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どーなつ
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.2 13件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.4
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:19cm/269p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-15-208410-3

紙の本

どーなつ (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

著者 北野 勇作 (著)

「おれ」の思い出には何かが足りなくて、何かが多すぎる。いったい「おれ」はどこから来て、そもそも今どこにいるのだろう? どこか懐かしくて、切なく、そしてむなしい物語たちの曖...

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どーなつ (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

税込 1,620 15pt

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商品説明

「おれ」の思い出には何かが足りなくて、何かが多すぎる。いったい「おれ」はどこから来て、そもそも今どこにいるのだろう? どこか懐かしくて、切なく、そしてむなしい物語たちの曖昧な記憶。日本SF大賞受賞後第一作。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

北野 勇作

略歴
〈北野勇作〉1962年兵庫県生まれ。甲南大学理学部卒業。2001年「かめくん」で第22回日本SF大賞受賞。著書に「クラゲの海に浮かぶ舟」「ザリガニマン」など。

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みんなのレビュー13件

みんなの評価3.2

評価内訳

紙の本

ぶれる、揺れる、ずれる、すべる。なにがって、全てが。

2002/08/25 15:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 だから、物語の構成要素は、完全に固定されているわけではない。演じる落語家によって、そこに新たな『笑い』の因子が組み込まれたり、削られたり、視点がシフトされたり新たな解釈が加えられたり──。

 以上は、「どーなつ」本文から「落語について」言及された部分を抜粋して引用したものである。どことなく、北野勇作が自身の作風について述べている……かのようにも、みえなくもない。
 北野勇作の作風はかなり特殊で独特だ。
 まず、語り口が安定しているわりには、語り手存在の輪郭や主人公のアイデンティティが、かなり曖昧なのである。ついでに、「物語」そのものも、虚と実が複雑に入れ代わりたちかわりして、どこまでが「虚」でどこからが「実」なのか、よくわからない構成になっていることが多い。根本的な部分で、自分の頭に空いた大穴に身を投げる落語の「あたま山」的なナンセンスな成分を含有しているというべきか、そんなことは分からなくとも作品を鑑賞するのにはいっこうに差し支えがない、というあたりが、「特殊で独特」なのだが。
 その意味では、少なくとも主人公のアイデンティティ自体は固定している「かめくん」あたりは、まだしも読みやすいというか、北野勇作作品の初心者には最適かもしれないのだが、その話題はひとまず置く。
 さて、この「どーなつ」である。過去の北野勇作作品にみられた設定やシュチュエーションが随所に登場するという意味では、たしかに「集大成」的な作品であるかもしれないんだけど、それ以上に、「ああ。いつもの北野さんだなあ」という一種の郷愁のほうを、読んでいて強く感じる。
 ともかくも、ぶれる、揺れる、ずれる、すべる。なにがって、全てが。
 作品世界を構成する全てがゆっくりと輪郭をくずしていく崩壊感は、例えば、P・K・ディックの作品に見られるような硬質の崩壊感とはまた違った種類のカタルシスがあると思う。

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紙の本

奇想小説といっても、山田風太郎や椎名誠のそれとは明らかに違う。不条理が生み出す、躊躇いがちな微苦笑、そうとしかいいようのない北野ワールド、不思議な火星開発の世界にようこそ

2004/08/16 21:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「火星開発のために考えだされたのは、アメフラシに人間の記憶を移植することだった」奇想小説。

連作小説で、じつは要約することが殆ど意味をなさない、不思議なという言葉がピッタリの小説である。全てを読み終わっても、浮かび上がるのは、緩やかな連帯とでも表現するしかない朧気な世界像。それは『かめくん』にもいえる、断言を躊躇わせる奇妙な世界である。

火星を開発するには、先ず大気を作らなければならない。そのためには、水が必要である。運河の一部に覆いを掛け、一種のシェルターを作る。そこで水を発生させる。ここまでは、いい。そのために選ばれたのが、海にいるアメフラシである、となると、「おいおい駄洒落かよ」と言いたくなる。しかし、ここにはオヤジギャグに見られる品の悪さは微塵も無い。

いや、そのアメフラシの話が続くのかと思うと、荷物の運搬をする人口知熊の話になる。人口知「能」ではない、知「熊」である。内部に人間が入り込み、脳神経と直結することで初めて作業をするという不思議な機械。なぜ、熊という形態を取らなければならないかは、誰にも分らない。作業とはいうものの、それは普通のフォークリフトでも充分可能なものなのである。

それだけではない。記憶を移植されたアメフラシ、記憶に手を加えられた男、消去されそこなった記憶の断片から生まれる新たな記憶というように、脳の内部の話と火星や異星人、人類の破滅に怯える女性の研究、月夜に踊る熊、ゲームを介した、閉ざされた世界への侵入、脳だけの存在となった経営者の変容など、常識的な読み方をしていては混乱するだけなのだ。

