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紙の本
目からうろことはまさにこのこと
2010/11/22 15:47
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マッシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
要件定義に興味があった。この本が良いとの評論で買い込んだ。
平成の民法大改正前の条文についての要件定義である。(担保物権の箇所はないので条文の違いはほとんど感じられない。)
冒頭に民事訴訟について攻撃防御に関する難しい記述がある。やはり、法律に携わる人たちは頭が良い、と感心する。
勉強が足りないところなので後で読む。総則も飛ばし債権の売買555条から読み始めた。他人物売買560条に至り、おっと思った。
(二)売主甲、買主乙間で第三者丙所有の物を目的として売買契約を締結した後、甲が乙に対して右売買代金を請求する場合、甲は、請求原因として、
甲と乙とが売買契約を締結したこと
主張立証すれば足りる。
と書いてある。(え、これだけで良いの?) 以降、端的で説得的な説明がある。
要件定義に関して、教科書に羅列された項目を押さえれば良いと思っていた。びっくりした。教科書にこんなこと書いていない。
全部は書けないが、読みながら、うんうん、と思った。要件定義は裏づけされた物の蓄積である。条文の読み方が180度変わった。
本文は簡潔である。無駄な記述はそぎ落とされている。感心する。
資格の勉強で法律を勉強される方は、こういった良書を見つけられれば独学が可能と思われる。
本はハードカバーできれいな箱に入っています。長い使用に耐えます。