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百鬼園随筆(新潮文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 58件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2002/05/01
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/362p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-135631-9
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

百鬼園随筆 (新潮文庫)

著者 内田 百間 (著)

百鬼園随筆 (新潮文庫)

637(税込)

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みんなのレビュー58件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

イヤだからイヤ

2002/05/10 14:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大島なえ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この「イヤダカライヤダ」という名文句だけでも、知っている人も少なくないだろう。
かなり前に出された随筆を集めて新しく漢字も当用に変えて、とても読みやすくなっている。文章がいつまでも面白いから、それだけでも飽きないが、この漢字かなの読みやすいのは良いな。
自分がなりたくない、したくないことは借金まみれの生活であれ、誰にこれでお金の苦労せずに済むよといわれようと、いやだからしない。恐ろしい頑固者だが、そんな自分をときには見つめてうんざりする。
百鬼園先生、パワー全開の一冊。

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紙の本

復活!

2002/05/29 11:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もくもく - この投稿者のレビュー一覧を見る

黒澤明監督の映画「まあだだよ」でも知られる百間。ただの変なおじさんなのかというととんでもない。この人ほどの随筆の名手はいません! 偉大な人です! 
これは昭和八年刊行の第一随筆集です。旺文社文庫からでていて絶版になっていたものが復活!
味わい深い思い出をつづった楽しいもの、グッとくる借金にまつわるものなど内容は色々。特に、借金では本当に苦労したようで、「無恒債者無恒心」のような借金自慢は笑えるけれど、結構シビアなものも。だけど、まさに百間的と言うしかないこの文章のノリは好きな人はたまらなく好きなはず! 読んだあとはおなかいっぱい、大満足! という感じです。百間の随筆は様々な編纂があるので、中には読んだことがあるものもありましたが、これは百間自身が並び方をセレクトしたものだそうです! そう考えてよむと、ううむ、更に味わい深い。

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紙の本

透明な目で綴られた心象風景

2002/07/27 19:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 百鬼園先生は、顔は怖いが文章は繊細で美しい。日本人として当たり前のように日本語を使ってはいても、正確な文章、理知的な文章、それでいて情感溢れる文章を書くのはとても大変なことだというのが、百鬼園先生の作品を読むとよくわかる。日記のようでいて日記でない、エッセイのようでいながら批評である、そんなテクスト群たちが集合したこの本は、ある意味「文章読本」と呼んでも差し支えのない面白さだ。例えば「手套」というテクストの透徹さなど詠嘆ものである。

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紙の本

透徹した観察眼と豊かな知識に裏打ちされた極上のユーモア。ちょっとニヒル

2004/01/23 15:11

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pipi姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 内田百間(百鬼園)のユーモアのセンスや文体は師の夏目漱石譲りだと感じるのはあながち間違いではないだろう。自分自身を嗤い、世間を嗤う、そのユーモアには漱石と同じ、偏屈者の粋が感じられる。

 随筆集だから出来不出来が確かにあって、爆笑ものあり、含蓄深いもの、ハラハラドキドキものあり、かと思うとなんということなく読み飛ばしてしまうようなものもある。が、とにかく全編これ笑いに溢れていて、その笑いの向こうに寂寞感も漂い、読者の喜怒哀楽を誘う。

 随所に名言・迷言があり、また卓抜な社会観察眼が窺えるのにはうなってしまう。借金王百鬼園先生は、借りた金は別の借金の返済のために使うという、今で言えば「サラ金地獄」にはまっているのだが、この借金を描いたくだりは白眉である。

 「金は物質ではなく、現象である。……金は単なる観念である。決して実在するものでなく、従って吾人がこれを所有するという事は、一種の空想であり、観念上の錯誤である。……金とは、常に受け取る前か、又はつかった後かの観念である。受取る前には、まだ受取っていないから持っていない。しかし、金に対する憧憬がある。費った後には、つかってしまったから、もう持っていない。後に残っているのは悔恨である」