中に落語「あたま山」が出てくる。あたまに桜の木が生えてしまい、見物人がうるさくて、その木を抜いてしまう。その時出来た穴に雨が溜まり池となり、悲観した男は、自分の頭の池に飛び込んで死ぬという、古いかもしれないが不条理という言葉がぴったりの噺である。この連作小説もそれに近い部分を持っている。本当の話し手が、誰であるか混乱し、主体と客体が分らなくなった向こうに北野の笑顔が見える気がする。

「子供の頃から、穴や穴のあいたものが好きだった」で始まるあとがきを読むと、この作品は北野が10年以上前に書いた小説がもとになっているらしい。コンテストで参考作品となったものの、そのまま本などに掲載されることなく、作者が何度か世に出そうとしたが、編集者の眼鏡に適うことがなかったという。

今回、やっとそれにふさわしい形になったのではないか、と自信なげに言うあたりは『かめくん』の作者ならではのもの。北野ワールドにようこそ、とは、ありふれてはいてもピッタリのキャッチである。

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紙の本

北野ワールドを堪能できる「元祖」のような1冊♪

2002/12/21 00:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 百貨店の屋上で待っていた子供の話」「熊のぬいぐるみを来た作業員の話」「火星に雨を降らせようとした女の話」…というタイトルからして「なんだ?」って感じですが、読み終わってもまだ夢の中にいるような…あいかわらず、独特の世界が広がっていて、わかったような、わからないような…説明が難しい作品でした。
 でも、なんとなく北野ワールドって、どこかなごんじゃう感じがして私は大好きです。

 10個の物語は、それぞれに独立した作品としても読めて、なおかつ全体でひとつの物語であり、さらに今まで書かれてきた作品と共通する世界を描いてる…のかな。
 この作品は、なんとデビュー作以前に「SFマガジン」のコンテストに応募した短編が元になっているそうです。十何年かの間、何度も書き直しながら今まで抱えてきたという、ある意味、北野ワールドの元祖のような物語なのです。

「かめくん」が日本SF大賞を受賞した時も、すご〜〜く嬉しかったんですよね。
 だって…第一回小松左京賞の最終選考作の中にこの作品があったときから
「読んでみた〜〜い」と思ってて、徳間から出版されたときには「デュアル文庫、ありがとう!!」って思った私なのですから。

 そんなこんなで、北野ワールドは、これからもまったりと増えて行ってほしいなあ…。

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紙の本

著者コメント

2002/09/09 13:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:北野勇作 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 どうせまた動物とかそんなのでしょう、などと言われそうな気がするのですが、動物ではなくどーなつです。でも、そう言われると確かに動物も出てきますね。電気熊とスーパーアメフラシと上方落語が出てきます。白い狐も出てきます。亀は出ません。クラゲは出るかな。お持ち帰りのドーナツは十個入りです。十個は多すぎる? 大丈夫です。いつもより穴を大きくしてありますから。これはサービスです。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、そういうサービスもあるのです。誰にも分けてあげずに、ひとりで全部食べてください。

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紙の本

不思議な喪失感が全体を貫く傑作

2002/05/07 22:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:喜多哲士 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「爆心地」の中で熊のぬいぐるみ「人工知熊」に入って作業をする人たちがいる。アメフラシを使って火星の開発に旅立つ別種の人間を生み出そうとしている研究者がいる。人工知熊に乗る作業員は、熊の中に貯えられた記憶を吸収し、やがて自分の記憶と他人の記憶、そして熊の記憶がひとつとなっていく。彼らが目指すのは「あたま山」だ。落語にでてくる頭に桜の木を生やした男が花見客がうるさく木を抜いてしまいそのあとにできた穴にできた池にとびこんで死んでしまったという、あの「あたま山」。人工知熊を使っている会社は実は異星人によって支配されているという噂はあるが、それはその会社にいた男が作ったゲームの設定かもしれない。
 なにが事実でなにが作られたものか、作者はそれを明らかにはしていない。明らかにしないことにより、われわれが抱く現実に対する確信がゆらいでくる。哲学でいうところの「実存」それ自体が危うくなってしまう。
 作者の描き出す世界像は本来なら壮大なスケールで描くべきところなのかもしれない。しかし、作者は決してその方法はとらない。壮大な世界の中に生きるちっぽけな個人から見たその世界の一部分から全体像を読者に推測させる。それは、物語を矮小化するものではない。読者の想像力をかきたて、物語の世界をさらに深遠なものに広げていくという効果をもたらしているのだ。
 本書は、小さなエピソードを積み重ねる構成をとっている。タイトルとなっている「どーなつ」を少しずつ食べていく感覚に似ているのかもしれない。そしてそれを食べてしまったあと、そこに確かにあったはずの穴は「どーなつ」とともに、なくなってしまっている。「どーなつ」の穴は、本来どこにあったものなのだろうか。
 本書が描き出す世界はまさしくその「どーなつ」の穴に似ている。確かに見えているのにそれ自体は存在していない。不思議な喪失感が全体を貫く傑作である。 (bk1ブックナビゲーター:喜多哲士/書評家・教員)

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2011/10/01 19:32

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2007/05/31 10:45

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2008/03/16 00:02

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2011/11/27 13:08

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2011/10/30 00:34

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2010/07/04 10:53

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2016/12/26 21:59

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2013/02/01 11:59

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