サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.3 24件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.5
  • 出版社: 幻冬舎
  • サイズ:20cm/381p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-344-00189-3

紙の本

悪魔のパス天使のゴール

著者 村上 龍 (著)

死を招く最強のドーピング剤「アンギオン」。イタリア、南フランス、キューバと謎が拡がり罠が待ち受ける。セリエA最終節の死闘の中、日本人選手冬次は果たして死の罠から生還できる...

もっと見る

悪魔のパス天使のゴール

税込 1,760 16pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

死を招く最強のドーピング剤「アンギオン」。イタリア、南フランス、キューバと謎が拡がり罠が待ち受ける。セリエA最終節の死闘の中、日本人選手冬次は果たして死の罠から生還できるのか? 『ソトコト』連載等をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

村上 龍

略歴
〈村上竜〉1952年長崎県生まれ。「限りなく透明に近いブルー」で第75回芥川賞、「コインロッカー・ベイビーズ」で野間文芸新人賞を受賞。芥川賞選考委員。「トパーズ」など映画監督としても活躍。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー24件

みんなの評価3.3

評価内訳

紙の本

いやはやW杯開幕まで1ヶ月を切っての発刊。村上龍のサッカーを描いた小説、巻かれた帯に中田英寿のコメント——これは、幻冬舎・見城徹社長からのキラーパスだね!

2002/05/13 11:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 楽しめた。読む前に意欲満々だったし、滑り出しもスムースだし、こりゃあ一気読み本だね…と思っていたのに、ひと晩でなく4日もかかってしまったのが、ちと不甲斐ない。
 どうしてそんなにかかったかというと、週末、子どものサッカークラブの練習メニューに付き合うので疲れて早く眠るからで、そこで息が上がらないように暇を見て泳ぎに行ったりするから、時間はなくなる。疲れは益々たまる。
 4級審判員の資格取得目指して、勉強もせねばいかんし…。

 が、我ながらサッカー小説を読むのにふさわしいスポーティーな日々であった。ゲームの観戦でサッカーを知るのも面白いけれど、ボールを買ってきて、蹴ったりじゃれたりしてみると、更に経験のある人からトラップや蹴り方を教えてもらえると、サッカーの楽しみはより高いステージに上がる。この小説を読んでいても、体で感じられる箇所があったりして面白かった。

 しかし、私はブツブツ切りながら読まざるを得なかったけれど、ラスト約100ページにわたる試合部分は、そういう読み方をしてはダメです。もったいない。
 村上龍と中田との対談をオンラインで読んだが、サッカーのリズムを再現しようと工夫して書いたヤマ場であるから、携帯はマナーモード、電話はお休みモードにして、居留守を決め込み、邪魔が入らないようにして一気に読み下すことを強くお薦めする。
 
 中田英寿のオフィシャル・サイトnakata.net(サッカーのサイトって面白いね。小野伸二サイトとnike footballが好き!)とbk1で話題の雑誌「ソトコト」に連載されていたというから、サッカーマニアには「今さら」の発刊なんだろう。けど、加筆訂正されているということである。
 ちなみに本書に巻かれた帯の中田のコメント。
<ストーリーにドキドキしながら、ぼく自身、「言葉で展開するサッカー」を楽しみました>

 明らかに中田を意識したプレーヤー夜羽冬次が、イタリア中部の架空の町メレーニアのクラブチームで活躍している。
 語り手でもある主人公はマルチなクリエイターで、脚本を書いたり映像を手がけたり、中南米の音楽や物産を輸入したりしている。限りなく村上龍に近い人間だ。で、冬次のサポーターで、親しく食事をしたりする友だちでもある。
 物語は、冬次が「私」にもたらした究極のドーピング情報から動く。赤血球を増加させ運動量を上げる究極のドーピング。
 冬次にたのまれ、そのドーピングに注意するようアドバイスしてくれた人物に主人公が会い、情報を深くさぐっていこうというミステリー仕立てだ。人物とは、某ブランドのサングラスが似合う、ぞっとするような美女ときた。

 中田との親交でセリエAを追い、ヨーロッパのサッカー中心にエッセイを発表し続けてきた村上龍ならではの小説である。サブリーダーとしてエッセイ集『フィジカル・インテンシティ』『奇跡的なカタルシス』『アウェーで戦うために』を併読すると、より世界が広がる。
 蹴ってつないでゴールに入れるだけ、ルールも少ないサッカーというスポーツは、ある意味、理念型とも言えるシンプルで抽象的なものだけに、あらゆる分野やシーンを向こうに透かして見ることができるのだろう。その素晴らしさを再認識させられた。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

新しいサッカー小説のかたち

2002/08/06 00:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:片桐真琴 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品の舞台はイタリアのセリエA。主人公は作家の矢崎剣介と、フランスワールドカップ後にイタリアのクラブ・メレーニアに移籍した夜羽冬次(ヤハネトウジ)。矢崎と冬次はフランスワールドカップ・アジア地区予選の最中に知り合い、以来、食事をしたり、メールを交換したり、という間柄。メレーニアに移籍し、チームの中心として活躍しはじめた冬次はあることに不安を感じるようになる。ヨーロッパのリーグで、試合で活躍した非EU籍の選手が試合後に心臓麻痺で死亡する、ということが起きるようになっていたのだ。冬次はそれがドーピング薬のせいではないかと疑い、矢崎にあることを頼むのだった。そして矢崎は“アンギオン”の存在を知ることになる…。
これが小説の始まりで、物語の詳細は読んでからのお楽しみ、ということでこれ以上は書きません。ここに登場する夜羽冬次は、作者があとがきで強調するように、中田英寿選手とは「全然別」で(といっても、ある一つのモデルとしているのは確かなように感じられるので、中田選手をイメージして読んだ方がよりリアルに感じられるでしょう)、メレーニアというチームも架空のものです。が、登場する相手チームと選手は、ユヴェントスやジダン選手はじめ実名で登場するので、一瞬小説であることを忘れそうになります。

