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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.5
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま学芸文庫
  • サイズ:15cm/351p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-480-08698-6
文庫

紙の本

母権制序説 (ちくま学芸文庫)

著者 J.J.バハオーフェン (著),吉原 達也 (訳)

母権制序説 (ちくま学芸文庫)

税込 1,320 12pt

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収録作品一覧

自叙伝 7-78
女権制の本質 79-144
母権制序説 145-274

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 3 (0件)
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紙の本

ミッシング・リング

2002/11/30 22:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まだ回顧するには早すぎるかもしれないけれど、今年の前半は『マッハとニーチェ』(2月)、後半は『海辺のカフカ』(9月)が忘れ難い本の代表になりそうで、それぞれたくさんの書物の渉猟へと駆り立てられる起爆剤となった。この二つの本を結ぶミッシング・リングを指し示してくれたのが『母権制序説』である。

 まずバハオーフェン自身がマッハやニーチェ(やカフカ)とともに「世紀転換期」の思想状況の渦中にあった人物だし、アプロディテ的娼婦制からアマゾン的女性支配を経てデメテル的母権制へ、そしてディオニュソス的女性支配を介在させながらアポロン的父権制へと推移する錯綜した闘争の叙述は、もう一つのヘレニズムともいうべき現代(帝国の時代)の根底に蠢くものをくっきりと浮き彫りにしている。

 すなわち、上山安敏氏が解説に書いているように「あらゆる文明を動かすことのできる梃子は宗教」なのであって、「バハオーフェンは女性支配の日常面を母権制とみ、宗教面を密儀とみて、母権制と密儀とは生活様式の表裏一体と考えている」。ミッシング・リングはこの「密儀」に根ざしている。それは強いて言えばロマン主義の後に来るもの(たとえば「特性のない男」)、つまり性差の発見と歴史=物語の消尽と無意識の露呈の後に来るもの(たとえばグノーシス的単性生殖へと回帰する「第三次形而上学的変異」)なのではないかと私は考えている。

 補遺。河合隼雄氏は「境界体験を物語る」(『新潮』2002年12月号)で『海辺のカフカ』を「偉大な物語小説」であるとして、カフカ少年がエディプスと違うのは神ならぬ父親から自分の運命を聞かされたことにあると指摘している。

 『母権制序説』でもっとも刺激的だったのはアイスキュロス『オレステイア』三部作の母殺し(父アガメムノンを暗殺した母クリュタイムメストラを息子オレステスが姉エレクトラと謀って殺害する)をめぐる論述で、バハオーフェンによればアポロン的父性原理の勝利を告げるオイディプス神話はオレステス物語の補完・続編である。

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2014/01/12 12:27

投稿元:ブクログ

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