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日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 54件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.1
  • 出版社: 飛鳥新社
  • サイズ:20cm/237p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-87031-491-6
  • 国内送料無料

紙の本

日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

著者 森下 典子 (著)

週に一回、「お茶」の稽古に通ううち、気がつけばもう25年。失恋、父の死、コンプレックス…、辛い季節を「お茶」とともに乗り越えた成長ヒストリー。厳格な約束事に縛られた窮屈な...

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日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

1,620(税込)

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商品説明

週に一回、「お茶」の稽古に通ううち、気がつけばもう25年。失恋、父の死、コンプレックス…、辛い季節を「お茶」とともに乗り越えた成長ヒストリー。厳格な約束事に縛られた窮屈な茶道の中にある、大きな自由とは?【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

森下 典子

略歴
〈森下典子〉1956年横浜市生まれ。日本女子大学文学部国文学科卒業。『週刊朝日』のコラム「デキゴトロジー」の取材記者を経て、87年に体験記「典奴どすえ」を出版。著書に「デジデリオ」など。

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みんなのレビュー54件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

日日松風を聴く

2004/04/22 23:52

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ろこのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

蔵書として手元にいつでも読みたい本というものがある。
赤ペンで印をつけたり、ページを折ったり、風呂の中で読んだりと…すさまじい読み方に耐えてきた風雪まみれの本には愛着がある。
私の一番の風雪本は「茶道雑誌」という表千家の月刊誌だ。一冊の月刊誌をぼろぼろになるまで読む。それこそ朝も晩も、風呂の中でも、もう中身を暗記するまで読むのだからすさまじい。そして背表紙に朱で自分なりのタイトルを記入する頃、次号が出る。気に入った号は次号が出ても併読する。暗記するほど読んでもまだ読むのだから我ながらあきれる。
そんなに執着し、愛着し、愛読してきた本をやめた。
師事していた先生が亡くなられてしまったから。
素晴らしい師の後に継ぐ師はおらず、一人で茶を嗜む程度になった私はあんなに熱情を傾けていた茶道雑誌から遠のいていった。
師を失って、弟子仲間と月に一回我が家の茶室で研究会を行うのみとなった。
弟子仲間の二人は私以上に茶道が好きなようだった。女3人集まればかしましいと言われるが、3人集まって朝から晩までお茶の稽古に励む間、交わされる雑談は皆無。
松風(釜から湯が沸く音がさながら松風の如しというまさに風雅な表現)だけが静かな茶室に聞こえる悠久。
みんなそれぞれ結婚し、子供もいて、職業を持つ主婦と職業人の顔を持つ忙しい女3人。
こんなに静かに熱く深く打ち込む「茶の道」とは何だろう?
自らにそう問うてみたその答えとは…?

それが本書の最初から終わりまでに脈打つものだ。
一言で言い表せる類のものでないもの。あえて言うなら「一期一会」を味わうことなのだろう
過去へ戻ることは出来ない。
未来へ先回りすることも出来ない。
今を味わうこと、一瞬一瞬に没入し、打ち込むとき、みえてくるものは限りなく広がった自由。
過去にも未来にもとらわれない、今にこそ自由を感じる。

寒い時は寒さを味わう。雨の日は雨を感じる。その瞬間を味わうこと。どんな日も、どんな時にもその刹那を味わうことにより自由な自分を生み出せるもの。
「お茶」とはそんな「生き方」。
「一期一会」
その瞬間は二度と同じでない。
その日、その時を慈しむ生き方。

お茶の稽古をはじめてから25年の年月が過ぎた著者が稽古の中から得た様々な感慨と自らの成長を重ね合わせた本書は同じ茶の道を愛す私と符丁し、共鳴し、一つ一つが腑に落ちて感動を覚えた。森下さん、よくぞ書いてくれました!

お茶を通じて「一期一会」、二度と同じでない瞬間を、その日を、その時を、その刹那を慈しむ生き方を学び取った著者の、自らを育んできた宝物を多くの読者にも味読、熟読、愛読して頂きたい。

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紙の本

年月を積み重ねないとわからないこと

2004/02/19 13:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とみきち - この投稿者のレビュー一覧を見る

意味もわからないまま稽古を積み重ねていくうちに、あるとき突然「感じる」瞬間がある。「わかる」瞬間がある。いつどのような形でどういう順番で訪れるかはわからない。しかし、「感じた」瞬間から、世界が少しずつ変わっていく。著者の場合は、まず「音」だった。

   (……あ、ちがう……!)
   音がちがうのだ。
   お湯は「とろとろ」と、まろやかな音だった。
   水は「キラキラ」と、硬く澄んだ音がした。
   今までは、いつも同じに聴こえていた。同じだと思
   っていた。
   それがなぜか突然、ちがって聴こえた。
   その日から、お湯と水は、いつも違う音になった。

