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紙の本
梅雨と水墨画とケータイと!
2002/07/02 21:35
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投稿者:岡野義高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「日本人がドライになることなど──
きっとあるまいよ
日本列島に湿度があるかぎり──
人々に、等泊の絵が好まれ続けるかぎり──」
贋作専門のギャラリー・フェイク。
店主の藤田は、助手のサラとともにアートの裏世界を泳ぐが──。
梅雨時、けぶるような水墨画の展示をはじめたギャラリーフェイク。
中近東出身のサラには、地味すぎてピンとこないが……。
梅雨どきの湿度と、等泊の水墨画と、ケータイと。
まるで三題話のように、キレイにオチがついて、しかも、さりげなく、日本人論・文化論になっている。
カルチャーな一冊だ!
紙の本
ジャンポール香本再び
2002/07/05 13:41
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本巻に収録されている8話目は、秀吉の千鳥香炉をめぐる話なのですが、この話に、以前登場した調香師ジャンポール香本が再登場します。
超敏感な臭覚の持ち主、香本。
前回登場の際は、サラの体臭を利用して楊貴妃の香を調合したり、サラを襲ったりして、ちょっとアブナイ(というか気持ち悪い)印象を受けましたが、今回はなかなか粋な感じがしてかっこよくもあります。
サラに想われているのが当たり前のような顔をしているフジタが、動揺する顔も久々に見れます。
いつも、サラがかわいそうだ! と思っている人には、ちょっと気分のよくなる話かもしれません。
紙の本
千鳥香炉
2002/04/19 03:48
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投稿者:クリハ - この投稿者のレビュー一覧を見る
25巻で面白かった話は「千鳥香炉」。この話では藤田ではなく、サラが活躍する。そして、香炉といえば香り、香りといえばジャンポール香本が登場する。ジャンポール香本の変態ぶりと気まぐれに振り回されるサラなのでした。作者の細野不二彦は面白いキャラクターを作ったなーと感心してしまいました。
紙の本
梅雨
2002/02/08 22:13
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投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵画というものが四季に密接に関係していると思ってはいたが、その国の季節によって人気のあるなしがあるとは思わなかった。日本の「梅雨」ジメジメして嫌な物だと思っていたが、昔の人はちゃんと乗り越える知恵を持っていたのだなぁと感心した。