 内田百間がマルクスを読んでいたとは思えないが、貨幣の物神性をものの見事に言い当てている。しかもそれが、自らの借金生活の言い訳のために思いついた洞察というところがおもしろい。

 わたしはこの本を通勤電車の中で読んでいて、声を出して笑いそうなのをこらえるのに苦労した。「梨の腐ったのが林檎で、林檎の腐ったのがバナナ」などという噴飯ものの科白はどこから湧いて出るのだろうと可笑しくってしょうがない。
 と同時に、百間の随筆にはある不安が底付いている。ドストエフスキーの『二重人格』や『地下室の手記』を読んだときのような不安、言い換えれば、道を踏み外していきそうな不安、だ。百間本人は世の中を斜に構えて見ているのだが、そのはずし方が微妙で、「斜に構えられた世間」の目から見れば、危なっかしくてハラハラする。読者は「百間の目」と「世間の良識の目」の双方を行き来して感情移入してしまい、宙ぶらりんの不安感を味わう。
 偏屈を通そうとするにはそれなりの矜持が必要であり、百間の随筆には悲しきインテリの矜持と自嘲が垣間見える。

 新字体、新かなづかいに直された本書はたいへん読みやすく、お奨めの一冊といえよう。できれば、各随筆の初出年月を書いてほしかった。わたしは書かれた時代背景とクロスオーバーさせながら文章を読むたちなので、こういう情報があればありがたいと思う。
 そういう意味では、巻末の川上弘美の「解説」は全然解説になっていなくて、何の役にも立たない。有名作家に文庫本の解説を書かせることが流行っているのかしらないが、川上弘美の文章自体はおもしろいけど、内容は解説ではない。どうせなら作品解説、というか、「解題」を付してほしい。

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紙の本

読者に迎合しないマイペースとギャップが愛おしい

2011/04/14 18:22

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る

 読み始めて思うのは、飄々とした文章がユーモラスな味わいを滲ませていることだ。真面目な話でも、間抜けな自分の暴露話でも常にペースは変わらず、読者が食いつこうがつくまいが、「面白いんだ。ふーん」とさっさと前へ進む。読者のことなど我冠せず、そんなマイペースぶりが魅力なのである。そしてさらに魅力を高めているのがギャップである。

 本書を手にとって間違いなく目を引くのが、表紙に描かれた百間の肖像画である。恐ろしく下手くそで、『ぐるぐる』によって不思議度が増しているその肖像画は、「見て、おじいちゃんの絵を描いたよ」、「どれどれ、上手いじゃないか。よしよし随筆本の表紙にしてやるぞ」と、孫と祖父のやり取りを想像させるものであり、さてそのおじいちゃんはどんな顔かなと表紙をめくってみれば、そこには恐ろしくむっつりとした堅物丸出しの人物が写っているのである。このギャップにやられてしまった。この随筆集に散見されるギャップが愛おしい。それでも著者は、つれなく話を進めていくのだ。ところで、この表紙の絵を描いたのは芥川龍之介である。

 このギャップの基本にあるのが堅物丸出しの百間の写真なのだが、士官学校や大学の教授というお堅い肩書きによって、さらに堅物度が増す。それに相対するのは、彼の子供っぽい言動であり、それを大真面目に淡々と綴るギャップにたちまちやられてしまうのは、前に書いたとおり。借金を返さなければいけないから給料日はイヤだの、目は字を見るための物ではなさそうな気がするだの、人間の手は字を書くのに使うものではなさそうな気がするだの、四十七士がきらいだから縁のある泉岳寺もきらいだの、妙な理屈をこねくり回す。これが教授の言うことか、なのである。

 収録されている随筆は、子供の頃を綴ったものから、師である漱石の思い出話、教授時代の事、貧乏話など多種多様。分かりづらい比喩など使っていないから、いたって読みやすい。ストレートな文章ながら、滋味の感じられる作品を収録しているのが本書の妙味である。

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2004/09/23 23:56

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2005/09/24 21:18

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