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叩かれる女たち テクスチュアル・ハラスメントとは何か
  • みんなの評価 5つ星のうち 1 3件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.6
  • 出版社: 広済堂出版
  • サイズ:21cm/246p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-331-50880-3

紙の本

叩かれる女たち テクスチュアル・ハラスメントとは何か

著者 長谷川 清美 (著)

ものを書く側・書かれる側への新たな性差別=テクハラについて、評論家小谷真理が起こした裁判や田中真紀子ら女性政治家の書かれ方の分析、上野千鶴子らによる座談会で本質を提示する...

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叩かれる女たち テクスチュアル・ハラスメントとは何か

税込 1,870 17pt

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商品説明

ものを書く側・書かれる側への新たな性差別=テクハラについて、評論家小谷真理が起こした裁判や田中真紀子ら女性政治家の書かれ方の分析、上野千鶴子らによる座談会で本質を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

長谷川 清美

略歴
〈長谷川清美〉1965年北海道生まれ。法政大学文学部地理学科卒業。99年『週刊金曜日』にテクスチュアル・ハラスメント特集記事を執筆後、テクハラ裁判を追い続ける。食品販売の社長業を営む。

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みんなのレビュー3件

みんなの評価1.0

評価内訳

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紙の本

自己目的化するフェミニズム

2004/08/20 01:49

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小谷野敦 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 巻末の座談会に上野千鶴子が出席している。上野は、これより前に出た小倉千加子との「ザ・フェミニズム」で、結婚とフェミニズムは相容れないと言っているが、だとすると、巽孝之と小谷真理が「夫婦」であることから起きた事件で「フェミニスト」として戦う小谷の側に立つのは端的に矛盾である。
 また上野は言う。小谷野敦は私信の公開をしょっちゅうやっていると。小谷は「不法行為じゃないかな」と言う。民法709条は魔法の杖じゃないのだよ。裁判官でもないのにこのようなことを言うのはそれこそ不法行為、名誉毀損である。訴えようか。そもそも、私的なことがらならず、公的な内容を公表するのを嫌がるのは、あなた方が「裏取引」をしようとするからである。
 紫式部以来多くの女性文学者はいたが、「男が書いた」などとされた例がどれほどあるというのか。巽ー小谷のあまりの一心同体ぶりが引き起こした揶揄を「運動」のネタにするほどに、「学問フェミニズム」はやることがなくなっているということである。社会的正義を実現したいなら、実践をやればいいのであって、こんなつまらぬことで騒ぎつづけるのは、見苦しいと言うほかない。

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紙の本

愛と幻想のフェミニズム

2002/06/03 17:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みゆの父 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本当に日本のフェミニズムは「危ない」(一一頁)んだろうか。僕は、男女共同参画社会基本法ができたくらいだから、フェミニズムは定着したと思ってたけど、そうでもないらしい。そのせいか、アカハラ(アカデミック・ハラスメント)とか、テクハラ(テクスチュアル・ハラスメント)とか、やたらとフェミニズム関係の造語が目立つ。

それにしても、ハラスメントって、よくわからない。被害を受けた側の主観だけで成立する現象らしいから、あったのか否かさえ霧の中。ましてテクストのハラスメント略してテクハラになると、何が何だかわからず、まさに愛と幻想の世界。そんななかで、「ジェンダー中級者」(二四一頁)を自称する長谷川さんが「テクハラのケーススタディ」(一三頁)として書いたのがこの本だ。それによると、テクハラとは「男風呂にはいってこようとする女性に対するバッシングであり、セクハラの活字バージョン」(二五頁)らしい。でも、別のページにはテクハラは「被害者は女性で加害者は男性、という絶対的な図式があるわけではない」(二三頁)と書いてあって、愛と幻想の世界は深まってくのだ。

さて、この本の前半は、原告の小谷真理さん(評論家)と被告の山形浩生さん(評論家)の間で争われた裁判と、女性国会議員に対する週刊誌の取り扱いをルポルタージュする。とくに目新しいことは書いてないけど、テクハラって視角から切ってみせたのが新しいんだろう。でも、新しい視角から見ると、逆に、みえなくなる点もある。たとえば、長谷川さんは女性週刊誌が料理をよく取り上げるのは「オヤジの懐古趣味」(六三頁)だって断言するけど、女性読者の主体的なニーズを無視していいってことにはならないだろう。

この本の後半は、小谷真理、上野千鶴子、斉藤環(精神科医)、北原みのり(エッセイスト)といった、そうそうたる面子をそろえた座談会、だったはずが雑談会。たとえば、上野さんはある社会学者を「一応フェミニストの顔をして」(一七六頁)とテクハラ兼アカハラまがいの表現をするかと思えば、「言ったというだけで不法行為になる」(一九二頁)と自ら認めるテクハラを「私自身はしょっちゅう……やってるんですよ。オヤジ攻撃やオヤジ侮蔑」(二三二頁)と告白する。しかも「家父長制に対する反撃ですから、私としては正当な行為」(同頁)だって正当化するけど、目的が手段を正当化するなら苦労しないよなあ。小谷さんは小谷さんで、これまた「男のフェミニスト学者って、気持ちが不安定なのかな」(一七八頁)ってテクハラまがいの放言をするし、困った座談会だ。

ずいぶん昔だけど、小倉千加子『松田聖子論』(今は朝日文芸文庫)を読んでフェミニズムの切れ味の鋭さに驚き、アイドル本と間違えられながらも、周りの人に薦めてまわった記憶がある。それから一〇年以上経って、この本を読むと、たしかに日本のフェミニズムは退化してて「危ない」のかもしれない、って気になってくる。

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紙の本

対抗言論って言っても…

2002/11/29 13:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マフマフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

オルタ事件については、とりあえず対抗言論ってことなので、こういった本が出ること自体は良いんじゃないでしょうか。ただ、この著者、以前、山形浩生氏とのメールやりとり(ネットで読めます)で、こてんぱんに貶されたことが影響しているのか、ちょっと的外れな指摘が多い。

 初めのほうで、女性作家などのアンケートの中(のうちの一人のもの)で、週刊金曜日初出時は山形浩生氏のケースについての意見だったものが、(著者が)前段を削除することでテクハラ一般の話に書き換えるってことをやってるんですけど、いくらなんでも、ひどくないですか。テクハラとか言ってる人達がやりますかね、こういうテクストの改変を。

 あと、法律論を語るなら、最低限の法律学を知っていて欲しいです。座談会で、「法人に人権がある」って論法について「一同唖然」ってなってますけど。人権の性質上可能なかぎり、法人にも人権が及ぶってことは、憲法学の超基礎で、判例もばっちり認めてるし、学会でも圧倒的多数説なんですけどね。それこそ「唖然」って感じなんですけど。

 オルタ事件のほかにも、様々な女性政治家の叩かれ方についても書かれていて、それなりに根拠があることもあるのだけど、小渕優子って男性週刊誌でもすごい叩かれてたんですけど、明らかに自分たちの切り口に沿わないもんだから目をつぶってるとしか思えません。

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