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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2002.5
- 出版社: 主婦の友社
- サイズ:20cm/329,13p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-07-230467-0
紙の本
シュワルツ博士の化学はこんなに面白い 知っているようで知らない日常の化学のはなし
化学物質=毒物、化学者=マッドサイエンティスト…。人の体自体が化学物質の集まりだというのに、化学という語にアレルギーを持つ人は多い。日常のあれこれを取り上げて化学に対する...
シュワルツ博士の化学はこんなに面白い 知っているようで知らない日常の化学のはなし
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商品説明
化学物質=毒物、化学者=マッドサイエンティスト…。人の体自体が化学物質の集まりだというのに、化学という語にアレルギーを持つ人は多い。日常のあれこれを取り上げて化学に対する誤解を解く、おもしろ不思議な化学談議。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ジョー・シュワルツ
- 略歴
- 〈シュワルツ〉化学者。カナダ・マッギル大学教授。化学の面白さを伝える名講義が認められ、数々の賞を受賞。『ワシントン・ポスト』等に化学コラムを寄稿。ジョー博士としてTV出演も多い。
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紙の本
ヒトとモノの悲喜こもごも
2002/04/13 17:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
友達の知り合いのまた友達が、実は自分の母親だった。なんて経験はときどきあります。「えー、奇遇ねぇ」という組み合わせと出会いのおどろきは、楽しい話が咲くタネですね。
この本は、ヒトとモノ(物質)を縦横にはりめぐらせた「出会いの宝庫」「悲喜こもごものエピソード集」です。
・マリリン・モンローの話がいつのまにかビリヤードに
・レーダーの話が空飛ぶブタに
・戦争とアスピリンとエジソンの3大話
・偉大なる少年化学者にママは理解なし
などなど多数の話がつまっています。
それに対してこの邦題は、全然話題のはばひろさを表していません。この本を読んでいて「化学」を感じるのは時々でてくる「テストステロン」とか「ジエチレングリコール」といった物質の名前くらいで、化学を2回もタイトルにいれる必要はないのにです。もっとも著者は前書きで科学者および科学にたいする偏見と誤解(とそれを助長するマスコミ)について嘆いていますけれども。原題は「レーダー、フラフープ、空飛ぶブタ」というしゃれたものです。そう思って、このフツーの楽しい本を読むのがいいと思います。科学のたなだけにさらしておくのはもったいないです。でも、このタイトルだと科学書コーナーにいっちゃうんだろうなあ。
紙の本
化学への誤解を正し、化学の面白さをわかりやすく伝授
2002/05/29 18:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:橋本公太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者のシュワルツ博士は、10歳の時に化学マジックにはまって以来、日常生活すべてが化学と関係することに気づき、化学の面白さのとりこになった。そして、化学は難しい、化学は危険だと拒否反応を起こす人たちに、「化学」が「日々の役に立つだけでなく、わくわくするほど楽しいものであり、うっとりするほど魅力にあふれたもの」だと伝えたくて筆をとった。その結果、化学の面白さをわかりやすく伝えるのにうってつけの本ができあがった。
この本のすばらしいところは、化学をまったく知らない人にも読みやすいように、非常に努力している点だ。食品、健康など身近なことから、自然と化学に結びつくように展開する。そして話は、怪僧ラスプーチンのような歴史的な話題や、南太平洋のタンガロア神のような民族的話題などへも膨らんでいく。また67の話題それぞれが一話完結なので、どこからでも読める。さらに、化学記号を使わずに、化学者から見ても正しく説明をしているのだ。
折に触れ、世の中の化学に対する誤解を正そうとしている点もすばらしい。誤解の一つに「天然神話」がある。日本と同様にカナダやアメリカでも、「化学物質」は「有害な物」であり、化学物質の対義語は「天然」や「有機」だと思っている人が多い。カナダのヘアケア商品の中には、「化学物質を使わず、天然の原料のみを使用した」との宣伝文句も見受けられるそうだ。博士は、このような「天然神話」の誤りを正し、すべての物は化学物質で作られ、天然でも健康によいとは限らないことを、終始述べている。
原著が出版されたカナダでは、三人のノーベル化学賞受賞者から絶賛された。本全体からにじみ出る、化学の面白さを伝えようとする姿勢が、化学者に支持されているのだ。化学者の端くれである私も、この本を皆様に(特に、みのもんたの昼の番組を見ている皆様に)お勧めしたい。
(橋本公太郎/東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻 助手 http://www02.so-net.ne.jp/~hashi/kohtaro/index.html)
【目次】
はじめに
第1章 魅力たっぷりの化学物質たち
第2章 化学に乾杯
第3章 化学の犯罪
第4章 健康と病
第5章 掃除と洗髪と洗剤の化学
第6章 科学?それともニセ科学?
第7章 お尻が肝心
訳者あとがき
索引
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