怪盗クイーンはサーカスがお好き （講談社青い鳥文庫）

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投稿者：キハダ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

アニメ映画化を機に久々に読み返してみたが、懐かしさと同時に今読んでも社会通念や情勢的にするりと飲み込める部分が多く（後者は少し複雑だが）児童文学としての強度に感心させられた。
続篇も映像化してもらえることを願う

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投稿者：すなすな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

小学生の頃からはやみねさんの作品が大好きで、怪盗クイーンはその中でも一番のシリーズでした！その1作目にあたるのがこの本です。

クイーンのぶれない「美学」、人間とは思えない身体能力、周り（特にジョーカー）に多大な迷惑をかけるきまぐれ・お気楽精神、全部が大好きで尊敬してました笑
社会人となった今も大切に本棚においてあり、読み返しています。

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投稿者：しま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

はやみねかおるさんの作品が好きなので買いました。サーカス団vs.怪盗クイーンの話です。勝つのはどっちだろうと思うとどんどん先に進みます。勝ったと思ったらどんでん返しが…

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投稿者：わらび　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

三人の掛け合いもすばらしいんですが、
なんといってもジョーカーが格好良すぎて…。
登場シーンばかり繰り返し読んだせいで
そこだけページがへたってました（笑）

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投稿者：みーちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「飛行船トルバドウールで世界中を飛び回る怪盗クイーンとジョーカーのコンビ。彼らが日本にある〈リンデンの薔薇〉という宝石をカイロ美術館に返そうと企む」冒険小説。
ルパンものをミステリとは、言いにくいでしょう。やはり冒険小説という分類がしっくりときます。
飛行船トルバドウール上で怪盗クイーンとジョーカーが見ているのが、26年前にカイロの美術館から盗み出されたダイヤ〈ネフェルティの微笑み〉です。今は〈リンデンの薔薇〉と名前を変えて、日本の星菱大造が所有しています。クイーンはこの宝石を奪い、カイロの美術館に返却することを思いつくのです。
そして、今から62日後に宝石を盗み出すことを宣言します。うーん、何で50日とか、60日、あるいは8週間後ではないのか？なんて思いはするんですね。そんな疑問はともかく、62日の間に、飛行船に同乗している猫の蚤を完璧に取り終え、その引き取り手まで探そうという雄大な計画なのです。
この挑戦を受けてたつのが警視庁特別捜査課の上越警部と、部下のアブナイ岩清水刑事です。
そして、この騒ぎに便乗しようとする男たちが、ダイヤが静に眠る星菱邸に厳重な警備網を潜り抜け集合します。彼らが駆使する様々な技術。宝石は誰の手に渡るのでしょうか。謎の集団の意図とは。しかし、約束の時間を過ぎた星菱邸の金庫からは、無事に〈リンデンの薔薇〉が姿を現します。ここに怪盗クイーンと謎の集団、警察の面子をかけた争いが始まります。
上越警部が出てきたので、てっきり夢水清志郎も出てくるのかと思っていたら、そうではなく、主人公はあくまで怪盗クイーン。道理で、挿絵が夢水シリーズとは切っても切れない関係にある村田四郎からK2紹介に変わっても、断りひとつないはず。別個のシリーズの幕開けです。
ただし、夢水ものの雑誌セ・シーマの編集者 伊藤真里も出てくるので、両者が競い合うのは間違いありません（既に特別編で出会い、そのキャラがこの作品にも登場してはいるのですが）。シンプルで楽しい作品といえるでしょう。

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投稿者：メンタ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

対象年齢小学校以上となっていて高校生が読むものではないと思われるかもしれないが、全くそんなことはない。今高校生である自分も十分楽しんで読めた。
何を隠そう、怪盗クイーンが非常にかっこいい。どんな仕事も完璧にこなす怪盗クイーンのこの物語を読めば、とても気分が晴れ晴れしい気持ちになること間違いなし！！！

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投稿者：山村まひろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　名探偵夢水清志郎シリーズで子どもたちに大人気のはやみねさんの、新シリーズ。
　巨大飛行船トルバドゥールで、世界を駆け回る怪盗クイーン。腹心の部下(?)ジョーカー、そしてトルバドゥールのコンピュータシステムを制御する人工知能のＲＤとともに、今回は、かつて「ネフェルティティの微笑み」と呼ばれた曰くつきのダイヤモンド「リンデンの薔薇」にねらいを定めた。
　しかし、リンデンの薔薇を狙うのはクイーンだけではなかった。敵は「七輪曲芸団(セブン・リング・サーカス)」！

　今回は夢水探偵は登場しませんが、シリーズでおなじみの上越警部や、岩清水刑事、さらに「セ・シーマ」の編集部員・伊藤さんまで出演しているので、夢水シリーズファンも思わずニンマリしてしまうことでしょう。

　そして、ぬけるように白い肌、灰色がかった瞳、古代ギリシャの彫刻のような美貌の怪盗クイーンは年齢も性別も不詳ということで、怪盗の売りである変装もバッチリ。怪盗もののファンも、思わずニンマリ。
　おまけに、かっこいいだけじゃなく「東洋の神秘」が口癖で、間違った解釈のことわざを次々に口にして、子どもたちの笑いもとりつつ、サーカス団とのアクロバテイックな知恵と技の戦いも…。

　わくわくできて、クスクス笑えて、クイーンの美貌にうっとり、という至れり尽せりなシリーズ第１巻。
　怪盗クイーンが登場する本は、この他に、青い鳥文庫20周年記念の「いつも心に好奇心（ミステリー）！ 名探偵夢水清志郎ＶＳ．パソコン通信探偵団」があります。