紙の本
品よくまとまっているが一歩弱い
2002/05/09 18:06
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投稿者:sfこと古谷俊一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幻想怪異鐔で、本当に変なことに出くわしてしまい、それでも健康な(不健康なかも知れんけど)日常に回帰するタイプの話。同一の語り手による連作集です。
丁寧目で、そこそこいい感じなんだけど、なんか一ひねりと詰めが弱いような気もします。オカルト的現象・伝承の現実的解釈の切り口から入れつつ、すとんとひっくり返す感じの展開とか、面白いんですけどね。
今度はこう来たかといった工夫があり、連作短編である意味はあるんだけど、短編集全体としての構成の仕掛けも弱い気がしました。
紙の本
待望の文庫化
2002/04/19 16:32
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投稿者:狩野涼子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
待ちわびていた文庫化でした。ある意味、作者自身を髣髴とさせるような「猿渡」という登場人物。そして彼が巻き込まれた数々の怪奇現象。別の形で発表されていた猿渡の物語、「超鼠記」がこの本に収録された。猿渡の物語が1つに纏まった事が大変嬉しい。
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愛のチカラでおびき寄せられたとしか思えないw この本は 面白いかな、と思って買ってみただけなのに、、、とんでもなく 都筑風味の本だったw とても気に入って今六冊頼んであるのだが、、トーキョーにいる息子あてに送ってもらっているので なんとか そこからUSまで移動させないとならないのだw この本は年末のバリ島で読ませていただき、、3分の1ほどは ペルティウィ・リゾートのプライヴェートプールの中で読んだw でも まったく水しぶきもついてない! で あまりに面白かったので ウブドのモンキィ・フォレスト通りから少し入ったトコロにあるカフェ・アンカサに寄付してきたw 都筑さんの事を好きな人が手にするといいのう!
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なんだろう、肌に合う、この文章と世界観?。
この人の他の作品も読みたくなった。
最初はあらすじにある内容に「あ~、こういうの私好きそうだな」とか思って読み出したけれど、魅力はそこではなかったような…。主人公の語り口調が気に入ったのか、その不可思議なストーリーに惹きこまれたのか。
後でもういちど読もうかな。
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軽妙なやりとりと、内容のうすら寒さが絶妙。
主人公の二人の行く末も、現代のおどろおどろしさがあって、面白い!
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ずっと前に出発前の東京駅で慌ただしくジャケ買いしたのが大当たり。タイトルがタイトルなので(笑)、外したらイタいかなと思ったのだけれど。所謂ミステリものなのかと思っていたが幻想小説というべきか。何の違和感もなく、日常からちょっとだけ外れた悪夢的な異世界へ連れていってくれるその筆致に圧倒されてみて欲しい。大推薦。
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独特な落ちがちょっと不思議な感じのする短編集。
よくよく考えるとハーンの「怪談」に近い感じかな。「怪談」ちゃんと読んだこと無いけど。
あと、初期の「宵闇眩燈草紙」とかにもにてるかしら。
短編というか結構小話に近かったり。全体的に自己主張の薄い感じなのに不思議と魅力的なキャラとかもいい感じ。作を追うごとに豆腐のうんちくが薄くなって行ってしまうのがちと残念。
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定職を持たない猿渡と怪奇小説家の伯爵が
出掛ける先で出会う怪異を、猿渡の一人称で
綴る連作短編集です。
文体や仮名遣いが昔っぽい雰囲気が
あるようでいて軽妙だったり、独特です。
内容は怖かったり気持ち悪かったりするのに、
所々、ニヤッと笑ってしまう面白い文章もありました。
豆腐好きが縁で仲良くなった、と言うのもなんか面白い。
「猫背の女」が特にぞわぞわっと怖かったです。
「水牛群」は、何となくですが夏目漱石の「夢十夜」を
思い浮かべてしまいました。
最初、怪奇小説と言いつつ、それなりにオチとか
分かりやすい解釈があるのかな、と勝手に思っていたら
そうじゃないので戸惑いました。
再読の時には、それが分かっているので、もっと
ドップリこの雰囲気を味わう事が出来ると思います。
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不気味な雰囲気を醸し出す本書。
主人公達のやりとりがその不気味さを和ませてくれているのが、楽しかった。
ただ、虫はいかんよ。
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猿渡くんと伯爵の怪奇もの。短編連作集。曖昧で不思議な。日本語がうつくしい。会話は楽しいのに、最後にぞくりとする。虫の話は、貴志祐介の「天使の囀り」を思い出した。
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定職についていない三十路の猿渡と小説家の伯爵(あだ名)が行く先々で怪奇現象に出会う短編小説集。
幽明志怪シリーズ1作目。
豆腐好きで知り合い、美味しい豆腐のためなら遠征も辞さない2人。怪奇現象に翻弄されている主人公と、どこか飄々としている伯爵コンビのキャラクターが良い。
単行本、集英社文庫、ちくま文庫版と出ていて、収録作が微妙に違う。
(超鼠記(集英社文庫版のみ) 奈々村女史の犯罪(ちくま文庫版のみ))
シリーズとして続編もあるようなので、次巻も読んでみたい。
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≪内容覚書≫
怪奇小説の連作短編集。
語り手は、無職の猿渡。ドライバーとして「伯爵」とともに怪奇現象に遭遇する。
「伯爵」は、小説家。格好が伯爵スタイルなので、そう呼ばれる。本名不明。
≪感想≫
淡々とした文章で語られる怪奇。
静かにゾワリとする薄気味悪さを楽しめる作品だと思った。
しかし、豆腐好きという面白設定のおかげで、
ちゃんと息抜きもできる。
そこまで豆腐で盛り上がれる二人が出会ったこと、
既にそれが怪奇現象かもしれない(笑)
どの話も、オチが見えると言えば見える。
ただ、何があってもおかしくない怪奇小説なので、
もしかしたら…?という不安が常につきまとう。
それゆえに、予想通りに着地してくれた時の安心感がたまらない。
埋葬虫は、生理的にゾワっとした。
虫はダメだと思った。
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中でも一番は「ケルベロス」。恋愛純愛異種愛。
「鋤焼どこ?」「台所」のやりとりはには胸がきゅんきゅん致しました。
「一緒に帰ってきました。これからはひとつの人生を生きようって」
私も慟哭した。
「水牛群」では読むのが苦しくなる程に同調してしまった。
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2009-03-16
これは不気味!大満足!
海獺は肥満した中年女くらいどでかいらしい。
豆腐熱が再燃。
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陰陽師ブームの頃にこの本に出会いました。きっかけは道満法師と同じ苗字だから。タイトルだけで購入したのです、単純な奴。それがまさかこんな大当たりするとは!絶対に読むべしです。