本の後半の、メレーニアのセリエA残留をかけた、優勝をかけるユヴェントスとの最終戦の描写は非常に詳細で、ピッチを頭の中にイメージし、それぞれのシーンを明確なかたちに変換しながら読んでいると、実際にスタジアムでゲームを観戦している気分を味わえます。ここまで言葉だけでサッカーのゲームを、それも架空のゲームを、表現した文章には初めて出会いました。“アンギオン”をめぐってはやや消化不良の感がしないでもないけれど、スポーツ小説としては一級の作品であることは間違いありません。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

コーナーキックの混戦の謎も解けた

2002/06/18 13:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:せいじろうず - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ワールドカップ2002のおかげでレベルの高い試合がたくさん見られてうれしいです。ところでサッカー初心者の僕は、コーナーキックのときにゴール前の選手達は敵味方入り乱れて服や手をひっぱりあって、あれは何しているのだろうかと不思議でしょうがなかったのですが、この本を読んでようやくわかりました。
 わかりやすくかつ高度なサッカーの知識、イタリアにおけるサッカーのありかた、イタリアの食べ物と街の風景、キューバの太陽。いろいろなことが読め、しかも小説としても、とてもスリリングでおもしろい本でした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

悪魔の痛切天使のカタルシス

2002/05/26 18:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る


 作品のほぼ四分の一、九十頁にわたって繰り広げられるメレーニア vs ユヴェントスの壮絶な戦いと臨界点へ向かう熱気と心も凍る冷気が入り交じる観客席の描写は、あの『五分後の世界』の長い長い戦闘シーンをひょっとすると凌駕しているのではないかと思わせる興奮とカタルシスと痛切を湛えていた。

 著者は「あとがき」で「選手たちはピッチの上で、自分の物語などには関係なくシンプルにボールを追い、ボールを蹴っている。…ピッチは選手たちのものであり、選手たちの聖地だ。わたしは、サッカーがいかに魅力のあるスポーツかということを描きたかった」と書いている。

 この目論見はものの見事に成功していて、だからユヴェントスとの死闘を繰り広げる夜羽冬二が死のドーピング剤アンギオンに犯されているのかどうかといった「物語」的趣向などにはいっさい関係なく、私はただただシンプルに息をのんで冬二の「天使のゴール」が繰り出されるゲームの推移を見守った。その余の部分は、対パルマ戦と冬二の「悪魔のパス」が見られる対フィオレンチーナ戦の描写を除けば、DNAの剰余部分のようなもの、あるいは図と地の対比でいえば地であって、作家村上龍の濃度(強度・密度)の迸りとも筆の遊びとも言えば言える。

 村上龍は『奇跡的なカタルシス』で「サッカーのカタルシスは爆発的でそれがゴールという奇跡によって成立することを考えると宗教的ですらある。サッカーより刺激的な人生を送るのはそう簡単ではないような気がする」と書いた。これをもじるなら、サッカーより刺激的で宗教的な小説を読むのはそう簡単ではない。そのことを完璧に示したのがこの小説で、それは凄いことだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

濃密なサッカー描写が新しい

2002/07/30 00:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たちカレー - この投稿者のレビュー一覧を見る

このサッカーの試合の描写は新しい。ただ、わたしには想像力が欠けているせいか、試合で何が行われているのか理解できないところあった。ゆっくり読むと、試合のスピード感がそこなわれるような感じもするしね。

 もともとが、nakata.netでの連載であったせいか、ある程度サッカーに興味がある人むけであろうし、ヨーロッパでのサッカーに知識がある人にはお勧めでしょう。

 この本を読んだ後には「文体とパスの精度」を読むと、また新たな発見がでてくると思います。

 

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

死を招く最強のドーピング剤とイタリアセリエAの日本人選手

2002/05/26 15:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:格  - この投稿者のレビュー一覧を見る

心臓血管系全体を飛躍的に活性化させ、試合で大活躍させるが、薬の効き目が切れたところで、心臓が停止してしまうという最強のドーピング剤。それが、ヨーロッパのサッカー界で使われているのではないか、という疑いがもたれる。使われるのはヨーロッパ域外の選手に対してだけ。次々と犠牲者がでるが、それが国によってバラバラであるために、なかなか、大問題になることがない。

それを追及していく主人公の作家(あきらかに著者自身が反映されている)と、セリエAの日本人選手夜羽(ヤハネ、明らかに中田)の交流。

しかしテーマが何なのか、よく分からない。ドーピングの問題は、結末不明のまま。そして夜羽に対して薬が使われたかどうかについては、馬鹿げた推測のままに終わる。

この小説はサッカーを言葉で語る、ということの方が重点なのだろう。しかし、それも、詳細すぎるからなのか、長すぎるからなのか、どうにも今一つ。たしかに迫力は感じられるものの、だれてしまう。同じサッカーを言葉で語る小説と言ってもいい「龍時」の描写の方がはるかに面白い。サッカー選手の眼で語られるか、観客の眼で語られるかの違いによるものではない、と思うが、どうなのだろうか。

結局、各地を旅しての料理と酒の蘊蓄、そして、村上と中田の交流とは、こういうものなのか、というあたりが、本書の読みどころ、というところ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/11/23 01:39

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/12/10 13:58

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/11/01 19:43

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/05/21 13:27

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/04/22 02:21

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/06/10 09:11

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/09/14 09:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/01/12 23:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/12/26 00:26

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。