こうやって、一つ一つの感覚が研ぎ澄まされ、不自由極まりない決まり事にがんじがらめにされていると感じていたお茶の、ほんとうの奥深さが少しずつ見えてくる。

 生徒が感じるまで決まり事を教え続ける先生の忍耐はいかばかりかと想像すると、ため息が出る。教える姿勢というものは、本来はこうあるべきなのだろう。生徒が自分で気づくまでそばにいて見届ける。お茶を教えながら、人を育てているのにほかならない。教えねばならない決まり事が多く、それだからこそこういう学びの場が成り立つのが伝統文化なのだろう。長い年月受け継がれ、形づくられてきた「型」を持った文化の力。長い年月を積み重ねることによってしか身につけることのできない、その心。

 決して言葉で教えない。頭で考えない。あくまでも季節の移り変わりとともに、ひたすら繰り返していくだけ。

 季節の移ろいのある日本に生まれてよかった。季節を感じる心を持った日本人であるのは幸せだと心から思える。今からお茶を始めたいとさえ思う。しかし著者が教えてくれたことは、お茶というものは、「音」の種類は本当に違うだろうか、「瀧」という字の掛け軸から本当に涼しさを感じることができるのだろうか、そんなふうに最初から言葉で理解しようとする姿勢とは正反対の位置にある、ということである。著者のような「気づき」の瞬間を見つけたいと求めたからといって、得られるものではないのだ。

 私は私で、著者が「お茶」を通して見つけたものを、自分なりに見つけていかなければならない。
   

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紙の本

好きな人には…

2003/12/05 21:46

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:白くま子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

恋愛指南本、あるいは、生き方指南本というものがどうも苦手だ。
「こうすれば恋も人生も上手くいく」と言われても、根がひねくれているのか、「何をえらそうに」という腹立たしさが先に立って、「フン!」と鼻白むというか、有り難いそのお言葉を、素直にはとても受け入れられない。

この「日日是好日」の著者は、「お茶のお稽古」を、日々の生活の中に組み入れて、25年、表面的にはただ淡々と、その実は、真面目に一生懸命に「生活」を生きてきた。
何かものすごい事件が起こるわけではない。一般的な女性の人生を送る中で出会う、失恋、身内の死という、波風にも、ただ、まっすぐに誠実に向き合う。波風が終わった後は、何事もなかったかのように、また日々の日常に戻り、「お茶」も含めた「生活」を生きていく。

その上で著者は言う。
「会いたいと思ったら…」「好きな人がいたら…」「花が咲いたら…」「恋をしたら…」
「…しよう」と。

そこで涙が止まらなくなった。「にじむ」といったものではない。真下にストンストンと涙が落ち続けるのだ。
真下にまっすぐに落ちる涙のように、著者の言葉が、心にストンと入ってきた。何の抵抗も腹立たしさもなく、素直に受け入れられたのだ。ページを開いたまま、グシャグシャの顔で鼻をすすりあげて、ただ「うん、うん」と、うなづくのみであった。

どうしてこれほどの説得力があるのだろう?
著者は、「お茶」を、つまり、日々の「生活」を、それはとどのつまりは「人生」を、真面目に誠実に一生懸命生きてきた。
気が付けば、25年と、著者は書いているが、これは、もの凄いことなのではなかろうか。
なにかの世界で一番になった、とか、派手な世界で名を成した、ということも、それなりに、評価される凄いことであるのは、確かである。
だが、この著者の、毎日の生活の積み重ねの25年という歳月と、その間の変わらぬ誠実で一生懸命な姿勢に、ただ素直に圧倒されたのだ。

読後、そのときにほのかに好きだった人に、著者の言葉通りの行動を起こそうか、と思ったのだが、そこは、いい加減に何となく日々を送ってきただけで、自分にまったく自信のない身。結局、何も行動を起こせなかった。

私の、この物事に対するいい加減な姿勢を改めて、これから真面目に「生活」に取り組んだら、いつかは、「好きな人」に、著者の書いてくれたような行動を起こせるだろうか?
それは、確かに誰でも今すぐにでも始められることなのだが、同時に、とてつもなく、遠く厳しい道のりであるように感じられるのだ。

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紙の本

日日是好日

2003/04/10 18:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Swan - この投稿者のレビュー一覧を見る

文章がとても瑞々しいんです! 眠っていた五感が呼び覚まされるような、ちょっとしたココロの旅が出きる、貴重な一冊です。
未だ枕もとにおいて、幾度となく読み返しています。この方には(森下さんには)もっともっと、沢山の本を書いていただきたい!
20代後半、様々なことに悩み、迷う、(私のような)女性に、おすすめです。
『日日』を生きることの、素晴らしさ、教えてくれた大好きな一冊です♪
森下さん著の「デジデリオ」というもう1冊の本も、目が覚める楽しさと深い感動! 私は一晩で読みました。「日日是好日 」とはまた違う世界、森下さんの一面が見られます!

