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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 7件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.5
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/528p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-211197-7

紙の本

環蛇銭

著者 加門 七海 (著)

その古銭に触れた者は終わりなき呪いの連鎖に組み込まれ、2度と逃れることは叶わない。おれは、触れてしまった。あの呪いの古銭に。親友と自分自身を救うため、八百比丘尼伝説の迷路...

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環蛇銭

税込 2,420 22pt

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商品説明

その古銭に触れた者は終わりなき呪いの連鎖に組み込まれ、2度と逃れることは叶わない。おれは、触れてしまった。あの呪いの古銭に。親友と自分自身を救うため、八百比丘尼伝説の迷路に迷い込む青年が得た恐るべき真実とは?【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

加門 七海

略歴
〈加門七海〉東京墨田区生まれ。92年「人丸調伏令」で作家デビュー。以後伝奇小説、フィールドワーク作品を中心に活躍。著書に「大江戸魔法陣」「晴明。」「呪の血脈」「おしろい蝶々」など。

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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

数々の魅力的な史実を盛り込んだミステリー

2002/06/30 00:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:藍桐 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 八百比丘尼、義経伝説、常陸坊海尊など等、出てくる歴史的事実はミステリーファンではない読者をもひきつける。主人公がこれらの歴史的事実を全くと言っていいほど知らない人物なだけに、周囲の登場キャラクターが主人公に対して細かく説明をしてくれる。主人公への説明を読んでいれば、歴史が苦手だという読者もちゃんと理解できるように構成されているところも素晴らしい。
 日常を懸命に生きることを捨てた登場人物達が一つの呪いを通してだんだん必死になっていくその様は、やはり日常を生きている読者に少なからず共感を与えるだろう。呪いという要素が物語り全体にホラーの雰囲気を持たせているから、ミステリーホラーのような作品に歴史的事実が加わって本当に奥が深い物語になっていた。
 そして、たどり着く意外なラストシーン。

 評価が満点ではないのはこのラストシーンがあまりにも突飛で私にはあまりいい終わり方だとは思えなかったからだ。
 だが、そこは賛否両論あるだろう。あれだけ伝説、史実、呪い、様々な要素を盛り込んだ物語だからこそその突飛な終わり方がふさわしいと思う読者もいるはずだ。
 意外なラストシーンが好きという方は是非。

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紙の本

カバーデザインとタイトルは抜群にいい。本のつくりもていねいだし、ずっしりくる重さが手にしっくりして、これもいい。出だしも悪くはない。ただし、中盤で失速する。勿体無いはなしである

2004/04/01 20:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「宝探しと墓掘りの夢を抱きつづけたまま29歳の若さで逝ってしまった須賀裕一。雨の夜、修の前に現れた、薄汚れた身なりの老人は、自分が裕一だと名乗る」伝奇小説。環蛇という言葉が、正式なものかは知らないけれど、ヨーロッパにある自分の尻尾を加えて円を描く蛇「ウロボロス」を思ってもらえばいいらしい。

仕事に就いては、上司や周囲に反発をして、退社を繰り返し、今は食べることもやっとの暮らしぶりの修は29歳。実家は寺の住職。檀家から巻き上げた金を女遊びに注ぎ込む父親が嫌で、今は1人住まい。彼が思い出すのは、同い年で死んでいった須賀裕一のこと。友人ではなかったものの、周囲からは仲が良かったと思われていた二人。裕一は宇宙船や古代の謎、宝捜しと墓掘りの夢を抱いたまま、逝ってしまった。

雨の夜、新宿で見かけた裕一そっくりの男のことを思っていた修は、彼の部屋の窓ガラスをたたくものがいることに気付く。浮かび上がったのは、見知らぬ老浮浪者の姿。手を差し伸べる男は「オサム」と彼のことを呼びながら、自分は裕一だと名乗る。オサムの好物までも、知っている老人は、自分が裕一である証拠は、実家の書棚に残された研究日誌に書いてあるという。

久しぶりに訪問した裕一の家。書棚からこっそり抜き出した日記には、椿神社古墳発掘に加わった様子が。そして、古墳では先代の宮司が自殺をしていた。裕一の靴の裏に張り付いていた血まみれの古銭。彼の夢に現れた、見知らぬ老人。信じる気はないものの、修は老人が裕一ではないかと思い始める。

