チャイナ・イリュージョン （中公文庫）

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投稿者：柿右衛門　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

田中芳樹といえば創竜伝、銀河英雄伝説、アルスラーン戦記なんかが有名である。
しかし最近は中国物が多くなってきた。


この物語は、中国の様々な英雄を題材にした短編と、田中芳樹と中国に関する人との対談からなっている。
短編集は、中国に対する知識がないと最初はちょっときつく感じるが、読みすすめていくうちに純粋に物語りに引き込まれていく。
対談では、田中芳樹の中国に対する思いなんてのがすごく伝わってくる。
それは読者を中国への興味へひきこむのに十分なものである。

三国志、水滸伝がすきで、何かほかに面白いのはないのかなあと探している人や、
創竜伝とかは好きだけど中国物はなあなんて思っている人にお勧めの１作である。

これをきっかけに中国にどっぷりはまりそうでちょっとこわいが。