紙の本
ちいさなピョン (講談社の創作絵本)
著者 串井 てつお (作・絵)
かえるになったばかりのピョンの大冒険! 近頃めっきり見かけられなくなった清流沿いの湿地で、生まれ育ったかえるのピョン。ピョンが捜す仲間のあまがえると出会えるかな? 一人で...
ちいさなピョン (講談社の創作絵本)
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
かえるになったばかりのピョンの大冒険! 近頃めっきり見かけられなくなった清流沿いの湿地で、生まれ育ったかえるのピョン。ピョンが捜す仲間のあまがえると出会えるかな? 一人で生きていけるかな?【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
串井 てつお
- 略歴
- 〈串井てつお〉1965年広島県生まれ。京都市立芸術大学美術学部美術科卒業。現在、読売新聞大阪本社にデザイナーとして勤務。「トカゲのすむしま」で第19回講談社絵本新人賞受賞。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
おたまじゃくしから、かえるになったばかりの、ちいさなピョンの冒険のおはなしです。
2002/07/26 15:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:作務 - この投稿者のレビュー一覧を見る
おたまじゃくしに、手がはえて、しっぽがとれて小さなかえるになった。ぼくと同じつち色の大きなかえるが「ギーコ、ギーコ」とないている、ぼくも、あんなに大きくなれるかな? つちがえるに名前を聞かれてさあ困った、ぼくには名前が無い、「さよなら!」ぴょんととんで気がついた。「きっとぼくの名前はピョンだ」つちがえるのピョンだと思ったのに、からだがまだらになってきた。
田んぼの中で「がる、がる」ないているのは、ぼくと同じまだらのかえる。「あなたは誰?」「とのさまがえるの、ガル。」「ぼくも、とのさまがえる?」「いいや、背中にすじがないようだ。」がっかりして、からだを見ると、すっかりみどりいろ。
嬉しくなって、ぴょん、ぴょんとんでいると、草むらで「りり、りり」ってないている、みどりいろのかえる、こんどこそぼくの仲間だ。ところが…。
からだの色が、次々かわる、かえるのピョン。仲間を探してとんでいくけれど、いつもちょっと違って、がっかり。やっと出会えた仲間はあまがえる。「雨をよぶのが、僕らの仕事」喜んで「くわっ、くわっ、くわっ」ないていると、さぎがえさを探しにやってきた。「かくれろピョン!」あわてて枯れ葉のかげに隠れたけれど、みどりのからだが目立ちます。「かわれ、かわれ、色かわれ」ピョンの願いは…。
かえるになったばかりの、ちいさなピョンの冒険のおはなし、絵がとてもきれいです。風の音、雨のにおいを感じます。今の時期にぴったりの絵本です。私は、蕗のはっぱの表紙と、危険が去って、みんなととぶ最後の場面が好きです。
『トカゲのすむしま』で第19回講談社絵本新人賞を受賞した、串井てつおの受賞後第一作です。
あかちゃん絵本 ランキング
前へ戻る
-
1位
-
2位
-
3位
-
4位
-
5位
-
6位
-
7位
-
8位
-
9位
-
10位
次に進む