- 発行年月:2002.5
- 出版社: ホーム社
- サイズ:21cm/144p
- ISBN:978-4-8342-6162-2
岸辺の唄 (Eyes comics)
岸辺の唄
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紙の本
鬼人とヒトとの共存
2002/07/16 16:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジックな今さんワールド。時代も場所も不明瞭な世界で、人々は懸命に日々を生きている。王様あり、水乞いの儀式あり、300年以上生きているという予言者・巫女あり… なかでも特徴的なのは、「人」と「鬼人(きじん)」が共存するという世界観。鬼人とは言っても色々おり、見るからに恐ろしい異形のもの、獣形のもの、一見まったく人と変わりないもの…。「鬼人は殺しても死なない」とされるが、その心根はヒト同様、良き者もあれば悪しき者もある。ヒト、鬼人、そして神らの繰り広げる幻想的なオリエンタルファンタジー。ぜひご一読を!
紙の本
とても144ページしかないとは思えない濃厚さ
2002/07/05 00:08
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投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間と鬼人(きじん)が住むアジアンチックな異世界を舞台にしたファンタジーロマン。水乞いの儀式のために孤児のスリジャは、遥か遠い翠湖に住むという水の神様・河伯の捧げ物として不思議な雰囲気を持った四泉の生き残りエン達と旅をすることになるが…。収録作3編ともにエンが登場するものの、話はガラリと変わってそれぞれの濃い内容と世界観にどっぷり漬かれて楽しめます。なんとも不思議で怪しい魅惑の一冊、オススメです(HP作りました)。
紙の本
今市子、東洋ファンタジーもイケル。
2002/06/18 12:37
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投稿者:さじまつきこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
定番「百鬼夜行抄」をおいておくと、どちらかといえば西欧ファンタジーの多かった今市子氏。
ご自身の解説では“三国志”と“グリーンデスティニー”(の衣裳)を参考にした“インチキファンタジー”とのことだが、確固たる世界観と交錯する人間関係、それをこまやかに解きほぐす手腕はまさしく今氏の本領。カタカナが覚えられないファンタジー嫌いのわたしでも、楽しく面白く読めました。絵、もちろんきれいですよ〜〜〜!!
紙の本
胸に染みるロマン
2002/06/12 05:45
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投稿者:葵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
旱魃(かんばつ)に苦しむ人々を救うため、領主の娘の身代わりに、水乞いの儀式に行かされることになった少女、スリジャ。その儀式では、神のいる湖まで少女の小さな足で一歩一歩歩いて行かなければならない。同行する不思議な青年エン…二人の物語はこうして始まりました。
今市子さんの作品はどれも大好きですが、私は特にこのお話を気に入っています。
真の儀式とは? 最後にスリジャが願ったものは?
そして、なぜ、一歩一歩歩いて行かなければならなかったのか。
その意味を知ったとき、心の中にじんわりと、命の暖かさが染み渡るような気がしました。
このシリーズがこれで終ってしまうようなのが残念です。
もっともっとこの世界のお話を聞きたかったなあ!
今市子さんファンの方はもちろん、そうでない方にも、絶対オススメの一冊です!
電子書籍
生死を分けない
2021/10/23 04:33
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間と異形の存在が共存共栄する世界観は、著者の代表作「百鬼夜行抄」にも繋がるものがあります。ノスタルジックな風景の数々にも癒されました。