紙の本
自分のキャリアを内省するきっかけに
2002/01/23 01:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:remi - この投稿者のレビュー一覧を見る
近年、不況や日本的経営の崩壊が進むに連れて、「自分のキャリアをしっかりと考えよう」ということをよく耳にします。確かに会社にすべてを委ねておけば大丈夫という時代ではなくなっています。
本書は、自分のキャリアについて内省したり、それをデザインするきっかけを提供してくれる本です。新書ですが、最新の理論も豊富に紹介されているほか(大変わかりやすく、かつコンパクトにまとめられています)、自分のキャリアについて深く考えて答える「エクササイズ」も用意されています。
キャリア論の最新テキストとしても読めますし、自分の「今まで」と「これから」のキャリアを考えたいというひとにもお薦めの一冊です。
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◆mi-mollet(ミモレ)2022.11.29 https://mi-mollet.com/articles/-/39375
◆キャリたま通信2022年12月号:キャリアサポーターが選ぶキャリア支援者のためのBOOK OF THE YEAR 2022 https://twitter.com/HR_meetcareer/status/1599677081922994176
◆出題:2021年度第18回国家資格キャリアコンサルタント試験問31
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来年から社会人ということで真面目に手にとって見ました。著者は大学教授。ん?とは思いましたが、やっぱり失敗でした。ほとんど社会に出たことのない人がキャリアを語ったってリアリティがないんですよね。この本はどちらかというと、学問的方向からキャリアを捕らえた形。なので、キャリアを研究テーマにされたい方、もしくは人事関係の方にはオススメです。が、それ以外には結構つまらない本。分かったのは、キャリアをデザインしてゆくには、節目節目を大切にして、その間はある程度流されなさい、ということ。節目は自分の意思で考え抜いて、流れている間は自発的には体験できないであろう偶然的業務を体験することにより、自分の意外性を見つけなさいということでした。
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10年ほど前の本だが、古さはほとんど感じられなかった。働く人ならどんな人でも、キャリアにおける転機というものが必ずあり、そのタイミングをきちんとデザインすることの重要性が書かれている。どんな職業ならキャリアアップできるかとか、そういった具体的なことは書かれていないが、仕事の意義を考え直し、より豊かな人生を歩むためのアドバイスが書かれてある。
少し理想論に思えるところもあったが(現実の日本のキャリア市場は、柔軟性に欠けるため、思うままにキャリアをデザインできるとは思えない)、就活中の学生や、転職を考える人にとって、プラスになることは間違いないと思う。
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学部時代に買った本ですが、見つけたのでもう一度さらっと開いてみました。
ゼミの推薦図書だったんだよねー。先生が薦めた気持ちはわかるけど、
当時の私にはやっぱりちょっと早かったわ。汗。
当時はピンと来なかった内容が多くて、正直よくわからなかったけど、
今となっては完全に当事者!
悩んだり困ったりしてることに対する処方箋となるような気がした。
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まさに私が最高潮に滅入っている折に本屋で見つけた本。別に「キャリア論」に興味があったわけではなく、金子氏の過去の著作「企業者ネットワーキングの世界」に以前非常に感銘を受けたので、購入。…が、これが私のターニングポイントとなりました。まさに、私自身が今「キャリアの節目」にいるので、すごく共感できる部分があったのと、それから、これから自分が何を目指すのか、を少し冷静に考えることができるようになったのは、この本のおかげでしょう。非常に平易な本なので、こんなに感銘を受けるのはちょっと不思議かもしれないけれども、それだけ良いタイミングでこの本と出会った、ということでしょう。あー、でもまさにこういう本をこそ、人事部の人たちは必読してほしいもんです…。本当に、日本の組織では、まだまだ「キャリア」という発想自体が、そしてまた、主体的に「キャリアデザインする」という発想が貧困なんだよなぁ…。個人的にはこの本をきっかけに、少し将来の展望を持てるようになった、かな。ちょっと引き続き、この分野の本を読んでみようかと思います。(2002 Jun)
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卒論資料。
考え方次第でやっぱり人生どうにともなるかもしれないと思った本。キャリアをデザインすること、もっとはやく学びたかった本。
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■良書!しかも文庫で安い。素敵。■キャリアデザインだなんていうと、ちょっと自分からはかけ離れた問題としてとらえつつ、本もそのように読み進めてしまいがち。この本の良いところは、キャリアデザインをぐっと読み手に引きつける書き方がされているところだ。労働環境の劇的な変化もそれを説明するに終わらない。「自分の職場や業界ではどうなんだろう?」と自分で自分に問いかけることのできる(もしくは社員同士で議論し合える)エクササイズが用意されているのだ。■「(1)キャリアの節目のデザインは、自分で選びとるということ。/(2)節目に指しかかるとき、あるいは、人生そのものが、他の人たちとのつながり、相互依存の中に自分がいるということ。/この2つは両立可能なのである。デザインとドリフトで使った言葉を繰り返せば、自分で選ぶことと、たくさんのアドバイスがネットワークからあるということとは表裏一体なのだ」←この部分が「キャリアカウンセラーの立場」と重なる部分もあって、とても興味深かった。(4月1日読了)
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「キャリア・ドリフト」を提唱する、金井壽宏氏のキャリア本。金井氏の著書は、ちょっと学術的なので、アカデミックな内容が苦手な僕にとっては、いまいち馴染めないことが多いのですが、この本は比較的読みやすいですね。(でも、学術的。)
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キャリアコンサルタント試験対策及びその後の学びのために購入。
2002年第一版のためか、(今となっては?)常識的な感じで響く部分はあまりなかった。
ただ、常識的な部分はわかる。
払ってもいい金額:300円
貼った付箋の数:1
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30代半ばを過ぎたら、この本に書かれている「4つの発達課題」
1.若さと老い
2.男らしさと女らしさ
3.破壊と創造
4.愛着と分離
は、心に留めておくべき。
とても含蓄がある内容である。
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開始:20070828、完了:20070828
世界中のキャリア論を集めて、解説をしているような内容だと思う。ただし、学術的な内容が多く、ちょっと退屈な感もある。金井壽宏氏の場合、自著よりも訳書の方がよい本が多いように感じられる。本書では、基本的に「日常ではドリフトされて(流されて)も、節目節目ではキャリアを考えましょう。」という主張だ。ただし、実際に、その節目節目でどう考えていけばいいのか、という具体的な提案はとぼしいように思う。また、本書はミドルもターゲットにしているが、出世ラインから外れたミドルがどうキャリアを考えていけばいいか、というところには結局何も答えていないように思う。
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レポートを作成するために買った本。
あんまり印象に残ってない。社会人になる前にまた読んでみるかも。
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キャリアデザインをするためのハウツーではなく、
そもそも「キャリアとは何か?」「キャリアをデザインするとは何をすることなのか?」というミカタを持つ一冊。
仕事について、働くことについて悩むとき、
その価値を知り、悩み方の目線を持てるかもしれません。
そして、”働く人のためのキャリア・・・”というところから、
長期的な仕事生活のあり方について考え、
自分らしく生きることとのつながりを見出す手助けになる一冊。
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まさにフリーターまっただ中から、正社員の光が見えて来た頃に読んだ。
節目節目には、これから先どのように生きて行きたいのかを考えなさいということ。
毎朝考えるには辛気くさい。