老人が持っていた古銭を持ってコイン商を尋ねるが、彼らは怯えたように口を閉ざし修を邪険に扱う。ただ1人、彼の話に耳を傾けたのが上野に店を構える佐伯だった。いかにも人を見下したかのように修を扱う男は、しかし決してその古銭に手を出そうとはしない。彼がこっそり見せてくれたファイルには、先代が記録した古銭の写真が。それは修のものと似通っていた。

人魚の肉を食べ不老となったと言われる八百比丘尼、それに似た白比丘尼とは。凍りつく宮司。林立する体温計。水銀の謎。吸血鬼伝説。高野山から京都、そして若狭への旅。出羽三山の清悦寺。体を奪われ、現在の体は病み衰え死を迎えようとしている裕一の恐怖。そして、裕一の体を奪ったものが、次の宿主の候補にするのは。

伝奇小説の若き書き手として、期待される作家だがどうも中途半端な気がする。登場する女性は、刺身のつまみたいなものだし、魅力的な人物造型がないのもだが、やはり問題は肝心の話。目の付け所はいいけれど、既に誰かが先に手をつけていて、それを超えることがない。タイトルも出だしもいいのに、あっさりと八百比丘尼に結び付ける、もうそれだけで手垢にまみれた話になってしまう。もったいないことである。

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紙の本

惜しい

2018/06/03 16:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

様々な伝説を織り込んだホラー作品。最初はじわじわと異界へ押しやられるような怖さがあったけど上手く着地できずに終わってしまった感じ。

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紙の本

神社から発掘された古銭に掛けられた呪いとは?伝奇ホラーの秀作

2002/06/03 22:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:迫水由季 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 29歳の修と裕一。辿ったコースは違ったが、社会に適応しきれず現実から逸脱しているという点では似ていた。彼らのつきあいは長年にわたって密でも疎遠でもなかった。親友——ではなく「ロクデナシ同士」の幼なじみだった。

 裕一は考古学に興味を持ち、「椿神社古墳」の発掘に携わっていたが、ノイローゼを患い、急性アルコール中毒で死んだ。
 葬式の一ヶ月後、修は街中で裕一に似た男を見かけて、ふと火葬場で焼けた骨が出てこなかったことを思い出す。死体の消失。早すぎた埋葬。まさか、裕一は生きかえったのだろうか?

 その夜、修の家の窓を叩く醜悪に老いた男がいた。老人は「俺は裕一だ。助けてくれ」と言う。「俺の体を取り戻したい」と。……そんなことが信じられるわけがない。しかし、話を聞くうち、現実に起こったことだと思い知らされる修。裕一が発掘現場で拾ったという古銭——環蛇銭が原因なのか。

 環蛇銭について調べを進めるうちに、裕一にかけられた呪いは、修と古銭商の佐伯へも波及していく。「ウロボロスの蛇」のように連鎖して閉じている呪い。これを解決しなければ、次は自分がやられてしまうという恐怖が修たちを襲う。
 椿神社古墳、八百比丘尼(やおびくに)の伝説、ドラキュラ、環蛇銭。それらを繋ぐ「呪いの根元」は何なのか。三人はそれぞれの思惑を抱えながら、真相を究明しようと試みるのだが……。

 本書は修の一人称で語られている。登場人物たちは年齢のわりには幼い感じなのだが、だからこそ理屈ではなく単純に本能のまま行動して、脅え、苦悩し、立ち向かっていく。そんな彼らに同化し、読者は作品世界に一気にひきずりこまれることだろう。

 印象的だったのは「赤」色の描写だ。随所に見られるのだが、どの場面でも尋常ならざる美と恐怖を湛えて、読む者に迫ってくるのである。
 人間関係のトラブルなど因果関係が明白なケースは、まだマシだ。本書に描かれるように、まったく身に覚えのない呪いの連鎖に、本人も気づかないまま巻き込まれていた……というケースは、明確な理由がわからないがゆえに最も怖ろしいといえるかもしれない。
 伝奇とホラー——両方の醍醐味を味わわせてくれる魅力的な作品である。 (bk1ブックナビゲーター:迫水由季/役者・ライター)

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2008/06/05 03:15

投稿元:ブクログ

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2009/05/13 20:12

投稿元:ブクログ

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2019/05/22 23:23

投稿元:ブクログ

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