稿者:ゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学時代の後輩・織田と久々に再会した北巳。今は、大手商社のエリートとなった織田は…静かな、しかし秘めた激情が見えかくれする相貌、スーツを難なく着こなす恵まれた体躯。北巳は手が触れ合った時、吸い込まれそうな目眩をおぼえた。寡黙な男が向ける、あまりにも真摯な熱い視線に、体の奥まで灼かれて…“!”