- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.12
- 出版社: 新潮社
- サイズ:31cm/140p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-10-541201-9
- 国内送料無料
紙の本
ニューヨークセプテンバー11
著者 マグナム・フォトグラファーズ (写真・文),金子 宣子 (訳)
2001年9月11日ニューヨーク。運命の日、悲劇の街に、偶然、世界最高の報道写真家集団「マグナム」が結集していた。キャパが設立し、ユージン・スミスなど名だたる会員を輩出し...
ニューヨークセプテンバー11
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商品説明
2001年9月11日ニューヨーク。運命の日、悲劇の街に、偶然、世界最高の報道写真家集団「マグナム」が結集していた。キャパが設立し、ユージン・スミスなど名だたる会員を輩出してきた「マグナム」による歴史的写真集。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
テロ事件の現場に居合わせた臨場感のみが訴えうるもの
2002/03/29 22:15
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投稿者:小林浩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
国際的に高名な報道写真家集団「マグナム」に所属する18名と、フリーランスの写真家3名による、テロ事件現場の映像記録である。
もうもうたる煙に包まれた、世界貿易センター・ビルの崩落直前直後の現場が、近景と遠景をそれぞれ織りまぜて収録されている。逃げ惑う人や駆け足の消防隊員が行き交う様子は、まさにそこに居合わせていたら呆然と絶句するか恐怖に絶叫するしかないような類のもので、読者はあたかも事件現場へと実際に連れて行かれたかのような臨場感を憶えるだろう。
現場に急行した聖職者が祈りを捧げながら立ち尽くす写真などは、何とも言えないメッセージを読者に突きつける。また、日が改まって、街頭でこの悲劇を哀悼する人々の群を写した写真は、亡くなった消防士の夫人をクリントン前大統領がそっと抱きしめている光景をはじめ、痛々しいの一言に尽きる。
写真家たちの短いコメントが添えられているほか、デイヴィッド・ハルバースタムが序文を寄せている。最後の11枚に映された在りし日のWTCビルの姿が、物悲しくもいっそう印象深い。 (bk1ブックナビゲーター:小林浩/人文書コーディネーター)