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紙の本

しみわたる時間

2002/03/11 00:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちゃい - この投稿者のレビュー一覧を見る

 季節や時の流れ、生きている中で起きること、出会うことが濃縮されて「お茶」を通して描かれている。
 忙しさにかまけたり、覆いをして見逃したり気づかないようにしていたことが、こんなに日常の中に溢れているということをあらためて実感した。なにを通してそのことに気づくのか、気づかされるのかは人それぞれだけど、生きているなかで忘れたくないもの、しみわたるような時間と流れが感じられる。
 はでな演出や目新しさではなく、人をもてなしたり人と関わり合うことの大切さ。日々感じられることを思うままに、悔いなきよういろいろなかたちで訪れる出会いを大切に生きたいと感じさせてくれる1冊。

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紙の本

なんか…

2018/06/05 13:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんか著者の「自己陶酔」な感じの印象が強かった。

 お茶の先生はもの凄く素敵な方だな…というのは伝わってきましたし、茶道の素晴らしさも伝わりました。
 でも「親の心子知らず」な感じなのが、あまりにも残念であり、それに気づいたときに「自己陶酔」している感じの著者も「なんかね…」という感じであった
 なんか「私が発見しました」的な感じが鬱陶しい。
(恐らく先生は、気づこうが、そうでなかろうが、どんな相手であろうが、心を砕いて気を遣っていたであろうに…)

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紙の本

溢れ出す万感の思いが五感にしみわたる

2002/02/01 18:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラン童子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 やっぱり泣いてしまった。
 思わず泣いた人がいると聞いたのでそれだけはナイよなあ、ハハハ・・だった。ああ、くやしい。20歳のふつうの(と見えた)娘がお茶のおけいこごとを始め、いつのまにか25年間が過ぎた。その長い(短くもある? )年月に「おけいこ」を通して気づき、得たことを1冊の本
にまとめた。ただそれだけ・・なんで泣くんだ?! 失恋や身内の死に出会うぐらいの波風ごときに涙するとは涙腺がこわれたのか。

 いや、万感の思いがあふれたとしかいいようがない。コトバにならない。(といえば書評にならない! )。それほどコトバが記号ではなく、五感にしみわたる。

 たとえば「今を生きる」と書かれている。わかりやすく、あたりまえでフンフンと通り過ぎていくコトバ。記号。けれども著者はお茶の作法をしながら、シュンシュンと湧くお湯の音、外に降る雨の音に耳をかたむけながら「今」を全身で感じていくのだ。「今を生きる」というコトバが出てくるまでの著者の日常のプロセスはあまりにあたりまえなのにあまりにわたしたちが無視して切り捨ててきたものだった。というと、なんだか説教じみた悟りの「覚醒もの」みたいだ。
ちがいます。説教されて泣くもんはいない。この人のコトバの選びかたが簡素でつつましく、しかもカラリと明るいのだ。

 抹茶はカプチーノのようにクリーミーに泡立っているし、茶筅(ちゃせん)は内巻きにカールしている・・ものらしい。教わるたびに「うそー! 」とのけぞる。それにも師匠は動じることなくきびしい。その新旧のずれには思わずクスッ。よき師にめぐまれた弟子はのびやかに古典を自分のものにしていく。成長ヒストリーというコトバではぜったいくくりきれない深い自分との出会いの書である。

 世の中にはまだまだこのような人生の達人である女師匠がいると思うだけでしみじみうれしい。
(トラン童子)

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紙の本

内容紹介

2002/01/15 18:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

【帯コピー】
五感で季節を味わうよろこび。
週に1回、「お茶」の稽古に通ううち、気がつけばもう25年。「失恋」「父の死」「コンプレックス」・・・辛い季節を「お茶」とともに乗り越えた、感動の成長ヒストリー。

(まえがき より)
40歳を少し過ぎ、お茶を始めて20年以上たったころから、私は友達に「お茶」のことをしゃべるようになった。すると友達は、「えっ!お茶って、そういうものなの?」と、ものすごく意外な顔をした。その反応に、私の方が驚いた。多くの人は、「お茶というのは、金のかかる風流人の遊びらしい」と想像するだけで、それをするとどんなことを感じるものなのか、ということなど全く知らされていない。私自身、少し前までそうだったのに、そのことをすっかり忘れていた。(本文「まえがき」より)

【目次】
まえがき
序章 茶人という生きもの
第1章 「自分は何も知らない」ということを知る
第2章 頭で考えようとしないこと
第3章 「今」に気持を集中すること
第4章 見て感じること
第5章 たくさんの「本物」を見ること
第6章 季節を味わうこと
第7章 五感で自然とつながること
第8章 今、ここにいること
第9章 自然に身を任せ、時を過ごすこと
第10章 このままでよい、ということ
第11章 別れはかならずやってくること
第12章 自分の内側に耳をすますこと
第13章 雨の日は、雨を聴くこと
第14章 成長を待つこと
第15章 長い目で今を生きること
あとがき

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2012/04/29 22:37

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2005/05/09 00:42

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2005/09/26 21:22

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2005/12/01 01:09

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2011/05/16 00:04

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2007/06/17 15:29

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2006/06/22 22:50

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